« 2017年4月 | トップページ

2017年5月

2017年5月27日 (土)

(42)「相手を動かさないように自分が動くと下手になる(その2)」

こんにちは。

「接客、店員、客」等の言葉でネット検索すると、「店員の態度が悪い」というものと、「客の態度が悪い」という両方の意見がたくさん見られます。

「店員の態度が悪い」という意見は、客は「神様」と言われるくらい偉いのだから、店員は絶対に客に感じ良くしなければいけないという考え方が基本になっています。

一方、「客の態度が悪い」という意見は、客は神様ではなく、店員と客は同等なのだという考え方が基本になっています。

いったいどちらが正しい意見なのでしょうか?

いずれも正しくはありません。

日本のリアルショップには、店員と客は同等ではなく、客が上手(うわて)で、店員が下手(したて)という暗黙のルールが存在しています。

これは、決して遙か昔からある暗黙のルールではなく、戦後、日本の経済が著しく発展を遂げた時代に、店員と客の両者がお互いのメリットのために、お互いに了解しつつ生み出してきたルールなのです。

経済成長につれて、商品と店が急激な増加の一途を辿り、店同士が激しい競争を繰り返すようになると、それぞれの店の店員は、見知らぬ客をできるだけ多く迎え入れるために、進んで下手(したて)な態度を見せるようになりました。

激しい販売競争に勝つためには、客を上手(うわて)な立場にすることが有効であり、それは客にとってもメリットがあったため、広くその方法が受け入れられ、接客の基本となったのです。

ちょうどその頃、東京オリンピック(1964年開催)のテーマソングを歌った人気歌手・三波春夫さんが、舞台から観客に向かって「お客様は神様です!」と話したことがきっかけとなって、店にやって来る客(お客様)が「神様」ということになっていったのです。

つまり、店員が客に対して下手(したて)に出るのは、お客様が「神様」だからではなく、見知らぬ者同士が、束の間の間、良好な人間関係を結ぶための、日本の店ならではの創意工夫なのです。

そういう理由で、店員は下手(したて)に出るのが正しいのです。

同時に、客は「神様」だと威張ってはいけないのです。

さて、今日は、「お客様に代わってよく動くことによって、店員は下手になれる」というお話の後半です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(42)相手を動かさないように自分が動くと下手になる(その2)

このように、相手をじっとさせておいて自分がよく動く行為には、相手に対してへりくだっていることを表現する効果があるのです。

そのため、サービス業では、店員や係員が忙しく働く姿を客に見せることが大きな意味を持っています。


↓小走りに走る動き方…下手なイメージを強調して移動する。

23_3

 

なぜなら、一生懸命働いている店員や係員の姿は、それだけで客に優位を感じさせることができるからです。

また、よく、マメな男性は女性にモテるといわれますが、それは彼らが女性に対して多くの労働力を提供するからです。

彼らはよく働くということでへりくだって女性を立ててくれる上に、メリットのある様々なサービスを絶え間なく与えてくれるのですから、女性にとっては大きな魅力があります。

たとえハンサムな顔や長い脚や筋肉質の身体がなくても、高学歴や高収入でなくても、高価な品物をプレゼントすることができなくても、マメに会いに行ってあれこれ面倒を見てあげれば、高嶺の花を手中にできる可能性は大です。

次回の、(43)「繰り返し頭を下げる動きは相手を立てる」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

32.「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

33.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)」

34.「「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)」

35.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その3)」

36.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その1)」

37.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その2)」

38.「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その1)」

39.「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その2)」

40.「後ろに下がるだけで控えめになる」

41.「相手を動かさないように自分が動くと下手になる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月26日 (金)

(41)「相手を動かさないように自分が動くと下手になる(その1)」

こんにちは。

大抵の人は、相手に対して下手(したて)に出ると、相手になめられたり、相手をつけ上がらせたリしてしまうので、見知らぬ人にはむやみに下手に出てはいけないと考えています。

しかし、ほとんどの人が「
下手(したて)なアクション」に動かされるので、よく知っている人も全く知らない人も含めて、相手を動かそうとする場合には、意識的に「下手(したて)なアクション」を行うことが有効なのです。

だから、売れるセールスマンや営業マンや店員は、「
下手(したて)なアクション」をして、相手を上手(うわて)な立場にすることがうまいのです。

威張りくさった、つまり「
上手(うわて)なアクション」をしているにもかかわらず、よく売れるセールスマンや営業マンや店員にはお目にかかったことがありません。

かつての、行政のカウンターの公務員やJR(国鉄)の職員は、「
上手(うわて)なアクション」をしていたが故に、威張って仕事をしているように感じられたのです。

現在は、どちらも目を見張るほどサービスが良くなったと感じるのは、「
下手(したて)なアクション」をして、利用者を上手(うわて)な立場にさせてくれるからです。

サービス業に不可欠な「
お辞儀アクション」と「うなずきアクション」と「案内アクション」は、一瞬にしてお客様を上手(うわて)な立場にすることができる「接客三大アクション」なのです。

さて今日は、「相手よりも自分の方がたくさん動くと下手な立場になれる」というお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(41)相手を動かさないように自分が動くと下手になる

よく動く人とあまり動かない人では、どちらが偉いのでしょうか。

実は、私たちは、あまり動かない人の方が上位者だと感じます。

例えば、王様や貴族や社長は遊んでいるばかりでさっぱり働きません。

それに対して死ぬほど働かされるのはいつも貧しい労働者です。

 

23_4


前にも説明しましたが、権力者は基本的にサービスを受ける側なので何もしないでリラックスしていればそれでよく、あれこれお世話するのが下々の者の役目なのです。

どんな生き物も、できるだけ少ないエネルギーで生きることを目指しています。


↓「それは私が!」というときの立ち方(1)…下手イメージを強調する


23_1

つまり私たち人間も、根底では、できるだけ働かないで、楽をして暮らしたいと感じているのですが、その感覚が非常に強いために、私たちはよく働いている人を見ると、あたかもその人の地位が低いように感じてしまうことがあります。


↓「それは私が!」というときの立ち方(2)…下手イメージを強調する

23_2_2


例えば、食事のときにお代わりに気を配ったり、お茶やお酒を注いだり、小まめに空いた皿を下げる人は、あたかも同席している人に対してへりくだっているような感じを与えます。

ホームパーティーで主婦が席の温まるいとまもなく働くと、まるでお手伝いさんのように感じられてしまう原因はここにあるのです。

次回の、(41)「相手を動かさないように自分が動くと下手になる(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

32.「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

33.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)」

34.「「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)」

35.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その3)」

36.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その1)」

37.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その2)」

38.「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その1)」

39.「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その2)」

40.「後ろに下がるだけで控えめになる」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月25日 (木)

(40)「後ろに下がるだけで控えめになる」

こんにちは。

人の「前後の動き」には、手や身体を使って、

①前に向かってゆっくりと進む「
接近の動き

②前に向かって勢いよく進む「
突進の動き

③後ろに向かって素早く引く「
機敏の動き

④後ろに向かってゆっくり進む「
退避の動き

⑤前後にほとんど動かない「
不動の動き

以上の五つの動きがありますが、その内の④後ろに向かってゆっくり進む「
退避の動き」は、消極的で慎重すぎるというマイナスのイメージを表現する動きです。

しかし、この「退避の動き」も、特定の人間関係においては、大変有効に働く場合があります。

例えば、他人と争いごとになった状況では、ほんの少し「退避の動き」を見せるだけで、争う意志がないことを相手に伝えることができます。

もしも、争いの場でしゃしゃり出てしまうと、一触即発の状態を生み出して、非常に危険な状況を招いてしまいます。

また、組織の中で、大変な労力を伴う役割の人を互いに選出する状況では、静かに後ずさりをしながら少し後方に控えるだけで、はっきりと言葉で断らなくても、自分の気持ちを周囲に伝えることができます。

積極的に多くのことばをしゃべった挙句、相手から誤解されたり非難されたりするよりも、一言もしゃべらないで、やる気がないことを相手や周囲に伝える方がはるかに得策ということもあります。

そっと逃げることによって、争い事や大きな困難をうまく回避することもまた、人間関係の知恵の一つなのです。

このように、身体の動きが表現するメッセージをうまく使いこなせるかどうかで、その人の人生は大きく変わってしまいます。

さて今日は、「後ろにゆっくり下がる動き」を行うだけで、重要な情報を相手に伝えることができるというお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(40)後ろに下がるだけで控えめになる

へりくだる方法の一つは、力を抜いて頭を下げ身体を小さく見せることですが、後ろに下がるという行為もへりくだることにつながります。

なぜなら、後ろに下がると姿が小さくなるので、それだけでも身を小さくしたという情報を発信することができるからです。


22_1_2

 

「控えめにする」「出しゃばらない」ということは、文字通り、身体を後ろに引いて前に出ないということなのです。

「三尺下がって師の影を踏まず」ということばもあるように、誰かの後ろに下がる動きをすることによって、その人を立てることができます。


22_2

さて、私たちは二人連れの相手と対面すると、無意識のうちに二人の様子から両者の力関係を読み取ろうとします。

二人のうちどちらが上位なのかを知らなければ、うっかり下位の人を厚遇してしまい、後で恨まれることにならないとも限らないからです。

このように、人は自分と相手の関係同様、相手側の二人の人間関係にも大変敏感です。

そこで、ビジネスの世界などでは、相手の混乱を防ぐためにも、肩書通りの上下関係であることを示すことが大切なのです。

 

22_3


例えば上司と一緒に営業に行ったとき、部下の仕事の大部分は上司を立てるということです。

たとえ上司がどんなに無能であっても、上司をないがしろにしていると相手に感じさせるのは、決してできる部下の姿ではありません。

まず、基本的に上司を前に出し、自分は後ろに立つようにします。

入り口の出入りも上司を先にし、自分は後からついていくようにします。

それだけで、他人から見ると十分に上司を立てており、また、上司を尊敬しているように感じられるのです。

上司のお供でついていっている場合には、主に相手と話をするのは上司です。

いくら上司が頼りないからといって、上司が話そうとするたびに口を挟むと、営業先の相手から二人が敵対関係にあるように思われてしまうので注意が必要です。

しかし、どうしても言っておかなければならないことがあるときには、そのことを話した後で、「出すぎたまねをいたしました」などと言って一歩後ろに下がります。

後ろに下がる動きには、行動が積極的すぎて相手に脅威を与えたと思われるときに、それを緩和する効果があるので、それによって上司と自分との優劣の関係を修復し、また、営業先の相手にも安定をもたらすことができるからです。

また、サービス業の場合には、相手に商品やおつりなどを手渡した後や、案内や説明をした後に、そっと一歩下がる動きを使うと、へりくだった印象を強めることができます。

次回の、(41)「相手を動かさないように自分が動くと下手になる」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

32.「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

33.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)」

34.「「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)」

35.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その3)」

36.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その1)」

37.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その2)」

38.「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その1)」

39.「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その2)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月24日 (水)

(39)「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その2)」

こんにちは。

人が初対面の人に会った時、「直立不動」を保つと、なぜ礼儀正しい人だというイメージが伝わるのでしょうか?

人が前後や上下や回転の動きを、ほんの少しだけでも行うことによって、その人がどんな人であるかという情報が発信されます。

実際に、どのような動きがその人をどのように伝えるかということについては明確にされていないにもかかわらず、ほとんどの人が相手のわずかな身体の動き(身振り手振り=しぐさ)から、何らかの情報をキャッチします。

したがって、「直立不動」を保つことは、自己を全く表現しないで、相手を全面的に尊重するというメッセージを発信することになるために、礼儀正しい人というイメージが伝わるのです。

しかし、時間の経過とともに、話も弾み、お互いのことが少しずつ分かり合ってくると共に、身振り手振り(しぐさ)を交えて話し合うことが大切です。

そうでなければ、大変堅苦しい人だとか、本当は何を考えているのかさっぱりわからないというメッセージが伝わってしまうからです。

さて今日は、「身体をじっとしたまま、緊張を保ち続ける」と、礼儀正しい人だというイメージが伝わるというお話の後半です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(39)緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その2)

テレビのニュースなどの映像を見ても、各国の要人を守るSPや警察官は緊張した直立不動を保ち、要人自身はゆったりとした動きをしていることがよくわかるでしょう。

 

21_1_2


また、このように格式ばった動きをすると、個人の動きの特徴はほとんど表に出なくなります。

固有の動きは個人情報の最たるものですが、それを消して個性のない存在となることが、へりくだる行為につながるのです。

ところで、直立不動をへりくだったと感じる感性は、イスを中心とした欧米文化(偉い人はイスに座り、下っ端は立っている) から生まれたと考えられます。


21_2


例えば、欧米式のホテルのドアボーイやベルボーイ、また、高級レストランのウエーターなどは、常に直立不動で客を待っていますが、それは、直立不動が客を満足させる動きだと考えられているからです。

このような考え方は、日本でも軍隊や学校などにおいて教育されたために、かつて、百貨店を中心とした販売の現場で正しい接客方法として奨励されてきました。

しかし、物販店の場合は、買うか買わないかがはっきりしていない客にとっては、店員が売りつけようと待ち構えているように感じられたために、かえって店や商品から客を遠ざけるという弊害を生み出してきました。

一方、頭を下げて腰を低くすることがへりくだることだと感じる感性は、畳を中心とした日本文化(偉い人は分厚い座布団に座り、下っ端は畳に頭をこすりつけて平身低頭する) から生まれたものです。

同じ宿泊業や飲食業でも、日本の伝統的な旅館や料亭では、女将や中居さんは畳に座って挨拶をし、立っているときでも腰をかがめて挨拶や案内などの接客を行います。

ここでは、身体を低くすることが客を満足させると考えられてきたのです。

現代の日本は住宅もイス中心の生活になり、生活習慣も大きく変わりました。

そこでサービス業などでは、そうした状況に合わせて二つの方法を上手に使い分けることが大切なのです。

次回の、(40)「後ろに下がるだけで控えめになる」に続く。

 

(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ


【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

32.「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

33.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)」

34.「「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)」

35.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その3)」

36.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その1)」

37.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その2)」

38.「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月23日 (火)

(38)「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その1)」

こんにちは。

応募者の写真はもちろん、趣味や特技や応募理由などを見たり読んだりしても、「人は会ってみなければわからない」と大抵の面接官が感じています。

それでは、直接会って、応募者の何をチェックするのでしょうか?

おそらく、次の10個のコミュニケーション信号の内、面接官それぞれの裁量で、何点かがチェックされているに違いありません。

①性別・年齢信号
②容姿信号
③表情信号
④視線信号
⑤話し言葉信号
⑥音声信号
⑦動作信号
⑧空間利用信号
⑨接触信号
⑩におい信号

スマホが普及した近年では、事前に応募者の動画チェックをした上で、第一次審査の合否を決定している企業も登場しています。

さて、面接官が応募者に直接会って、一番わかることは、応募者の「リアクション」の仕方です。

応募者が面接官の質問をいかに聞き取って、いかに返答するか、その時の応募者の
身体の動き(身振り手振り=しぐさ)こそが、直接会って審査できる重要な材料です。

しかし、非常に残念なことは、応募者の身体の動き(身振り手振り=しぐさ)を正しく観察分析できる面接官は非常に少ないということです。

仮に応募者の方が、面接官の身体の動きをはるかに凌ぐ動きを持っていたとしても、面接官自身の身体の動きが欠落しているという理由によって、合否が左右されてしまうのです。

人の行動を決定づけている
「人の動き」の情報が、一日も早く明白になることを希望しています。

今日は、「身体をじっとしたまま、緊張を保ち続ける」と、礼儀正しい人だというイメージが伝わるというお話の前半です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(38)緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その1)

自分が劣位な状態であることを表現する方法には、大きく二つの系列があります。

一つは、先に説明したように、身体の力を抜いて身体を低く小さくすることで、もう一つは、反対に身体に力を入れて姿勢を正し、緊張したままじっと動かないでいることです。

二つは矛盾するようですが、前者は相手に対する敗北を表現し、後者は上位者ほど働く必要がないのでゆったりとリラックスし、地位が下がるほど緊張していなければならないということを反映しているといわれています。

↓だらだらしていたり、リラックスしていると、劣位を表現しにくい。


21_3



次回の、(39)「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる(その2)」に続く。

(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

32.「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

33.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)」

34.「「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)」

35.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その3)」

36.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その1)」

37.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その2)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月22日 (月)

(37)「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その2)」

こんにちは。

いつでも、どこからでも買い物ができる非常に便利なネットショップが、こんなにも普及しているにも関わらず、大勢のお客様がリアルショップに引きつけられるのはいったいなぜなのでしょうか?

それには二つの理由があります。

その一つは、自分が優位な立場になれる、唯一の空間だからです。

そこには、必ず劣位な立場に立つ見知らぬ店員が存在していて、いつでも自分(お客様)を優位な立場にさせてくれるのです。

自分が相手(店員)よりも優位な立場であることを認識できる快感は、生きてゆくために必要欠くべからざるものなのです。

もう一つは、店は店員の「
なわばり」という、非常に刺激的な空間だからです。

店員の「なわばり主張」のアクションに遠ざけられたり、店員の「なわばり解除」のアクションや他の客が生み出すサクラパワーに引きつけられたりしながら、商品を冷やかしたり買ったりするショッピング行為は、遥か昔の狩猟採集行為にも似た、非常にスリリングな楽しみを与えてくれるからです。

したがって、リアルショップの店員は、お客様を優位にさせる下手(したて)な接客アクションを提供する必要があります。

併せて、できるだけ「なわばり」を解除した店舗構造接客アクションを提供するべきなのです。

さて今日は、リアルショップにおいて「お客様の立場を優位にする」店員の具体的なアクションの仕方についてのお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(37)力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その2)

こうした現実を考えると、店員(係員・営業マン)がすべての客に対してきちんと劣位を表現することは、それ自体が金銭的な価値のあるサービスであることがわかります。

どんな立場の人でも、店で買い物をすれば「客」になることができます。客が無人の店や完全なセルフサービスの店から遠ざかり、店員がいる店を好むのも、劣位な店員がいる店こそが、人が無条件に優位になることのできる唯一の空間だからなのです。

従って店では、店員や係員が客よりも劣位であることを表現するためには、へりくだった動き方をすることが何よりも大切です。

※へりくだる時の基本姿勢

20_1_2

 

人間は相手の動きに敏感に反応するので、店員が動きによって自らの劣位を表現すれば、客は特に威張った態度をとらなくても、十分に優位な立場に立ったと感じることができるのです。

※へりくだった案内の仕方

20_2

 

力を抜いて身体を小さくしたり、頭を低くしたりすることは、劣位を表現する最も基本的な方法です。

※へりくだった物の渡し方

20_3

 

常にこのような姿勢をしている必要はありませんが、客と対応するときの要所要所にこのような動きを取り入れると、客の気持ちを盛り上げ、買い物に対しても充足感を感じてもらうことができるようになります。

かつて、日本人にとってへりくだるということは日常的な処世術でしたが、現代社会ではそうした技術は家庭や学校では継承されなくなってしまいました。

今日、そうした技術が受け継がれ教育されていくとしたら、それは意外にも販売の現場なのです。

次回の、(38)「緊張したまま不動を保つと、礼儀正しく感じられる」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

 

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ


【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

32.「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

33.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)」

34.「「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)」

35.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その3)」

36.「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月21日 (日)

(36)「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その1)」

こんにちは。

リアルショップにおいて、接客上手な店員は、店員自身を劣位にして、お客様を優位な立場にさせることが上手です。

それには、正しい「接客用語」と、正しい「
接客三大アクション」が不可欠になります。

お辞儀アクション」と「うなずきアクション」と「案内アクション」の、接客三大アクションの内の、「お辞儀アクション」についてご説明します。

(1)お客様を優位に感じさせる、正しい「お辞儀アクション」

①上から下にゆっくりと力を抜いて頭を下げ、下から上に力を抜いてゆっくりと頭をあげる「
協調の動き」を使ったお辞儀。

お客様の意見や要望を好意的に受け入れていることを表現するお辞儀アクションで、角度が浅くても、ていねいなイメージを与えます。

②上から下に勢いよく力を入れて頭を下げる「
攻撃の動き」と、下から上に力を抜いてゆっくりと頭をあげる「協調の動き」を使ったお辞儀。

自分の熱意ややる気とともに、お客様に対する好意を表すお辞儀。

(2)お客様を劣位に感じさせる、正しくない「お辞儀アクション」

①ゆっくり頭をさげても、上げる時に、下から上に力を入れて頭を動かす「
独断の動き」を使ったお辞儀。

ていねいなようでいて、お礼や感謝や反省の気持ちが感じられず、自分本位で高飛車なイメージがするお辞儀。

②上から下に力を入れて頭を下げる「
攻撃の動き」と、下から上に力を入れて頭を動かす「独断の動き」を使ったお辞儀。

威勢はいいが乱暴なので、一般的な店では使われないお辞儀。

③上から下に脱力して頭を下げる「
虚脱の動き」を使ったお辞儀。

普通の状況ではやる気がないお辞儀に見えるが、お詫びの場面では、深く反省しているように感じられる。

④上から下に脱力して頭を動かす「
虚脱の動き」と、下から上に力を入れて頭を動かす「独断の動き」を使ったお辞儀。

やる気がない上に、生意気な態度に見えるお辞儀。

以上のように、一見、誰でもができそうに思える「お辞儀アクション」も、個人の裁量に任せていては、ついつい店員自身が優位な立場にたって、お客様が劣位な立場であるように感じさせてしまうのです。

リアルショップにおいては、店員とお客様は決して対等な立場ではありません。

お客様が優位な立場だと感じれば感じるほど、お客様にとって買いやすくなったり、再来店したくなったりするのです。

さて今日は、「相手の立場を上にする身体の使い方」についてのお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

(36)力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その1)

二人の人間が出会ったとき、私たちは無意識のうちにどちらが優位でどちらが劣位かを見極め、それなりにうまい対応をとっています。

もちろん、人は誰でもできれば相手よりも優位に立つことを望んでいますが、明らかに負けているとわかる相手と争ってダメージを受けるよりも、初めから下手に出て共存を図った方がはるかに得策なので、不本意であっても下手に出る行為をとるのです。

二人の間の優位・劣位を決める条件は様々で、年齢、学校や職場などの経験年数、上司・部下、社会的な地位、体格や容貌の程度、特定のスポーツや技術のうまい・下手などが複雑にからまりあって、暗黙のうちに、そして微妙に決まっていくのです。

このような優位・劣位はいったん決まるとなかなか覆ることはありません。

友達同士の間などで、子供の頃に決まった序列を現在まで引きずっている人間関係も意外に多くあるものです。

さて、上のように二人の人間のせめぎ合いから決まるもののほかに、役割として、初めからはっきりと優位・劣位が決定されている関係があります。

それは、商売の関係、すなわち、客と店員(係員・営業マン)の関係です。


20_4

 

本来は説明するまでもなく、客が優位、店員が劣位なのですが、現実の人間関係の中では、先ほど説明したもろもろの要因が影響して、なかなかうまくこのような関係がつくれないことがあります。

そして、客と店員がうまく優位・劣位の関係をつくれないことが、客が店員に対して不満を感じる非常に大きな原因なのです。

人は誰でも優位になりたいという気持ちを持っていますが、残念ながら現実の人間関係の中ではなかなか思うようにいきません。

それは、もともと多くの人が劣位な立場にいるということも大きな理由ですが、反対に、優位な立場に立っているはずの人に対して、劣位な側の人間がなかなか満足のいく対応をしないことも大きな原因です。

例えば、有能な上司に対して、部下は往々にして満足のいくような対応をしません。

部下が無能であればあるほど上司との優劣の差は明らかになりますが、困ったことに、無能な部下ほどうまく上司を立てることができないという、非常に矛盾をはらんだ状況に陥ってしまうのです。

次回の、(37)「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

32.「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

33.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)」

34.「「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)」

35.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その3)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月20日 (土)

(35)「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その3)」

こんにちは。

リアルショップの店員の接客の基本は、代表的な「接客用語」を使って、お客様に対応することです。

※①「ありがとうございました」 ②「少々お待ちください」 ③「かしこまりました」 ④「申し訳ございません」 ⑤「お待たせいたしました」 ⑥「恐れ入ります」 ⑦「いらっしゃいませ」  ⑧「失礼いたします」 (以上が接客八大用語)

コンビニなどのセルフサービス方式のレジカウンターだけの短い接客においては、「接客用語」だけでも、店員としての最低限のサービスの提供はできますが、短い接客用語にたった一つの「動き」を加えるだけで、感動的な接客サービスを提供することができます。

それが、「
お辞儀アクション」なのです。

先ほどの全ての接客用語に、「会釈(15度)」程度の「
お辞儀アクション」を伴うだけで、「なんと感じが良い接客だろう!」という印象を与えることができます。

スーパーなどのレジカウンターで行われる、両手を組んだお辞儀の仕方がいろいろと物議をかもしていますが、「ありがとうございました」のお礼の言葉と共に、会釈程度の浅い「お辞儀アクション」をするだけで十分なのです。

店員の言葉に伴われる「お辞儀アクション」は、一瞬にしてお客様を元気にさせる、魔法のアクションなのです。

さて今日は、「リアルショップの店員のお礼の仕方」についてのお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(35)きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その3)

また、店員や係員が客にお礼を言うときには、客はお礼を言われることがよくわかっているので、激しい動きを使う必要はありません。


19_3

 

この場合は、力を抜いたへりくだった動きで頭を下げます。

高級な店の場合にはきちんとお辞儀をすることが必要ですが、一般的な店の場合には、あまりにもていねいなお辞儀は仰々しく、また混んだ店では時間がかかりすぎて実用的ではないので浅めに頭を下げます。

次回の、(36)「力を抜いて身体を低くすると相手の立場を上にできる」に続く。

 

(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ


【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

32.「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

33.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)」

34.「「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月19日 (金)

(34)「「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)」

こんにちは。

日本人にとって、「お辞儀」は礼儀作法の基本です。

そして、家庭や学校で「お辞儀」をすることを教育され、特にビジネススクールや企業内研修において、具体的な「お辞儀」の仕方が教育されています。

そのために、ほとんどの日本人が、友人に会った時などは軽い会釈のお辞儀をし、また上司やお世話になった人への場合は、深いお辞儀をする等して、日常において頻繁にお辞儀を行っています。

一般的には、お辞儀は、次のように四分類されていますが、

①会釈      15度のお辞儀
②敬礼      30度のお辞儀
③最敬礼    45度のお辞儀
④最大最敬礼 90度のお辞儀

実際には、相手やその時の状況に応じて、大体の角度で使い分けられているのが普通です。

そして、ほとんどの人は、お辞儀の角度によって、相手に伝わるメッセージが大きく異なるのだと考えています。

しかし、お辞儀の角度が伝えるメッセージよりも、もっと重要なメッセージが、お辞儀」の仕方によって、相手に伝わってしまうということが見逃されています。

 

①下に圧力を入れる「お辞儀アクション」からは、自信や責任感。
②下に圧力を抜く「
お辞儀アクション」からは、無気力や落胆。
③上に圧力を抜く「
お辞儀アクション」からは、協調や賛同。
④上に圧力を入れる「
お辞儀アクション」からは、自分本位。
⑤言葉だけで全く「
お辞儀アクション」をしない場合は、不明確。

等、「動き方」によって、全く異なるメッセージが相手に伝わります。

したがって、ただお辞儀をすれば良いと油断をしていると、とんでもないメッセージが相手に伝わって、思いもよらない失敗が生じる場合があることをどうぞお忘れなく…。
 

 

さて今日は、「ちょっとした親切に対するお辞儀の仕方」のお話です。 

 

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(34)きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)

次に、落としたものを拾ってくれたとか、忘れ物を注意してくれたなどの、ちょっとした親切に対するお礼の場合ですが、そういうときは、相手はすでに歩き出していたり距離が遠かったりすることが多いので、できるだけすばやくお礼を言うことが大切です。


19_2

 

まず、相手の注意を引くために必要なら声を掛け、相手が自分を見たら、相手の方に軽く乗り出してはっきりと相手の目を見つめます。

これは「ほかならぬあなたにお礼を言うのです」ということを知らせるためで、相手が気づいたと思ったら、すかさず、勢いよく前傾して大きな声でお礼のことばを言います。

そのまま、ちょっと静止し、今度は勢いよく後ろにもどります。

このような速くて強い動きを使うと、相手の注目を引きやすく、お礼を確実に伝えることができます。

次回の、(35)「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その3)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

 

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

32.「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

33.「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月18日 (木)

(33)「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)」

こんにちは。

お辞儀アクション」は、①挨拶 ②お詫び ③お礼 ④お願いを相手に伝える時に、それぞれの「ことば」に伴うことによって、自分の気持ちをよりわかりやすく伝えることができます。

そして、大概は、この四つの「お辞儀アクション」は同じ時に行われます。

空港や駅や交差点などにおいて、四つの「お辞儀アクション」を交わすシーンはいくらでも観察することができます。

その現場を細かく観察すると、お世話になった相手に出会った場合や別れの状況で、「
お辞儀アクション」が何度も繰り返されていることがわかります。

①お世話になった人に出会った「挨拶」のことばに伴われる「お辞儀アクション」

「あー、こんにちは」「先日はお邪魔いたしました」

②お世話になった「お礼」のことばに伴われる「お辞儀アクション」

「先日は、大変本当にお世話になり、ありがとうございました」

③ご迷惑をおかけした「お詫び」のことばに伴われる「お辞儀アクション」

「お忙しいところ、本当に申し訳ありませんでした」

④今後もお世話になることの「お願い」のことばに伴われる「お辞儀アクション」

「どうか、今後ともよろしくお願いいたします」

このように日本人がよく「お辞儀アクション」をするのは、大抵の日本人は、相手から「お辞儀アクション」をされることを大変好むからです。

なぜならば、お辞儀をされると一瞬にして、相手が劣位で自分が優位な立場になっていることがわかるからです。

そして、相手が自分を優位な立場にしてくれた見返りとして、相手の話をよく受け入れるのです。

つまり、日本人にとって、「お辞儀アクション」は、様々な人間関係をうまくやっていくための、創意工夫の「アクション」なのです。

どうかあなたも、どんな些細な挨拶やお礼やお詫びやお願いの際にも、この「お辞儀アクション」を行うことによって、よりスムーズな人間関係が得られるということを、ぜひ体験してください。

そして、「お辞儀アクション」が、これからの人生をうまく生き抜いていくための、あなたの「裏技アクション」になることを祈念しています。

さて今日は、「きちんとしたお礼」を伝えるためには、「お辞儀アクション」が不可欠なのだという、三回連続のお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(33)きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その1)

お礼は、他人が何か利益のあることをしてくれたときに、感謝の意を表現する行為ですが、いざ、自分がお礼を言われる立場になってみると、十分に満足のいくお礼を言ってくれる人はなかなかいないということに気づきます。

面白いことに、人にしょっちゅう親切にしてあげる人は、他人から親切にされた場合はきちんとお礼を言いますが、反対に不親切な人は、他人から親切にされてもちゃんとお礼を言いません。

それは、親切な人は他人と関わりあう動きが得意なので、親切な行為とお礼の両方がうまいのに対して、不親切な人はどちらもあまりうまくないからです。

従って、他人から親切にされたときに、きちんとしたお礼をすることには大きな意味があります。

相手から深く感謝されることは、誰もが心の中で望んでいるものなので、十分なお礼をすることができれば、相手に好感を持たれ評価が上がります。

 

お礼に関しては、基本的にやりすぎるということはありません。

※知り合いに対するお礼の仕方

19_1_2

+一般の人間関係のお礼は、堂々と明るくしっかりと行うことが大切です。

まず、姿勢よく立ち、相手を好意的なまなざしで見つめます。

これは、これから何かを話しかけるということを知らせて、自分に注意を向けてもらうためです。

これをしないと、せっかくお礼を言ったのに、相手が気づかずに素通りしてしまうという、非常に気まずい事態を引き起こす可能性があります。

相手が自分に注意を向けてくれたら、笑顔になって、ゆっくりあごを上に向け、「いやあ」などと感極まった声を出します。

この時点で、相手はすでに受け入れ態勢をとっているはずですから、頭を下げつつ相手の顔を見て一気にお礼を言い、深く頭を下げます。

相手はきっと深く頭を下げられたことに驚き、そして感動するでしょう。

次回の、(34)「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

32.「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月17日 (水)

(32)「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」

こんにちは。

上司や部下や同僚から好かれる人は、「お詫び上手な人」です。

反対に嫌われる人は、「お詫び下手な人」あるいは「お詫びができない人」です。

なぜならば、毎日の人間関係の中で、上司や部下や同僚に対して、絶対に「詫びなければいけない状況」は、誰でも必ず生じてくるものだからです。

そして、相手に詫びなければいけない状況になった時、上手に「お詫び」ができる人は、その後、お詫びをした相手からも、また周囲の人からも、前よりもいっそう好意をもって迎えられることになります。

ところが、「お詫び」ができない人や、「お詫び」が下手な人は、相手から嫌われたり、周囲の人からも次第に敬遠されるようになってしまいます。

それでは、「お詫び」の上手下手には、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?

「本当に申し訳ありませんでした」というお詫びのことばと共に、下に向かって圧力を入れた「お辞儀」、あるいは圧力を抜いた「お辞儀」は、心から詫びている気持ちを表現するために、大抵の相手の怒りを鎮めることができます。(圧力を入れるか抜くかは状況によって使い分けられます)

しかし、「本当に申し訳ありませんでした」というお詫びのことばだけや、お詫びのことばと共に、上に向かって圧力を入れた「お辞儀」を伴った場合には、心から反省したり恐縮したりしている気持ちが表現されないために、相手の気持ちはなかなか鎮まりません。

前者の、下に向かって圧力を入れる「お辞儀」は、「
攻撃の動き」を持つ人が上手で、下に向かって圧力を抜く「お辞儀」は、「虚脱の動き」を持つ人が上手に行うことができます。

 

後者の、上に向かって圧力を入れる「お辞儀」になりやすい「独断の動き」を持つ人や、ことばだけになりやすい「不動の動き」を持つ人は、なかなか前者の「お辞儀」を行うことができません。

したがって、上司や部下や同僚に好かれる人は、お詫びの「お辞儀」が上手にできる「動きの癖」を持った人で、上司や部下や同僚から嫌われやすい人は、お詫びの「お辞儀」が上手にできない「動きの癖」を持った人だということになるのです。

あなたの身近な人の中にも、「相手に絶対頭を下げない」という人がいるはずです。

その人の「動きの癖」とあわせてご納得していただけますでしょうか?

さて今日は、「お詫びをする場合は、早ければ早いほど功を奏す」と言うお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(32)何度も詫びると相手の溜飲を下げる

最後に、お詫びで大切なことは、何回でも、相手の気がすむまで繰り返し頭を下げるということです。

謝っても、なかなか相手が許してくれないとしたら、それは謝り方が足りないのです。

これでもかこれでもかと頭を下げることがポイントで、決して、頭を下げる動きを出し惜しみしてはいけません。

 

18a

 

 ところが、実のところ、私たちは (実際に自分が悪いとしても)相手に対してなかなか素直に頭を下げることができません。

そもそも、相手に向かって頭を下げる動きは、相手よりも自分の立場を低くするので、その動きを繰り返すだけで、自分の価値が下がったように感じてしまうからです。



18b_2


そのため、たとえ本当に謝らなければならない場合ですら、きちんと頭を下げて謝ることができる人は意外に少ないのです。

中には、頭を下げることがいやで、ことばだけで謝った揚げ句、反対に相手に対して強硬な態度に出てしまう人もいます。

「なんだ、その態度は!ちゃんと謝れよ!」

「だから、さっきから何度も謝っているではありませんか! いったい、どうしろと言うんですか!」

などという、よくありがちなやりとりは、詫びる側がまったく頭を下げる動きをしないということから生じているのです。



18c


さて、正式な頭の下げ方についてはすでに説明しましたが、話が進んできた場合には、もう少し人間くさい動きも必要です。

型通りの謝り方をしてばかりいたのでは、相手の感情を揺さぶることはできないので、そういう場合はお辞儀についても少し変化をつけます。

大切なことは、できるだけ情けなく、できるだけ困っている様子を強調することです。

上体の力を抜いて、ひざをそろえて座り、手をひざに置くことは同じですが、顔はできるだけ情けなさそうにして、相手に責められたらゆっくりと苦しそうに上を向き「あー」とか 「うー」とか感極まった声を出します。

このとき、ゆっくりあごを上げて相手にのどを見せることで、抵抗する気がないこと、すでに降伏していることをアピールします。

その上で、身体を丸めて小さくなるようにして頭を下げることを繰り返します。

この動きは、建前的な謝罪が終わった後に使うと、相手の緊張をほぐし、理解と同情を求めることに役立ちます。

ところで、「実は私どもにもこういう事情がありまして…」などと苦しい内情を訴えれば、相手も人間ですから、そうそう厳しいことばかりも言えず、少しずつ解決への糸口が見えてくるでしょう。

次回の、(33)「きちんとお礼を言わなければ心からの感謝は通じない」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

31.「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月16日 (火)

(31)「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」

こんにちは。

自動車のスピード(速度)は、アクセルの踏み方によって自在に変化させることができますが、人のスピード(速度)は、簡単には変化させることができません。

なぜならば、人のスピードは、人それぞれにほぼ決まっているからです。

つまり、物凄い勢いで行動するタイプ(スピードが極めて速い)とか、全く行動しないタイプ(スピードが極めて遅い)などに分かれているのです。

それでは、人のスピードとはいったい何によって分かれるのでしょうか?

それは、手や身体を、前後にどのように動かすかによって決定されます。

①前に向かってゆっくり進む「
接近の動き」をたくさん行う人。
   ※着実に「初動」を開始するタイプ。

②後ろに向かって素早く引く「
機敏の動き」をたくさん行う人。
  ※素早く「初動」を開始するタイプ。

③前に向かって勢いよく進む「
突進の動き」をたくさん行う人。
  ※すぐに「初動」を開始するタイプ。

④後ろに向かってゆっくり進む「
退避の動き」をたくさん行う人。
  ※「初動」をついつい後回しにしてなかなか開始しないタイプ。

⑤前後にほとんど動かさない「
不動の動き」の人。
  ※いつまでも「初動」を開始しないタイプ。

人のスピードは、手や身体を前後にどのように動かす癖があるかによって、以上のような5つのタイプに分かれ、その人の行動の仕方にも深く関係しています。

ところで、何か問題が発生した場合、問題解決に向かっての「初動」をどのように行うかによって、結果は大きく変わってくるものです。

そして、少しでも早く「初動」を開始することが、様々な問題を解決するための一番の近道だと、誰もが心得ています。

にもかかわらず、「なぜもっと早く対処しなかったのだ!」と言いたくなるような状況が数多く生じる現実の陰には、人それぞれに「行動の仕方(スピード)」が異なる「動きの癖」を持っているという問題が横たわっているからなのです。

もしも、あなたの身近な人の中に、「行動の仕方が信じられない!」と言う人がいるとしたら、その人があなたとはまったく違う「行動の仕方の癖」に縛られているのです。

私たちは、自分と異なる「行動の仕方の癖」を持っている人のことを、なかなか理解することができない故に、その人の行動に違和感を感じるものなのです。

さて今日は、「お詫びをする場合は、早ければ早いほど功を奏す」と言うお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(31)早いお詫びは相手の怒りを鎮める

次に、お詫びに不可欠な早さについて考えてみましょう。

お詫びを言う時期は、早いに越したことはありません。

なぜなら、相手が不満を表明したら、とにかくすぐに対応することは、相手を立てることにつながるからです。

反対に、なかなかお詫びが実行されないと、当人は受けた損失や因っている現状になかなか対処してもらえないという不満がつのる上に、自分がないがしろにされているのではないかといういら立ちが加わり、ますます怒りのボルテージが上がってしまいます。

警察で初動捜査が大事なように、消防で初期消火が大切なように、相手の怒りもできるだけ早い時期に対応すれば、あまり怒りが暴発しないうちに鎮めることができるのです。

 

18a_4


ところが多くの場合、関係者がなかなかはっきりした説明をしない上に、上司に的確な調査ができる能力がないため事情がよく把握できず、お互いが責任逃れをしているうちに、お詫びに行く時期を逸してしまうという事態に陥りがちです。


18b


そうなると、たとえ数人の幹部が連れ立って謝りに行ったところで「いったい、今頃、何しにきたんだ!」と怒られるのがオチなのです。


18c

ただし、「とにかく早く詫びればいいだろう」と思うあまり、アポイントもとらずにいきなり訪ねて来られることは、忙しい現代人にとっては非常に迷惑な話です。

特にそういうときに、事情もよくわからない上司が、自分が行って謝れば相手も納得するだろうという安易な気持ちで訪問し、慇懃無礼な対応をすると、相手の感情を逆なですることになるので要注意です。

現代社会では取りあえず電話でていねいに謝り、あとは相手の指示に従う方がいいでしょう。

ところで、お詫びの中で一番早いのは、相手と話している最中に、相手の気に触ることを行ったりしやべったりしてしまったときに、すぐその場で謝ることです。

すぐその場で謝れば、ケンカになることなどほとんどないはずなのです。

ところが私たちは、自分の言動が原因で相手が目の前で感情を害したときに、なかなかすばやく謝るということができません。

むしろ、自分の言動に対して、相手が腹を立てたことの方が理不尽に感じて、逆に相手に対して腹を立ててしまうこともあります。

恋人同士や友人や夫婦のような一般の人間関係の場合には、お互いの意見をぶつけ合って納得がいくまで話し合うことも必要ですが、仕事上、相手に謝ることが目的の場合や、相手が客である場合には、相手が怒ったら取りあえず自分が悪いことにして謝っておくのが常識です。

相手の指摘に対してすぐに謝るリアクションを繰り返していると、相手は攻撃する必要がなくなるので、次第に沈静化し、だんだんと話を聞いてくれる状態になるはずです。

次回の、(32)「何度も詫びると相手の溜飲を下げる」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

30.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月15日 (月)

(30)「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」

こんにちは。

日本人は「
お辞儀」をよくする国民だと言われています。

挨拶をする時はもちろんのこと、お礼やお詫びやお願いをする時にも、お辞儀をします。

「ことば」と共に「お辞儀」をすることは、挨拶やお礼やお詫びやお願いの気持ちをよりわかりやすく表現するために、長年に渡って日本人が継承してきた、人間関係を円滑にするための創意工夫なのです。

しかし、ただ「お辞儀」をすれば良いというものではなく、お辞儀の仕方によっては、挨拶やお礼やお詫びやお願いの「ことばの内容」とは裏腹な「動きの情報」が表現されてしまうので注意が必要です。

したがって、正しいお辞儀の仕方を理解し、その場に応じた正しい「
お辞儀アクション」をトレーニングして、習得しておく必要があるのです。

よくTVのニュースで、問題を引き起こした企業の責任者が、お詫びの会見をして「お辞儀」をするシーンが報道されていますが、その時の「お辞儀」の仕方によっては、全く誠意が感じられないとか、心から詫びているとは思えない等の批判が起きることも珍しくありません。

正しい「お辞儀」を行うためには、上に向かって圧力を抜く「
協調の動き」と、前に向かってゆっくり進む「接近の動き」を同時に行う必要があります。

TVのニュースなどで、大企業のトップが、とても反省しているとは思えない不遜な「お辞儀」をしてしまうのは、一代で大きな会社を築いた企業のトップは、往々にして、上に向かって圧力を入れる「
独断の動き」と前に唐突に飛び出す「突進の動き」を持ち合わせていることが多いために、お詫びの「お辞儀」は最も苦手とするアクションだからなのです。

今後のTVのニュースでは、不自然になりやすい「企業のトップのお詫びの仕方」に注目してみてください。

さて今日は、「全身をコントロールして行うお辞儀が発信する情報」についてのお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(30)全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)

座って謝るときのポイントは、やはり上半身の力を抜くことと、ひぎをきちんとそろえることです。

手はひざの上に置き、頭を下げるのに従って両ひじを開いていくと、じやまにならず、しかも大変格式ばって見えます。


5_1_1big


頭をひざに触れるぐらい下げたらしばらく静止し、反省の気持ちを表現します。

この間、たとえ相手から罵倒されても怒って頭を上げてはいけません。

ひたすら頭を下げ続けるのがこういうときの約束事なのです。

ビジネス上の謝罪の場合、自分に落ち度がないにもかかわらず、部下や関係者のために謝らなければならないことが多々あります。

そのときに単なる責任逃れに見えないように、きちんと謝る動きをすることが解決を早めるのです。

次回の、(31)「早いお詫びは相手の怒りを鎮める」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

29.「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月14日 (日)

(29)「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

こんにちは。

もしも、あなたの上司が、全く「うなずき」をしないタイプの人だったとしたら、というお話です。

 ①
上に向かって圧力を入れる「うなずき」をする上司
 ②下に向かって圧力を入れる「うなずき」をする上司
 ③上に向かって圧力を抜く「うなずき」をする上司
 ④下に向かって圧力を抜く「うなずき」をする上司は、説明済み。

このタイプの上司は、「はい」「ええ」「そうです」「なるほど」「わかりました」等の返事や相づちの「ことば」を話す際に、全く「うなずき」を伴いません。

あなたが上司や部下や同僚の「うなずきアクション」を観察した際に、返事や相づちを話す場合に、全く「うなずき」を伴わない人(わずかにうなずくだけの人)が意外に多く存在していることに気づかれたはずです。

全く「うなずき」を見せない人は、じっとしていることが得意な「不動の動き」を癖として持っている人なのです。

あなたの上司がこのようなタイプである場合は、上司が話す「ことば」を、決して額面通りに受け取ってはいけません。

本当に良いのか悪いのか、本当に行うのか行わないのか、本当に賛成しているのかどうか、本当にやる気があるのかないのか、本当のところは、本人自身もはっきりとしていないからです。

交渉ごとには、表情を表に出さないポーカーフェイスの人が有利ですが、動きを表に全く見せない人からは、いったい何を考えているのかをほとんど読み取ることができません。

ただ一つはっきりしていることは、この上司は、全く行動的なタイプではないということです。

すなわち、自らが先頭に立ってリーダーシップを発揮する率先垂範タイプではなく、部下たちにいろいろと指示を出して、部下たちの行動に期待をして、後方でじっと待ち構えているタイプの上司なのです。

あなたの上司に思い当たる人はいらっしゃいますか?

さて今日は、「反省を伝えるお辞儀」の具体的な仕方についてのお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(29)全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)

家庭や学校や職場や地域社会、そしてビジネスに関係する様々な人間関係の現場において、必ず必要になるのはお願いとお礼とお詫びですが、その中で最も難しいのは、やはりお詫びでしょう。

なぜなら、一般にお詫びは、相手に対して、物理的あるいは精神的に何らかの被害をもたらしたときに行う行為なので、相手は必ず傷つき、そして怒っているからです。

日本人にとってお詫びとは、単に相応の弁償をすればそれですむというものではなく、求められているのは常に「誠意ある対応」、すなわち、損害を与えた側がいかに深く反省しているかということを態度で示すことなのです。

この章では特に、ビジネスなどの公式のお詫びの動きについて説明します。

お詫びを成功させるためのポイントは次の三つです。

①お詫びの動き  ②お詫びの早さ  ③お詫びの頻度

この三つがうまくかみ合えば、相手に対して誠意のあるところを見せることができます。

もしも十分な誠意を見せることができれば、相手は金銭的な補償に関して多少の譲歩をしてくれる可能性があります。

反対に、誠意のない対応だと判断されると、ごたごたは長引き、ときに裁判ざたになったり、要求がどんどんつり上がったりすることもあるので気をつけなければなりません。

まず、基本的なお詫びの動き方を説明します。

立ってお詫びをするときのポイントは、あまり姿勢よく立たないことです。


5_1big


肩の力を抜いて下に落とし、手は基本的に前で組んで、できるだけ困った顔をします。

そして、上半身の力を抜いてゆっくりと頭を下げていきます。

ただし、下半身をくにゃくにゃするといいかげんなイメージになってしまうので、ひぎは伸ばしてきちんとした印象を残します。

頭は正面から見て、背中よりも低くなるまで下げると心からお詫びをしている感じがします。

頭を下げたら、後悔と反省の気持ちをかみしめるくらいの時間、そのまま静止します。

次回の、(30)「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

28.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月13日 (土)

(28)「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」

こんにちは。

もしもあなたの上司が、下に向かって圧力を抜く「うなずき」をするタイプの人だとしたら、というお話です。

  ①上に向かって圧力を入れる「うなずき」をする上司
 ②下に向かって圧力を入れる「うなずき」をする上司
 ③上に向かって圧力を抜く「うなずき」をする上司は説明済み。

その上司の返事は、たいてい、「ああ、わかりました」とか「ええ、そうなんです」とか「はい」「ええ」等のことばをしゃべりながら、下に向かって圧力を抜く「うなずき」を伴うはずです。

このタイプの上司は常に、最初は元気よく取り組みますが、次第にやる気をなくしたり、思うようにならなくなって、がっかりしたりするのが特徴です。

しかし、良く観察すると、最初から高すぎる目標や実現不可能な計画を立てることから、やる気をなくしたり、がっかりしたりしていることが分かります。

つまり、やる気をなくしたり、がっかりしたりもしますが、決まって最初に、あまりにも高すぎる理想を掲げてしまうことも、この上司の特徴です。

したがって、あなたの上司がこのような人であった場合には、初めは一人でテンション高く盛り上がっておきながら、直ぐにやる気をなくしたりがっかりしたりして仕事を投げ出してしまうために、部下であるあなたは大いに振り回されてしまうことになります。

結局、自分ではどうすることもできず、何もかもあなた任せになってしまう、子供のような大人の上司なのです…。

さて今日は、「態度を急変させることによって、相手に強い動揺を与える」後半のお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(28)態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)

さて、それでは態度を一瞬で切り替える方法を見てみましょう。

相手を混乱させるために最も効果的なのは、お互いに矛盾する二つの動きを行うことです。

例えば、やさしさを表現する前にゆっくり出る動きと、激しさを表現する前に速く出る動きは、本来は同じ人が使い分けるのが難しい、すなわち、矛盾した動きです。

従って、この二つを交互に使うと、相手は非常に混乱します。

このときのポイントは、ゆっくり近づくときにはできるだけ穏やかにやさしいことばを使い、速く近づくときには突然大声になって激しいことばを使うことです。


15_1


一人の人がこのような二つの動きを使おうとすると、自分自身も混乱してしまいがちなので、この二つの動きをスムーズに切り替えるために、いったん後ろに下がって態勢を整えるようにするといいでしょう。

人間関係において、態度の急変ほど人を混乱させるものはありません。

酒乱の夫や暴力を振るぅ夫を持つ妻がなかなか離婚に踏み切れないのは、夫があるとき別人のように優しくなってしまうことが妻を混乱させ、決心を鈍らせてしまうからです。

このように態度の急変は他人に非常に大きな影響を与えます。

そのため多くの動きを使い分ける人は、かえって相手から警戒されることも多いので、あまり使いすぎないように注意することも大切です。

次回の、(29)「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

27.「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月12日 (金)

(27)「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」

こんにちは。

もしもあなたの上司が、
上に向かって圧力を抜く「うなずき」をするタイプだとしての話です。

(前回は上に向かって圧力を入れる「
うなずき」をする上司、前々回は下に向かって圧力を入れる「うなずき」をする上司でした)

その上司は、たいてい、「はい、わかりました」とか「ええ、そうです」とか「よくわかりましたよ」等のことばをしゃべりながら、上に向かって圧力を抜く「うなずき」を繰り返すはずです。

常に穏やかで、話をする相手が部下や同僚であっても、分け隔てなく相手を尊重した会話をするのが特徴です。

もしもあなたが、ちょっとした不注意でミスをしてしまった場合でも、決して厳しく注意したりはしない優しい上司です。

この上司の長所は、常に相手を優先して、協調的に対応するところです。

一方、短所は、相手からお願いされると、それが大変な困難を伴う内容であっても、なかなか断ることができないところです。

したがって、この優しい上司は、他人が嫌がりそうな仕事ばかりをついつい引き受けて、部下に依頼してしまうことになります。

さて、こんな上司を持った部下はどのように対応するのでしょうか?

もしも部下が、行動的で決断力がある場合には、能力をいかんなく発揮して、この上司が抱える難題を次々と解決して、上司を大いに助けることになりますが、働きすぎる部下の健康が心配になります。

しかし、そうでない部下の場合には、協調的で優しい上司のおかげで、毎日が忙しくなることに不満を抱き、次第に上司と対立してしまうことになります。

あなたがいずれの部下であるかは別として、
上に向かって圧力を抜く「うなずき」をする上司は、他人に対して協調したり賛同したりを繰り返し、決してこのような行為を変更することはできないということを理解する必要があります…。

さて今日は、「態度を急変させることによって、相手に強い動揺を与える」お話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(27)態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)

激しい怒りをより強く相手に印象づけるためには、優しい動きと激しい動きを交互に繰り返すことが非常に効果的です。

本来、動きの特徴というものは、そうそう簡単に変わるものではありません。

やさしい人はだいたいいつもやさしく、激しい人はだいたいいつも激しいという一定の基準があって、私たちはそれに基づいて相手がどういう人かを判断しているのです。


15_2


そのため、一人の人が、極めてやさしい動きと非常に激しい動きのようなかけ離れた動きをするのを見ると、私たちは大変驚き、混乱し、不安に陥ってしまいます。

このことは、一部の職業の人たちには大変よく知られていて、相手を動かすテクニックとして長く継承されています。

例えば、ドラマの刑事は犯人の取り調べのときに、ただ激しいだけではなかなか自白を得られないことを経験上よく知っています。

そこで、あるときは非常に厳しく取り調べたかと思うと、ある時は急に穏やかになり、しんみりと郷里の母親や、帰りを待つ子供の話を持ち出したり、タバコや天丼をそっと差し入れたりするのです。

実際には、一人の刑事がこのまったく性格の遣う二つの役を演じ分けるのは大変難しいので、厳しい刑事役と優しい刑事役がペアになって取り調べを行うことも多いようです。

また、悪徳販売の業者は、初めは優しくことば巧みに勧誘し、客が断ろうとすると態度を豹変して脅かすというのが一つのテクニックになっています。

一般的な人間関係でも、多くの人間を動かしている人は、動きの緩急を使い分けていることが多いようです。

大勢の部下を掌握する上司や、一丸となって戦うチームを生み出す監督などは、日常的にこうした方法を使っています。

意識的に態度の急変ができる人は、実は他人の操縦に長けた人なのです。

彼らは相手の状況を見ながら、やさしさと激しさという二つの動きをコントロールすることによって、相手を自分が望む方向へと導いていくのです。

次回の、(28)「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ


【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

26.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月11日 (木)

(26)「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(2)」

こんにちは。

もしもあなたの上司が、上に向かって圧力を入れて「うなずく」タイプの人だとしたら、という話です。(なお、前回は、下に向かって圧力が入る上司でした)

その上司は、たいてい、「わかった、わかった!」とか「はい!はい!」とか「よし、わかった!」等のことばをしゃべりながら、上に向かって圧力を入れる「うなずき」を繰り返すはずです。

一見、下に向かって圧力を入れる上司に似ていますが、その上司よりも堂々としていて、少し横柄なイメージがすると思います。

この、上に向かって圧力を入れて「うなずく」上司は、部下の話を丁寧には聞かず、自分本位に解釈をするのが特徴です。

だから、この上司が、「わかった、わかった」とか「はいはい」等と返事をしたからと言って、部下は決して油断をしてはいけません。

「君たちの言うようにしてきたよ」とか「部長には話をつけてきたから」等と言われても、部下の要望はほとんど無視されているのが普通です。

けれども、このタイプの上司には自分の意見を押しとおす強さがあります。

そこで、この上司に、自分の能力をいかんなく発揮して働いてもらいたいと思う場合は、「俺ならできる!」と思わせることがポイントです。

他の上司に頼んでも誰も解決できないという現状を訴えて、敢えて無理なお願いをしていることをうまく伝えられた時に初めて、この上司が部下のために戦ってくれるのです。

なぜなら、この上司は、解決不可能な困難な問題に一人敢然と立ち向かっていく時にこそ、最も生きがいを感じるからです。

ぜひ一度お試しください。

さて今日は、「中座をするだけで部下に動揺を与える」上司のアクションの話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(26)「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その2)」

このように、顔をそむけることや中座することが功を奏すためには二つの条件があります。

まず一つ目は、自分が相手にとって大きな意味がある人間であるということです。

道ですれ違った見知らぬ人から顔をそむけてみたところで、変人だと思われこそすれ、相手にダメージを与えることはできません。

二つ目は、相手を無視していることをできるだけわかりやすく伝えることです。

例えば、効果的に中座をするためにはその場のメンバーが重要です。

最も都合がいいのはそのメンバーの中であなたが一番偉いことです。


14_2

欠くべからざる人が中座するからこそ怒りの表現になるのであって、もしもあなたがメンバーの中で一番下っ端だったら、仮にあなたが一人で外に出て行ったとしても、単に急用を思い出したとしか思われませんから注意してください。

メンバー(部下)に対してキレた瞬間は、それまでの激しい表情を「スッ」という感じで消します(顔面蒼白になればもっと効果的)。

そして、相手を無表情に見つめた後、首だけ回して視線をはずし一、二秒静止します(無視していることを強調するため)。

次に立ち上がっていなくなるタイミングですが、あまり急いで部屋を飛び出しては意味がありません。

「相手が止めたにもかかわらず、それを無視しているのだ!」ということを十二分に相手に悟らせる時間が必要です(イスをけって立ち上がり、憤然とその場を立ち去るという方法もありますが、ここではもっとクールな中座の説明をしています)。

そして、できるだけ胸を張り、姿勢良く歩いて出て行きます(姿勢が悪いと、こそこそ逃げ出すように感じられるので注意)。

あなたがメンバーにとって本当に重要な人物だとしたら、必ず後で謝りに来るはずです。

メンバーがあなたの重要さを再認識し十分に反省したなら、どうか快く許してあげてください。

次回の、(27)「態度の急変は相手の不安をかきたてる(その1)」に続く。

(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる」

25.「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月10日 (水)

(25)「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

こんにちは。

昨日の
ブログで、あなたの身近な上司や部下や同僚の「うなずき」を観察するだけで、おおよそのタイプに分けられることについてご説明いたしました。

もしも、あなたの上司が、「はいわかりました」あるいは「よしわかった」等と返事をしながら、いつも、下に向かって圧力が入る「うなずき」をする人であったとします。

その場合は、あなたを含む部下たちにとって、大変ラッキーな上司だということになります。

なぜならば、あなたの上司は、日々、自信と責任を持って仕事に対処し、何か問題が生じた場合には、持ち前の決断力と責任感を発揮して、部下たちから厚い信頼を獲得していくタイプの人だからです。

ただし、必ずしも、下に向かって圧力が入る「うなずき」をする上司が、全員そのような上司とは限りません。

自信と責任感を持っていながらも、どうしても行動力が伴わない上司も存在します。

また、自信と責任感を持っていて、行動力があるにもかかわらず、目標や目的を明確にすることが苦手なために、なかなか信頼を獲得できない上司も存在します。

したがって、「人はわからない」という結論になりがちなのです。

しかし、あなたの上司の「うなずきの仕方」を知ることによって、あなたの上司の行動の仕方の約三分の一は予測できることになります。

残りの三分の二は、あなたの上司の「
お辞儀の仕方」と「案内の仕方」に隠されています。

それが分かれば、ほとんど正確に、あなたの上司の行動の仕方を、事前に予測することができます。

その話は、また後日、おいおいにて…。

さて今日は、「意識的に中座したり、顔をそむけたりして、相手を動揺させる」動きのテクニックについての話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

(25)「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」

相手をあからさまに避けることによって、強い怒りを表現する方法があります。

例えば、凝視していた相手から突然視線をはずしてプイと横を向いたり、その場から急に立ち去ったりすることは、能動的に相手を無視していることを強烈に印象づける動きです。

このような動きは、面と向かって激しく怒られる以上に私たちに大きなダメージを与えます。

14_1
なぜなら、人間関係の中で、相手に無関心になられるほど損失の大きいものはないからです。

よく、愛と憎しみは同質のものだといわれますが、それはどちらも相手に対する強い関心の表現にほかならないからです。

憎しみは、時間をかけて誤解を解けばいつかは愛に変わる可能性がありますが、まったくの無関心に対しては手の打ちようがありません。

つまり、愛の反対は憎しみではなく、無関心なのです。

何度しかっても子供が言うことを聞かなくて困った母親は、最後には「あなたなんかうちの子じやない! お母さんはあなたなんか知らない。好きにしなさい!」と言ってそっぽを向きます。

すると、どんないたずら坊主でも、母親に捨てられることを恐れるために、泣いて許しを請うことになるでしょう。

愛する人に無視され捨てられることは非常につらいことなので、私たちは相手に無視されそうになると、ついつい譲歩してしまうのです。

この続きは、

次回の、(26)「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その2)」へ。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

24.「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 9日 (火)

(24)「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる(その1)」

こんにちは。

あなたの身近な上司や部下や同僚の「うなずき」の仕方を観察してみてください。

「はい」「うん」「ええ」等と言いながら、次のいずれかの「うなずき」が伴われます。

(1)下に向かって圧力が入る「うなずき」をする人は、自信がありそうに見え、信頼できそうなイメージがする人です。

(2)上に向かって圧力が入る「うなずき」をする人は、自分本位(自分勝手)で、なかなか妥協しないイメージがする人です。

(3)上に向かって圧力を抜く「うなずき」をする人は、協調的で優しいイメージのする人です。

(4)下に向かって圧力を抜く「うなずき」をする人は、やる気がなくて、直ぐがっかりするイメージのする人です。

(5)上下にほとんど「うなずき」をしない人は、本当は何を考えているのかが、わかり難い人です。

あなたの身近な上司や部下や同僚は、いずれの「うなずき」をするタイプの人なのでしょうか?

以上のことを観察されたあなたは、あなたの「うなずき」の仕方に似た人はだいたい好きで、似てない「うなずき」をする人はそれほど好きではないと感じられたと思います。

つまり、自信があって信頼されそうな人や協調的で優しい人は万人に好かれそうなものですが、実際には、必ずしもみんなから好かれる訳ではないのです。

あなたは、「類は友を呼ぶ」という言葉のように、同じタイプの「うなずき」をする人同士が群れていることも、同時に観察されたことでしょう…。

さて、今日は、「下に向かって圧力を抜く動き」ばかりを繰り返すにもかかわらず、とっても怖い人のお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

(24)「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる(その1)」

怒鳴ったり、あるいはまた静かに語ったりする以上に相手を怖がらせる方法は、全身の力を抜いて、無関心を表現することです。

ただし、この方法が有効なのはグループ内の地位が高い人に限られます。

例えば、会社の社長、チームの監督、学校や職場などの大先輩、そしてやくざ映画の親分など、もともとほかのメンバーから一目置かれている人がやってこそ意味があるのです。


13_1

なぜなら、この動きの場合、見てもわかる通り、本人が直接、相手に怒りをぶつけることはありません。

実際に手を下す(激しく怒る)のは子分たちの仕事なので、意のままに操れる子分がいない人には何の意味もないからです。

やくざ映画でいうと、親分が面倒くさそうにそっぽを向いて、ひと言「やれ…」というと、血の気の多い子分どもが一気に飛び掛かっていくというシーンがまさにそれに当たります。

もちろん、この動きはやくざ映画に限らず、様々な集団のリーダーによって行われます。

例えば、チームが惨敗したことに怒った監督は「もう知らん…」と言ってそっぽを向きます。

すると、キャプテンがチームのメンバーに活を入れ、反省したメンバーが全員揃って泣きながら監督のもとを訪れ、監督に機嫌を直してもらうように頼み込んで一件落着です。

ビジネスの世界でも、社長がそっぽを向くと、重役たちが必死になって取りつくろいます。

重役から激しく叱責された現場の部下が必死になって努力した結果、社長が気に入るような状況が生まれ、会社は無事に運営されていくのです。

このように、脱力による怒りの表現は、偉い人がやるのが本筋ですが、現実には、小さい子供から大人まで、解決できないものに対する怒りや不満の表現として盛んに使われています。


13_2_2


怒られたことが不満でベッドから出てこない子供、妻に対する怒りをごろ寝で表現する夫、先生を無視してふんぞり返る生徒、上司の叱責にふてくされる社員などのように、自分では問題を解決することができないときに、その問題から遠ざかるために、脱力して無関心な態度をとる人は実際たくさん存在しています。

しかし、このような動きを、同等または優位な相手に対して行っても、決して自分の地位を高めることにはなりません。

それは相手から大変失礼で生意気な態度だと受け取られるために、周囲の人を戸惑わせ傷つけ怒らせてしまうからです。

責任感を持った一人前の社会人として生きるためには、出世して多くの部下を持つまでは、この動きを控える必要があります。

次回の、(25)「中座したり、ぷいと顔をそむけると相手を動揺させられる(その1)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

23.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 8日 (月)

(23)「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」

こんにちは。

このブログでは、①
お辞儀アクションと②うなずきアクションと③案内アクションを、接客三大アクションと呼んで、これらが、リアルショップの接客においては、非常に有効なアクションであることを繰り返しご報告しています。

その内の③案内アクションを使って、店員がお客様に対して商品の案内や説明をする際に、手や指で方向や場所をはっきりと指し示すことによって、大変わかりやすい接客を提供することができます。

「案内がはっきりしていてわかりやすかった」

「説明がきちんとしてしているので安心できた」

等のお客様の満足の声は、店員が手や指を使って正しく「案内アクション」を提供することによって、はじめて得られるものです。

「あちらにございます」

「こちらでございます」

「ここが特徴になっています」

等の「ことば」は、大抵の店員が簡単にしゃべることができますが、正しい「案内アクション」を伴うことができる店員は限られます。

したがって、大抵の店員は、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)をはっきりと指し示す(
一点注意の動き)「案内アクション」と、手や腕や身体を、内側から外側に大きく開いて指し示す(全体注意の動き」「案内アクション」を修得するための動きの訓練を行う必要があります。

そして、この「
案内アクション」は、リアルショップの店員に限らず、全てのビジネスマンにとっても、コミュニケーションを円滑に行うために非常に有効なアクションとなります。

もしも、あなたがリアルショップの店員さんであるとしたら、この「
案内アクション」を活用して、大いにお客様に満足を提供してください。

もしも、あなたがビジネスマンであるとしたら、この「
案内アクション」を用いることによって、上司や部下や同僚を、あなたの思い通りに動かすことができるでしょう。

指や手や身体を使って、明確に目標や場所を指し示す「案内アクション」は、それほどまでに大きなパワーを持っているものなのです。

さて今日は、以上の「案内アクション」と関係のある、「静かに指をさす動き」が相手を震え上がらせる力を秘めていることについてのお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

(23)静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)

一方、冷静に、きちんとした動きを伴って「それでは、私も法的な処置をとるしか仕方がありませんね」などと話す人は、本当にやる気があり、しかも、着実な実行力を持っていると感じられるために、相手を恐れさせることになるのです。

このような動きは、テレビドラマや映画の中での精神的な対決シーンで盛んに使われています。

例えば、主人公の探偵や刑事が、犯人にまちがいないにもかかわらず証拠がないという人物を訪れ、穏やかにプレッシャーをかけたり、すでに証拠をつかんでいるとかまをかけたりするときにはこの手法を使います。


12_2


ていねいな口調で、顔にはほほえみさえ浮かべながら、親しげに身を乗り出し、相手をじっと見つめながらひと言。

「あの晩、あなたは事件現場に行っていますね…」

すると、敵もさる者。動揺を隠し、にっこり笑って見つめ返します。

「そんなところには行っていませんよ。証拠でもありますか?」

両者が穏やかな表情のまま見つめ合う、まさに息詰まる瞬間です。

しかし、やはり主人公の作戦は的中し、犯人は結局、プレッシャーに負けてしっぽを出してしまうというわけです。

このような動きをビジネスに応用できれば、礼儀正しい態度のままで相手にプレッシャーがかけられて大変便利です。

この動き方のポイントは、前に乗り出して相手をじっと見て、決めぜりふを言った後も目をそらさないことと、常に冷静な態度でいることです。

部下に対しても、厳しく怒るよりも穏やかに言い聞かせた方がずっと効果があるかもしれません。

一度、トライしてみてください。

次回の、(23)「脱力した立ち振る舞いは究極の怒りを感じさせる(その1)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

21.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

22.「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 7日 (日)

(22)「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」

こんにちは。

相手に恐怖を与える方法としては、前回説明したように、大声を張り上げてこぶしで机をたたくなどによって暴力的なイメージを与える方法の他に、静かに語りかけることによって大きな恐怖感を与えるというものがあります。

例えば、身体を脱力させて(
虚脱の動き)相手にゆっくりと近づいたり、身を乗り出しながら(接近の動き)相手をじっと見据えて、問題点をゆっくりと、しかし、確実に指し示しながら(一点注意の動き)、「あなたの言い分はよくわかりました。後は弁護士にお任せします」等と静かに語りかける方法です。

虚脱の動き」からは落ち着き払っていることが、「一点注意の動き」からは正確で鋭い指摘が、「接近の動き」からは着実な遂行力がそれぞれ表現され、それによって単なる脅しではなく、いかにも言動が一致していることが相手に伝わるからです。

このような「虚脱の動き」と「一点注意の動き」と「接近の動き」は、やくざ映画の親分の演技に必ず観察することができます。

親分は、やっぱり、本当に恐いと相手に思わせる動きを持つ人なのです。

もしも、あなたが上司だとして、部下をどうしても厳しく叱らなければいけない状況になった場合は、大声を出してこぶしを振り上げてお説教をするか、静かに語りかけて心の怒りを訴えるかのいずれかをお選びください…。

さて今日は、「静かに語って相手を恐れさせる」お話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

(22)静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)

すでに説明した通り、相手に対して怒りを表現する最もわかりやすい方法は、大声を出したり、こぶしをふり回したり、机や壁などをたたくことですが、こんなに激しい動きをしないにもかかわらず、相手を心底から脅かす方法があります。

それは、意外なことに、感じのいい動きを使って、静かに語ることなのです。


12_1

もちろん、怒りを伝えることが大きな目的なので、話す内容が大変厳しいものになるのは当然ですが、そのような厳しい言葉を穏やかな口調で、しかも、いわゆる感じのいい動き方をしながらていねいに語ることは、相手に恐怖を感じさせるために大変有効な方法なのです。

なぜそんなことが怖いのかというと、そういう動き方は、その人が極めて冷静であること、本気であること、そして着実にものごとを実行していくだろうということを強く感じさせるからです。

普通、人は口では激しいことを言っても、なかなかそのようには実行しません。

例えば,「クソッ、出るところに出ろ!訴えてやる一っ」などと言いながら、めちゃくちゃに手を振り回しているような人は、単に興奮して、そのようなことばを口走っているだけで、実際に面倒な訴訟の手続きなどしないものです。

次回の、(22)「静かに語っても相手を恐れさせられる(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ


【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 6日 (土)

(21)「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

こんにちは。

相手の身体の動きを少しだけでも観察すれば、その人の「動きの癖」を見抜くことができます。

相手の「動きの癖を」見抜くことができれば、その人の行動の仕方が予測できます。

プロ野球で盗塁の記録を持つほとんどの選手は、足が速くて俊敏な上に、投手の動きの癖を見抜くのがうまい選手です。

投手の動きの癖を見抜く選手のように、相手の身体の動きに注目してください。

「うなずく」際に、上から下に力が入る人は「
攻撃の動き」を持つ人で、決断力や自信がある人です。

下から上に力が入る人は「
独断の動き」を持つ人で、決断力や自信がある人ですが、自己中心的なところが勝る人です。

話をしながら、手や腕や上体を前に突き出すように動かす人は、「
突進の動き」を持つ人で、唐突に行動する人です。

以上の三つのことが、あらかじめ分かっているだけでも、相手との関係を改善できたり、相手の個性を受け入れた対応をとることができます。

もしもあなたが相手を怒らせてしまったとしたら、その場合、大抵の要因は、相手が怒りっぽい人だからではなく、あなたが以上の三つの動きを見抜くことができず、適切な行動をとらなかったためだということを、どうかお忘れなく…。

さて今日は、いよいよ「机をたたいて怒りを爆発させる」具体的な動きについてのお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

(21)「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」

さて、大きな声で怒鳴りながら机や壁などを激しくたたくことは、怒りを身体で表現する典型的な方法の一つです。

机や壁などを相手の代わりに敵と見なして、激しく殴るという行為は、実際に相手を傷つけることなく威嚇し、戦意を喪失させ、屈服させるための一つの方法でもあるわけです。


11_1a

11_1b


このように、お互いが擬似的に戦うことによって、本当に首を絞めたり刃物で刺したりしなくても、相手の気持ちや行動を変えたり、自分が譲歩したりすることができれば、怒りを表現する動きのコミュニケーションは成功したことになります。

また、このような動きは怒りを相手に伝えると同時に、はらわたが煮えくり返るような怒りを内面にためずに発散する行為でもあります。

もしも、机をたたくことで相手に対する怒りを発散できれば、じっとがまんしてストレスを溜め、体調を崩すことを防げるかもしれないのです。


11_1c

怒りを表現する動きの多くは、非常に激しくまた戦闘的なので、それに対して抵抗を感じる人も多いと思いますが、お互いにこのような擬似的な方法で怒りを発散してしまうと、意外にしこりが残らず、人間関係が回復する場合があります。

会議などで激論を交わした後、当事者同士がお互いにエールを交換し合ったり、意気投合して親しくなったりするということは、実はそれほど珍しいことではありません。

このように、本格的な暴力を振るわずに、通常のコミュニケーションの範囲内で怒りを十分に表現するということは、お互いの怒りや敵意を穏やかな方法で解消するということです。

とことんぶつかり合った後、友情が芽生えるなどというのは、このレベルで解決される争いやケンカをさしています。

さて、机をたたくことで激しい怒りを表現するためには、勢いよく上げた腕を、机の上に憎い相手がいることを想像して思いっきり振り下ろし、さらに振り下ろすと同時に、あごを思いっきり上に上げるのがコツです。

 

11_1d_3


つまり、こぶしは下に振り下ろしながら、上体は反対に上に伸び上がるようにするのです。

下に力を入れる動きはしっかりした攻撃的なイメージを伝え、上に力を入れる動きは、強引なまでのやる気を感じさせるので、この逆方向の二つの動きを同時に行うことができると、相乗効果によって一瞬で激しい怒りを爆発させることができるのです。

この動きは大変強烈なので、おとなしいタイプの人が行うと周囲の人は非常に驚くかもしれません。

しかし、生きていれば誰でも、理不尽な要求やまちがった意見を押しつけられるときがあります。

そういうときに、いつも逃げるか、ただじっとがまんしているだけではなく、ときには敢然と立ち向かうことも必要です。

怒りの効用を理解し、人生の幅を広げていきましょう。

次回の、(22)「静かに語っても相手を恐れさせられる(その1)」に続く。

(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ


【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

20.「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 5日 (金)

(20)「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)」

こんにちは。

相手に対して「怒り」を主張するためには、「私は本当に怒っています」という「ことば」だけでは、なかなか伝わりません。

その「ことば」と共に、「
攻撃の動き」や「独断の動き」や「突進の動き」を伴うことによって初めて、「あの人は本当に怒っている」ということが相手に伝わるのです。

したがって、怒りを伝える「身体の動き」を持ち合わせていない人には、自分の怒りをなかなか相手に伝えることができません。

ましてや、優しさを表現する「
協調の動き」や、攻撃的な気持ちがないことを表現する「虚脱の動き」や、消極的な気持ちを表現する「退避の動き」等を持ち合わせている人は、怒りを主張して当然な状況になったとしても、なかなか相手に怒りを表現することができないのです。

実は、このことは、小中高生の「いじめ」の問題と深く関係しています。

いじめる生徒の大抵は、先に説明した、怒りを主張する動きを持っていますが、いじめられる生徒のほとんどが、怒りを主張する、つまり「いじめ」をはっきりと拒否する動きを持ち合わせてはいないのです。

困ったことに、いじめる生徒は、怒りを主張しない生徒に対しては、常にいじめたくなる感情を刺激されてしまうために、いじめが繰り返されることになってしまうのです。

いじめられていることを訴えた生徒の「身体の動き」が読める先生の場合は、直ちにいじめに対処できますが、生徒の「身体の動き」が読めない先生の場合は、その生徒がなぜいじめられるのかや、今後もいじめが繰り返されることなどが直ぐには理解できないのです。

その結果、大きな不幸が発生することにつながるのです。

いじめ問題は、いじめられる生徒が、いじめる生徒に対して、「怒りを主張できない」ということが、一番の原因であるということを、全国の全ての先生にぜひとも知って頂きたいと思います。

さて今日~明日は、「怒り」を主張するための、具体的な動き方についてのお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

(20)机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その1)

人は誰でも怒りを感じますが、それをどのように表現するかということには大きな個人差があります。

人によっては、これまで一度も怒ったことがないといわれるような温厚な人もいますが、そういう人は他人にわかりやすい怒りの表現をしないだけで、内心は激しい怒りの感情を抱えていることも多いものです。


11_2b_3


怒りを表現するのにふさわしい激しい動きが得意な人は、他人に怒ることにほとんどちゅうちょしませんが、そのような動きが不得意な人は、なかなか自分の怒りを他人にわかりやすく伝えることができません。  

 

11_2a

世の中、怒りっぽい人が多いと思うかもしれませんが、他人に怒るのが苦手という人は意外にたくさん存在しています。

部下を厳しくしかりなさいと言われても、どのようにして怒りを表現したらいいのかがわからなければ、迫力のある説教などできないでしょう。

次回の、(21)「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

19.「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 4日 (木)

(19)「距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」

こんにちは。

初対面の人とできるだけ早く親しくなるコツは、その人に接近することです。

前回ご説明しました、エドワードホールの「密接距離」、つまり、相手の45センチ内エリアに接近することによって、あっという間に親しくなることができます。

しかし、大抵の人にとっては、なかなかうまくいかないのが現実です。

一体それは何が原因しているのでしょうか?

初対面の人であっても、直ぐに親しくなることができる人は、間違いなく「
接近の動き」と「虚脱の動き」を持っている人で、身体全体をリラックスさせて、ゆっくりと相手に近づくことが得意な人です。

敵意がないことを表現しながら、ゆっくりと相手に近づくことで、相手に警戒させることなく、45cm内エリアに簡単に入って行くことができるのです。

いったん、45センチ内エリアに入りさえすれば、相手もすぐに打ち解けて、次第に会話がはずみます。

他人とすぐに親しくなれるということは、それだけでその人の立派な特技なのです。

このことを理解して、あなたの身近な上司や部下や同僚の中の「接近のスペシャリスト」を発見してください。

さて今日は、テーブルに座った場合の、接近の極意技をご説明いたします。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

 

(19)距離をつめると親しみを感じさせる(その2)

相手と対面したときに、前にどの程度乗り出せばいいかは、そのときの部屋の広さや机の大きさなどによって相対的に変わります。

不自然さがないことが何よりも大切なので、自分の感覚を大切にして対応してください。

その点、机の角や丸テーブルの場合は相手の横にいるので、相手の縄張りである机を侵すことなく、実際に二人の距離をつめることができるのではるかに有利です。

人を含めた多くの動物は、真正面から近づいてくるものには敵対しますが、横からゆっくり近づくものに対しては比較的寛容だからです。

丸い机の隣にいる相手に近づくためには、まず、相手に笑いかけ、相手が好意的な反応をしたら(少なくとも激しく拒否しなければ)身体をゆっくり前に傾けます。


10_1a 

 

 

このとき、あまり手を前に出さず、相手の縄張りを侵さないように注意します。

そのままの姿勢で相手に話しかけ、それでも相手が好意的な反応をしたら (少なくとも激しく拒否しなければ)、今度は足に重心をかけて、相手の横に来るように身体を引き寄せます (回転イスの場合はイスごと、普通のイスの場合は
お尻をずらす)。

 

10_1b 

 

このときも、手をあまり前に出さず、手よりも身体の方を相手に近づけるイメージで動きます。

真正面から近づいてくる人は怖いですが、側面から近づいてくる人はあまり怖くないからです。

無事に相手のそばに来たら、敵意がないことを伝えるために、思いっきりにっこりしましょう。


10_1c 

 

 

しばらくは力を抜いて身体を小さくして、相手の縄張りを侵す意図がないことを表現し、相手が慣れてきたら、自然な態勢に戻って話を続けます。

これがうまくいけば、二人はそれ以前よりはるかに親しくなっているはずです。

次回の、(20)「机をたたいてあごをしゃくると怒りを爆発させられる」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


18.「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 3日 (水)

(18)「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」

こんにちは。

「今日は仕事を離れて、無礼講でゆきましょう!」と言った大ベテランの上司のことばを鵜吞みにした若い社員が、その上司の肩に手をかけて話したり、本当に膝を突き合わせて話しかけたりした結果、後で先輩から大目玉を食らったという話は、よく耳にすることです。

この若い社員は「無礼講」の解釈を取り違えて、上司と自分の距離の取り方に関して、大きな間違いを犯してしまったのです。

アメリカの文化人類学者、エドワードホールは、コミュニケーションを行う際に、
他者との関係性によって人のパーソナル・スペースの広さは変わるとして、パーソナル・スペースを次の4つの距離に分類しています。

①密接距離(0~45cm)。家族や恋人などごく親しい人だけが接近を許される距離。

②個体距離(45~120cm)。親しい友人などが会話をする時の距離。

③社会距離(120~350cm)。知らない相手やビジネスの相手などと会話をする時の距離。

④公共距離(350cm以上)。講演会や発表会など、大勢の相手に話をする時の距離。

日本の上司が言う、「無礼講でやりましょう!」とは、「明るく元気にパッとやりましょう!」くらいに解釈して、ちょうど良いのです。

さて今日は、相手との距離をうまくつめるための、具体的な動き方についてのお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ


(18)距離をつめると親しみを感じさせる(その1)

人間はお互いの距離のとり方によって多くの情報を交換しています。

様々な研究の結果を見るまでもなく、私たちは日頃から、親しい人には気軽に近づくことができるが、親しくない者同士は近づきにくいということを十分に体験しています。

それだけに、相手との距離を縮めることができると、短期間に親しい人間関係になれるということも、人間関係を改善するヒントとしてよく言われることです。

「だから誰かと親しくなろうと思ったら、そばに近づけばいいのだ」というのは確かにその通りなのですが、現実にはそう簡単にいくものではありません。

なぜなら、人は常に他人を警戒しているので、いくら自分が好意を持っているからといっても、一方的に近づいたのでは不審に思われてしまいます。

相手との距離をつめるためには、それなりの手順、すなわち動き方が必要なのです。

10_2_2

一般に、相手と向かい合って対面すると人間関係が敵対的になりやすく、机の角などに座って九十度の角度を保つと友好的になりやすいといわれていますが、その理由の一つとして、相手に近づくときの動き方の違いが挙げられます。

正面に座ると、相手に近づくためには、身体を前に乗り出すことしかできません。

確かに前に乗り出す動きは相手にやる気を感じさせる動きではあるのですが、二人で向かい合っているときには、相手の縄張り(無意識のうちに机の手前半分は自分の縄張りだと感じている)を侵すことになるので、やりすぎると相手に脅威や不快感を与える結果になりやすいのです。

その上、せっかく乗り出しても、机がじゃまになって、実際の二人の距離そのものを縮めることができません。

そうした要素が重なって、向かい合って座ると、なかなか親しくなることができないと感じられるのです。

ただし、机の幅が広い場合には、前に乗り出す動きをしなければ、相手に対する興味や関心がない人、あるいは他人行儀でとっつきにくい人だと思われやすいので注意が必要です。

次回の、「(19)距離をつめると親しみを感じさせる(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」

6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

17.「緊張を保つと関心の強さを表せる」


 

 

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 2日 (火)

(17)「緊張を保つと関心の強さを表せる」

こんにちは。

自衛隊員や消防隊員や警察官などが、リーダーの指示に従って集団で訓練を行う際には、強い圧力と速い速度を伴った身体の動きを行います。

具体的には、前には「
突進の動き」、後ろには「機敏の動き」を伴い、上には「独断の動き」、下には「攻撃の動き」を伴った、速くて力強い動きを行います。

前後に速く、上下に力強い動きは、闘争に適した動きであると共に、人格を無くしてリーダーの指示に全面的に服従する動きであることを表しています。

多くの一般人も、相手に対して強い関心や尊敬の気持ちや恐縮の気持ちを表現する際には、身体を速くそして力強く動かすことがあります。

就職の面接官や、会社の社長や、恩師や大先輩や、大変世話になった人や、大変な迷惑をかけた人の前では、速く力強い動きを伴って、「はいっ、わかりました!」、「承知いたしましたっ!」、「申し訳ありませんでしたっ!」などと言う例が数多く見られます。

さらに、身体を速く強く動かすだけでなく、直立不動の姿勢のように、身体に力を入れてただじっとするだけでも、私たちは相手に明確な情報を発信することができるのです。

さて今日は、「身体の緊張を保つと、関心の強さを表すことができる」と言うお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ


(17)緊張を保つと関心の強さを表せる。

身体に力を入れる動きと、身体から力を抜く動きを使い分けることによって、相手に対する関心の高さを表すことができます。

例えば、身体に力を入れて相手をじっと見つめると強い関心を示すことになり、反対に身体の力を抜いて視線をはずすと関心を失ったことを示すことになります。

また、自衛隊員や警察官の「気をつけ」は上官の命令に注意を集中した状態で、「休め」は身体を弛緩させて集中を解いた状態なのです。

従って、相手に対する強い関心を示したいときには、身体を緊張させて相手の話を聞くことが大きなポイントになります。

現実には、緊張しているよりもリラックスしている方がよく話が理解できると思うかもしれませんが、相手から見ると、緊張をしている方が、力が抜けているよりも、はるかに強い関心を持たれているように感じられるものです。

日本では長い間、このような考え方が教育され奨励されてきたために、相手が年配の人の場合や公式の席では、きちんとした姿勢や緊張状態を保つことが功を奏します。

例えば、就職の面接試験では、やはり緊張を保った姿勢をとり続けることが基本になります。

※目上の人の話に対する関心の示し方①
 
09__3
 
09_2

 
 
そういう動きをすること自体が、相手の会社に対する関心や興味を持ち、真摯な態度で就職を望み、面接官に対して敬意を払っていることを表現するからです。


特に失礼な言動や取り返しのつかない失言をしたわけでもないのに、面接官から、やる気や自主性がない、その会社の仕事に興味や関心が薄いなどと判断される人は、手や身体などをフラフラと動かしたり、不適切に身体の力を抜いたりしてしまって、肝心のときにきちんと緊張を保った動き方をしていません。

このような人は面接官と対面しても注意を集中していないように感じられるために、相手の自尊心を傷つけてしまうので、よい心証を得ることができないのです。

ただし、面接の初めから終わりまで、ずっと緊張した動きばかりを続けていると、あまりにも単調で「面白みのない人間」「柔軟性のない人間」などと評価されてしまうことがあります。

そこで、緊張を保った動きの間に、ときどき力を抜いた動きを取り入れるということが必要になります。

例えば、面接官が冗談を言ったり、話が盛り上がって場が和んだときに、身体の力を抜いて、笑ったり、前後左右に軽く倒れたりすることは、その人の人間らしい一面の表れとして、面接官に大きな手がかりを与えることになります。

※目上の人の話に対する関心の示し方②


09_3


09_4

さらに、すでに説明した「堂々とした動き方」をところどころに織り交ぜると、将来の大物ぶりを発揮できるかもしれません。

つまりは、状況に応じて様々な動きを使い分けられる人が有能だと評価されるのです。

人にはそれぞれ動きの個性があり、おいそれとはその個性を変えることはできません。

そこで職業を選択するときにも、本来は自分の得意な動きを生かせる仕事に就くことが一番良いのですが、何の努力もしないで、自分の動きをそのまま生かせるような都合のいい職業など、現実にあるわけがありません。

どんな人でも、それなりに必要な動きを習得し、状況に応じて使い分けていくことが不可欠なのです。

公式な場だけでなく、プライベートな人間関係においても、身体に力を入れることが相手への強い関心を表すことに変わりはありません。

好きな人と初めてデートしたときには、誰でも緊張して硬くなってしまうものですが、ぎこちない様子は、それだけ相手に対する関心が強いことを表しているのです。

しかし、時とともに緊張はほぐれ、結婚後はお互いに虚脱しきった動きばかりになってしまうことも珍しくありません。

たまには緊張感のある動きを取り入れて、二人の間の人間関係をリフレッシュしてはいかがでしょう。

次回の、(18)「距離をつめると親しみを感じさせる(その1)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」


2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」


6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.
「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

16.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月 1日 (月)

(16)「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

こんにちは。

仕事でよく知っている相手の「○○さん」から、突然、その人の上司や部下を紹介されることがあります。

紹介された上司や部下は、あなたと名刺交換をしたり、一言二言話しただけで去っていく場合が多いのですが、その一瞬で、あなたのことを「この人はできる人だな…」と思わせる方法があります。

それは、まず、初対面の上司や部下の人の方向にきちんと身体を向き直して、名刺交換やあいさつを交わすことです。

そして、間髪を入れずに「○○さんには、いつも大変お世話になっております」と、はっきりとお礼を言うことです。

初対面の人は、突然紹介されたにも関わらず、きちんと自分の方向に身体を向き直してあいさつをするあなたに好感を抱きます。

そして、とっさにお世話になっているお礼を述べる余裕があることに対して、「この人はできるな…」と感じるのです。

その上、紹介してくれた「○○さん」に対しても、あなたが普段どう思っているかを間接的に伝えることによって、大変強いインパクトを与えることができます。

次の日から、「○○さん」の態度が変わっていることに、あなたは気づかれることでしょう。

以上は、ビジネスの現場での、ごく限られたシチュエーションですが、初対面の人に「この人はできるな」と思わせて、なおかつ、いつもの相手に改めて好感を抱かせる、一石二鳥の「からだの動き」の極意です。

ぜひお試しあれ…。

さて今日は、以上のことに関連した「話し始めた人の方を向く」大切さのお話です。


星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

(16)「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その2)」

もしもあなたが上司ならば、きちんと部下の顔を見て話を聞くべきです。

いかに上司といえども、部下の話に相づちを打ち、ときには前に乗り出し、相手の話の内容に合わせたリアクションをすることは必要不可欠です。

※部下に声をかけられた場合の動き方

08_2b

かつて日本では、相手が目下の場合には、話に集中するために、目を閉じて、じつと腕組みをして聞くということが許されていました。

しかし、いくら集中してくれているといっても、リアクションがない相手に対して、一方的に話し続けることは非常に苦痛です。

あなたの部下がやる気を失っているのは、ひょっとしたらあなたに話してもちゃんと聞いてもらえないと思っているからかもしれません。

もしもあなたが、部下の話に対してはいちいちリアクションをする必要などないと思っているとしたら、それは即座に改めることが必要なのです。

また、あなたが部下ならば、上司が話しだしたらすぐに上司の方を向かなければなりません。

いくら忙しいからといっても、ほかの仕事をしながら上司の話を聞いていたのでは、上司をないがしろにしているという印象を与えてしまいます。

上司に気に入られようと思ったら、上司が話しだしたらすぐに上司の方に身体全体を向けて(首だけを回すと怠惰だと思われやすい)顔を見るようにすればいいのです。

※上司に声をかけられた場合の動き方

08_2a

実際にそういうアクションをする部下は大変少ないので、あなたはそれだけで、すぐに上司から信頼されるようになるはずです。

また、自分が話し手になった場合には、その場にいる誰か一人だけを見て話すのではなく、そこにいるすべての人を見ながら話すことが大切です。

例えば、上司が部下を連れてきているときなどに、上司にばかり話しかけるのではなく、ときどきその部下に対しても視線を送ったり話しかけたりすることは大きな意味を持っています。

なぜなら、そういう動きをする人はリーダーシップに富み、熱心で柔軟性があるように感じられるので、その部下ばかりでなく上司からもいっそう信頼されやすく、また協力を得やすくなるからです。

次回の、(17)「緊張を保つと関心の強さを表せる」に続く。

 

(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

星座の場所を
応援クリック
お願いいたします

 
人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その1)」

2.
「勢いよく立ち上がる動きはやる気を感じさせる(その2)」


3.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

4.
「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」

5.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その1)」


6.「十秒長くやるだけで粘り強く見える(その2)」

7.「両手を広げて話すと堂々として見える(その1)」

8.「両手を広げて話すと堂々として見える(その2)」

9.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その1)」

10.「姿勢を良くするだけで華やかに見える(その2)」

11.「元気で明るい人は儲かっている(その1)」

12.「元気で明るい人は儲かっている(2)」

13.「ゆっくり動くと一目置かれる(1)」

14.「ゆっくり動くと一目置かれる(その2)」

15.「話し始めた人の方を向くと熱心さが伝わる(その1)」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年4月 | トップページ