« 22.「優柔不断」で「ウソ」をついてしまう、店員の動きとは? | トップページ | 23.決断力はあっても、何も決められない、店員の動きとは? »

2016年11月12日 (土)

41.レジがたくさんある大型店に、お客さんは引きつけられる。

こんにちは。

1953年にセルフサービス方式のスーパーマーケットが登場し、

1971年から1974年にかけて

セルフサービス方式のコンビニエンスストア各社の1号店が

次々に登場してきました。

そして、1970年代にスーパーが、1980年代にコンビニが、

日本各地に急激に普及していったのです。

商店街や百貨店の店舗構造や接客方法に比べて、

セルフサービス方式の斬新な店舗構造や接客方法は、

買いやすい新しい店として、多くのお客様を引きつけました。

しかし、それらは決して、

店本来の性質を持った「店」ではありませんでした。

なぜなら、

店員が接客に費やす時間をできるだけ少なくし、

効率を最優先するような店舗構造や接客方法の店が、

店本来の性質を持っているはずなどないからです。

しかし、その後も、

セルフサービス方式の大型店や小型店が続々と登場し、

ついには、

店員の接客を果てしなく減らした「ネットショップ」が登場してきました。

ところが、

このような「ネットショップ」の普及に伴って、

反対に、店本来の性質を持った「店」が

再びよみがえることになったのです。

まるで、陰が極まって陽に転じるように…。

それが、駅ナカ・駅ソトなどの移動空間に登場してきた

現代の「リアルショップ」なのです…。


さて今日は、

「お客さんはレジが少なすぎる大型店を避ける」

というお話です。

(※以下の文章とイラストは、「こうすればお客さんは何度でもやって来る」・学陽書房・1999年より抜粋したものです)



Photo_5

「セルフ方式の店は簡単に作ることができる」

という考え方はまちがっています。

中途半端なセルフ方式は、

かえってお客さんに混乱を生じさせてしまうからです。

例えば、セルフ方式の歴史の浅い百貨店では

まだまだ十分な構造や接客方法が確立されていないのが

現状(※1999年当時)です。

かつて小売店業界をリードしていた百貨店は、

高い売り上げをあげることのできた本当の要因を

見落としてきました。

その要因とは「商店街の店」に比べて百貨店のほうが

「お店の人を避けやすい」ということだったのです。

スーパーマーケットやコンビニなどの登場によって

「セルフ方式」の店が急増してきましたが、

百貨店は「高級品を取り扱う店がセルフ方式で販売するわけにはいかない」

などという理由から販売方法を変えようとしませんでした。

しかし、百貨店よりも、

それ以外のセルフ方式の店のほうが

お客さんにとってはるかにお店の人を避けやすかったために、

お客さんは急速に百貨店から遠ざかるようになってしまいました。

ようやく気がついた時には、

百貨店だけが時代の流れから大きく取り残された

接客方法を行っていたのです。(※1999年当時)

そこで百貨店は

大急ぎで各売り場にセルフ販売を導入し始めましたが、

従来の売り場の構造はそのままで、

ところどころにレジを置いただけの

「中途半端なセルフ方式」になってしまいました。

そのため、レジの場所がわかりにくかったり、

狭すぎたり、少なすぎたりして、

結局、お客さんはそれぞれの売り場に立っているお店の人に

精算を頼まなければならないというのが実情なのです。(※1999年当時)

一方、セルフ方式としては進んでいるはずの

ショッピングセンターやディスカウントストアなどでも、

お客さんにとっては買いにくい状況が見られることがあります。

例えば、一部の店ではコスト削減を追求して、

レジの数やお店の人の数を極端に減らしてしまいました。

その結果、

お客さんがお店の人に尋ねたいことがあったり精算をしようとしても、

なかなか見つけられずに困るという事態が生じてしまったのです。

セルフ方式のいいところは、

何といっても

お客さんがお店の人に不必要な接客を受けたり、

わざわざお店の人を探したりしなくても、

商品を買えるということなのです。

対策41

セルフ方式の店ではレジを明確にする。


(※以上の文章とイラストは、「こうすればお客さんは何度でもやって来る」・学陽書房・1999年より抜粋したものです)


この正座の場所を
応援クリック
お願いいたします


人気ブログランキングへ

【関連記事】

1.店頭にじっと立つのをやめれば、お客さんがやって来る。

2.お客さんに店員の視線を感じさせない店がよく売れる。

3.ちょっと近づいただけで「いらっしゃいませ!」を言わない店が、お客さんを引きつける。

4.商品の前に立ち止まったりちょっと触ったりしただけでは、すぐに接客をしない店がお客さんを引きつける。

5.何度来ても、「毎度!」と言わない店がお客さんを引きつける。

6.顔と名前を覚えられたと感じさせない店が、お客さんを引きつける。

7.サクラパワーを生かす店がお客さんを引きつける。

8.近所の店でも、馴染みにならなければ、お客さんはやって来る

9.お客さんは、「どのようなものをお探しですか?」と聞かれない店に引きつけられる

10.お客さんはいきなり「ご予算はおいくらですか?」と聞かれない店に、引きつけられる。

11.店員がなれなれしく話しかけない店に、お客さんは引きつけられる

12.相談したり試着したりしても買わずに帰れる店に、お客さんは引きつけられる。

13.気軽に試食ができる店に、お客さんは引きつけられる。

14.商品のある場所をいちいちお店の人に聞かなくてもよい店に、お客さんは引きつけられる。

15.おかわりを大声で頼まなくてもよい店に、お客さんは引きつけられる

16.細かく道案内をしなくてもよいタクシーに、お客さんは引きつけられる。

17.注文をしなくてもよい回転寿司の店に、お客さんは引きつけられる。

18.欠陥品の返品や取り替えを快く受け入れてくれる店に、お客さんは引きつけられる。

19.お店の人の失敗を上司に訴えるとうまく対応してくれる店に、お客さんは引きつけられる。

20.電話で苦情を言ってもたらいまわしにされない店に、お客さんは引きつけられる

21.責任者と施工業者の打ち合わせがうまくいく建築会社に、お客さんは引きつけられる

22.料理が直ぐに出てくる店に、お客さんは引きつけられる。

23.レジが混まないスーパーマーケットに、お客さんは引きつけられる。

24.直ぐに電話に出てくれる店に、お客さんは引きつけられる

25.呼ぶと直ぐに注文を取りに来てくれる店に、お客さんは引きつけられる

26.順番を無視しないでレジを再開する店に、お客さんは引きつけられる

27.連れの料理が直ぐに出てくる店に、お客さんは引きつけられる

28.食べ終わらない人のコーヒーまで一緒に出さない店に、お客さんは引きつけられる

29.隣の人との境界がはっきりしている店に、お客さんは引きつけられる。

30.四人掛け以外に一人掛けの席のある店に、一人のお客さんは引きつけられる。

31.すいている時は広い席に案内してくれる店に、お客さんは引きつけられる。

32.入口で値段がわかるレストランに、お客さんは引きつけられる。

33.わかりやすいメニューや読みやすいメニューの店に、お客さんは引きつけられる。

34.商品の値段をわかりやすく表示している店に、お客さんは引きつけられる。

35.必ず「ご指名は?」と聞いてくれる美容院に、お客さんは引きつけられる。

36.セルフか非セルフサービスなのかが、はっきりしている店に、お客さんは引きつけられる。

37.常にサービスの内容にムラがない店に、お客さんは引きつけられる。

38.接客技術にむらのない店に、お客さんは引きつけられる。

39.お店の人の案内がわかりやすい店に、お客さんは引きつけられる。

40.日程がきちんとしているリフォーム店に、お客さんは引きつけられる。

この正座の場所を
応援クリッ

お願いいたします


人気ブログランキングへ

|

« 22.「優柔不断」で「ウソ」をついてしまう、店員の動きとは? | トップページ | 23.決断力はあっても、何も決められない、店員の動きとは? »

◆こうすればお客さんは何度でもやって来る」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119616/64457775

この記事へのトラックバック一覧です: 41.レジがたくさんある大型店に、お客さんは引きつけられる。:

« 22.「優柔不断」で「ウソ」をついてしまう、店員の動きとは? | トップページ | 23.決断力はあっても、何も決められない、店員の動きとは? »