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2017年5月14日 (日)

(29)「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)」

こんにちは。

もしも、あなたの上司が、全く「うなずき」をしないタイプの人だったとしたら、というお話です。

 ①
上に向かって圧力を入れる「うなずき」をする上司
 ②下に向かって圧力を入れる「うなずき」をする上司
 ③上に向かって圧力を抜く「うなずき」をする上司
 ④下に向かって圧力を抜く「うなずき」をする上司は、説明済み。

このタイプの上司は、「はい」「ええ」「そうです」「なるほど」「わかりました」等の返事や相づちの「ことば」を話す際に、全く「うなずき」を伴いません。

あなたが上司や部下や同僚の「うなずきアクション」を観察した際に、返事や相づちを話す場合に、全く「うなずき」を伴わない人(わずかにうなずくだけの人)が意外に多く存在していることに気づかれたはずです。

全く「うなずき」を見せない人は、じっとしていることが得意な「不動の動き」を癖として持っている人なのです。

あなたの上司がこのようなタイプである場合は、上司が話す「ことば」を、決して額面通りに受け取ってはいけません。

本当に良いのか悪いのか、本当に行うのか行わないのか、本当に賛成しているのかどうか、本当にやる気があるのかないのか、本当のところは、本人自身もはっきりとしていないからです。

交渉ごとには、表情を表に出さないポーカーフェイスの人が有利ですが、動きを表に全く見せない人からは、いったい何を考えているのかをほとんど読み取ることができません。

ただ一つはっきりしていることは、この上司は、全く行動的なタイプではないということです。

すなわち、自らが先頭に立ってリーダーシップを発揮する率先垂範タイプではなく、部下たちにいろいろと指示を出して、部下たちの行動に期待をして、後方でじっと待ち構えているタイプの上司なのです。

あなたの上司に思い当たる人はいらっしゃいますか?

さて今日は、「反省を伝えるお辞儀」の具体的な仕方についてのお話です。


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(29)全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その1)

家庭や学校や職場や地域社会、そしてビジネスに関係する様々な人間関係の現場において、必ず必要になるのはお願いとお礼とお詫びですが、その中で最も難しいのは、やはりお詫びでしょう。

なぜなら、一般にお詫びは、相手に対して、物理的あるいは精神的に何らかの被害をもたらしたときに行う行為なので、相手は必ず傷つき、そして怒っているからです。

日本人にとってお詫びとは、単に相応の弁償をすればそれですむというものではなく、求められているのは常に「誠意ある対応」、すなわち、損害を与えた側がいかに深く反省しているかということを態度で示すことなのです。

この章では特に、ビジネスなどの公式のお詫びの動きについて説明します。

お詫びを成功させるためのポイントは次の三つです。

①お詫びの動き  ②お詫びの早さ  ③お詫びの頻度

この三つがうまくかみ合えば、相手に対して誠意のあるところを見せることができます。

もしも十分な誠意を見せることができれば、相手は金銭的な補償に関して多少の譲歩をしてくれる可能性があります。

反対に、誠意のない対応だと判断されると、ごたごたは長引き、ときに裁判ざたになったり、要求がどんどんつり上がったりすることもあるので気をつけなければなりません。

まず、基本的なお詫びの動き方を説明します。

立ってお詫びをするときのポイントは、あまり姿勢よく立たないことです。


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肩の力を抜いて下に落とし、手は基本的に前で組んで、できるだけ困った顔をします。

そして、上半身の力を抜いてゆっくりと頭を下げていきます。

ただし、下半身をくにゃくにゃするといいかげんなイメージになってしまうので、ひぎは伸ばしてきちんとした印象を残します。

頭は正面から見て、背中よりも低くなるまで下げると心からお詫びをしている感じがします。

頭を下げたら、後悔と反省の気持ちをかみしめるくらいの時間、そのまま静止します。

次回の、(30)「全身を制御したお辞儀は強い反省を伝える(その2)」に続く。


(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)

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