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2017年4月18日 (火)

(3)「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

こんにちは。

目に見える、あるいは、耳に聞こえる範囲で、相手に呼ばれた場合、すぐに行くだけで「前向き」だと思われます。

取引先の相手や上司や先輩や同僚や部下など、相手によっては、「やる気がある」「元気がいい」「熱心だ」「かわいい」「やさしい」等など、様々な好印象を獲得することができます。

しかし、誰でもが「呼ばれたらすぐに行く」ことができるわけではありません。

接近の動き」と「機敏の動き」と「突進の動き」を動きの癖として持っている人は、「呼ばれたらすぐに行く」ことができますが、そうでない大半の人には実は大変難しい行為なのです。

他人にゆっくりうまく近づくことが得意で行動力のある「
接近の動き」を持つ人は、相手に呼ばれた場合もすぐにリアクションを開始しますが、素早く行動をすることが得意な「機敏の動き」の人の素早さにはかないません。

しかし、「
機敏の動き」の人も、前方に勢いよく飛び出す動きが得意な「突進の動き」の人には勝てません。

相手に呼ばれて最もすぐに行ける人は、やはり「突進の動き」を持つ人なのです。

しかし、「突進の動き」を持つ人は、誰よりも速く到着しますが、速過ぎるが故の間違いや勘違いを引き起こしやすくなります。

したがって、三者はそれぞれの得意技でそれぞれの不得意な面を補いつつ、「呼ばれたすぐに行く」リアクションを行っているのです。

しかし、「呼ばれたらすぐに行く」アクションの仕方を知ることによって、三者の行動はより正確によりスピーディーになり、大半の人達にとっても、「呼ばれたらすぐに行く」方法を効率よくトレーニングすることができます。

さて今日は、「呼ばれたすぐに行く」具体的なアクションの仕方についてのお話です。


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(3)「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その1)」

呼ばれたらすぐ行くということは、実はそれだけで大きな意味を持っています。

私たちが呼ばれたらすぐに行くことに抵抗を感じる理由の一つは、その行為が相手に対する服従のように感じるからですが、よく考えると、必ずしも下っ端の人間ばかりがすぐに駆けつけるというわけではありません。

例えば、警察や消防は呼ばれたらすぐ行くことを期待されている最たるものです。

また、正義の味方も呼ばれたらすぐに行かなければなりません。

肝心なときにいつも間に合わなくて、ヒロインや善良な市民を救えなければ、正義の味方である意味がなくなってしまうからです。

このように、緊急で重要なものほど、呼ばれたらすぐに行く態勢をとっているものです。

つまり、呼ばれたらすぐ行くという行為には、困っている相手を助けに行くという要素が含まれているのです。

それは日常のどんなに平凡な状況の中でも変わりありません。

上司があなたを呼んだら、たとえ保管用の書類のコピーをとってほしいという依頼であっても、すぐに駆けつけることが大切なのです。

あなたがすぐに駆けつけるということは、あなたが上司の声をSOSだと解釈した、すなわち、重大なことだと解釈したということを表現するからです。

さて、呼んだらすぐに来てくれたと相手が思うためには、身体をつかって「すぐに」というイメージを表現することが必要になります。

すぐそばの席にいる部下に声をかけて、実際に自分の前に来るまでに数十秒しかかからなかったとしても、返事のタイミングが遅かったり、作業中の仕事をなかなか止めなかったり、ゆっくりと移動したりすると「すぐに行く」という印象にはなりません。

「すぐに」というのは非常に相対的な感覚なので、実際には相手が注意して見ている部分を早くすることが大切なのです。

普通、人は他人に声をかけたら、そのリアクションに注目するので、そこで速い動きをすることによって「すぐに行く」というイメージを強調することができます。
つまり、相手がどこにいるかによって、するべきリアクションは違ってくるのです。
今日は、「相手が前方にいるとき」に、「呼ばれたらすぐ行く」と感じさせる動き方をご紹介します。
02_2big
↑相手が前にいるときには、スタートダッシュするように飛び出す動きをする。
02_ 
↑相手が前にいるときに、ゆっくり動き出すとやる気がないように見える。


このように、「相手が前方にいるとき」には、ちょうど短距離走でスタートダッシュをするかのように前に飛び出します。

前に倒れる力を利用して進むと、いかにも「飛んで来た」という感じがするからです。

このように考えると、「相手が後方にいるとき」では「すぐに行く」というイメージを強調するためには、リアクションの仕方を変える必要があることがわかります。

そこで、次回は「相手が後方にいるとき」のリアクション方法をご紹介します。

次回の、(4)「呼ばれたらすぐ行くだけで前向きだと思われる(その2)」に続く。

(※以上の文章とイラストは、拙著「人は動きだ!」日本経済新聞社より抜粋したものです)


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