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2016年11月14日 (月)

42.気軽に冷やかせる広さの店に、お客さんは引きつけられる。

こんにちは。

店は今、どんどん小さくなっています。

百貨店やSCや大型専門店なども、

縮小したり撤退したりしています。

それではいったい店は、

どこまで小さくなっていくのでしょうか?

間違いなく、「戸板一枚の店」まで小さくなっていくのです。

なぜなら、「戸板一枚の店」こそが、

「店」本来の性質を最も色濃く表現することができる

店の基本だからです。

いわゆるデパ地下が大勢のお客様を引きつけてきた理由は、

「戸板一枚の店」に近いテナントで構成されたフロアだったからなのです。

ほとんどの百貨店の関係者は、

「なわばり」が解除された「戸板一枚の店」が、

移動中のお客様を引きつけるということに

まだ気づいてはいません。

だから、中小規模の店に転換を図って、

生き残りをかけて様々な取り組みを繰り返しているにもかかわらず、

リアルショップとして最も魅力のある「戸板一枚の店」を

再現できないままに迷走を続けているのです。

実は、JRをはじめとする様々な交通機関が、

駅構内の有効活用を図ることから登場してきた駅ナカ・駅ソトショップは、

見知らぬ人が大勢行き交う移動空間に生まれた、

現代の「戸板一枚の店」なのです。

現在、駅ナカ・駅ソトショップが大勢のお客様を引きつける要因は、

決して、買い物が便利になったからではなく、

店そのものが、「戸板一枚の店」の性質を取り戻したからなのです。

したがって、

店は、今後、間違いなく、「戸板一枚の店」まで、

小さくなっていくのです。


さて今日は、

「お客さんはあまりにも狭すぎる店を避ける」

というお話です。

(※以下の文章とイラストは、「こうすればお客さんは何度でもやって来る」・学陽書房・1999年より抜粋したものです)


Photo

「商品さえ良ければ、店の規模は小さくても売れる」

という考え方はまちがっています。

やはり、あまりにも狭い店は買いにくいのが現実です。

なぜならば、

たとえその店をセルフ方式にしたとしても、

店があまりにも狭ければ、

お店の人との人間関係がとてもむずかしくなってしまうからです。

時々、小物などを扱う店で、

二~三坪くらいの極めて小さな店があります。

そういう店では店の奥に小さなカウンターがあり、

お店の人はそこにじっとすわって

お客さんが商品を選ぶのを待っています。

このような店ではどこで何をしていても

お店の人からよく見えてしまうので、

お客さんは気になってなかなか落ち着いて商品を見ることができません。

また、このような店の場合、

いったん店内に入ってしまうと

何も買わずには帰りにくくなってしまうので、

お客さんは何となく店に入るのをちゅうちょしてしまうのです。

小さな店であってもうまくいくのは、

駅のキヨスクのように、(※1999年当時)

極めて通行量の多い場所にあって、

しかもお客さんが店の外からでも

十分に商品を見ることができるような構造の時に限られます。

このような店の場合、

わざわざ店の中に入らなくても

簡単に商品を見ることができる上に、

たいていは何人ものお客さんがついているので、

お店の人の存在をはとんど気にせずに商品を見ることができるからです。

これまで商売をしたことのない人が「店」を始めようとする場合、

どうしても資金の都合やオーナー個人の趣味や考え方によって、

店の規模や構造を決めることになりがちです。

しかし「店」で成功するためには、

どれだけ「お客さんがお店の人を気にせずに買い物ができるか」

ということを中心に考えていくことが大切なのです。

対策42

あまりにも狭すぎる店は移転する。


(※以上の文章とイラストは、「こうすればお客さんは何度でもやって来る」・学陽書房・1999年より抜粋したものです)

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