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2016年11月29日 (火)

1.日経MJ、「窮地三越伊勢丹3つの疑問」(11月25日)の記事を読んで。

Photo_4
※伊勢丹本店・正面玄関


こんにちは。

11月25日・日経MJが、

『経営統合から8年。百貨店最大大手の三越伊勢丹ホールディングスが

岐路を迎えている』と、報じています。(一面)

「人の動き」という観点からリアルショップを観察すると、

現在は、

駅ナカ・駅ソトを中心に、「移動空間」に登場してきた店に、

多くのお客様が引きつけられています。

つまり、わざわざ行く商業集積(店)から、

移動の途中に立ち寄る商業集積(店)に、

お客様は移動したのです。


Photo
※新宿JR構内・ニュウマン


けれども、

「移動空間」に生まれた店がお客様を引きつける理由を、

「移動中にモノが買える便利な店だから」と考えると、

それは大きな間違いです。

それぞれの目的に向かって、大勢の通行客が行き交う交通の要衝には、

「匿名性」が守られた店員と客が交わすコミュニケーションが生まれ、

そのような場所には、

老若男女を元気にさせる「境界の風」が吹いています。

かつて、街道に立った「市」の日だけに限って吹いていた「風」が、

今は、毎日、「移動空間」を吹き渡って、

大勢のお客様を引きつけているのです。

ここ数年、

全国各地の百貨店が閉店を余儀なくされていますが、

閉店した百貨店をよく見ると、

「移動空間」にある商業集積の性質、

すなわち、

「なわばり」が解除された立地や店舗構造や接客方法を

持ち合わせていなかったことがわかります。

現在の立地や構造や接客を変えないままで、

わざわざ出かけて行きたくなるような百貨店に再生することは、

大変難しいことです。

かつて、「横の百貨店」と言われた

全国各地の商店街の再生が不可能であったのと同じように、

その手立ては、非常に困難なことなのです…。


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