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2016年10月29日 (土)

34.商品の値段をわかりやすく表示している店に、お客さんは引きつけられる。

こんにちは。

高級ブランド品を販売するリアルショップには、

全く価格表示をしていない店があります。

一つ一つの商品に値札が付いている場合は、

裏返しになっていたり、隠されていたりします。

それではいったいなぜ、

価格表示をしない、あるいは価格を見せない手法が

とられているのでしょうか?

それは、商品の価格を

全く気にしないで買い物をする富裕層のお客様と、

そのような客だと思われたいお客様を

対象にしている店だからです

ところが、

百貨店やSCや駅ビルなどに出店している店の中には、

価格表示をしていない「商品空間」を持ちながら、

その「商品空間」にふさわしくない店舗設計と接客方法を採用している店が

意外に多く見られます。

つまり、特定のお客様だけを対象にしているはずなのに、

不特定の見知らぬお客様を対象にした店と同じような

店舗設計や接客方法をしている店があるのです。

(1)出入り口をきちんと閉め切った、

①「店員空間の狭い、引き込み型店」や

②「店員空間のない、引き込み・回遊型店」は、

店がはっきりと「なわばり」主張をしているために、

価格を表示しないことが

ふさわしい店舗構造と言えます。

しかし、

(1)通路に面した、

①「店員空間の広い、接触型店」は

もちろんのこと、

(2)出入り口をオープンにした、

①「店員空間の広い、引き込み型店」や

②「店員空間のある、引き込み・回遊型店」などの店は、

できるだけ「なわばり」を解除しようとしている店の構造なので、

価格を表示しないという販売方法は

ふさわしくはありません。

また、特定のお客様だけを対象にしている店は、

お客様から注文を受ける前から接客を開始する

常連接客」を行うべきであり、

お客様から注文を受けた後から接客を開始する

一見接客」はふさわしくないのです。

もしも、できるだけ多くのお客様に来てもらうことを望んでいる店が、

店が店員の「なわばり」であることを理解しないまま、

高級感を演出しよううとして

価格表示をしないで販売しているとしたら、

そのやり方は、

いま直ぐに改めるべきなのです…。

ショッピングを楽しみたい、

多くの見知らぬお客様のためにも!


さて今日は、

「お客さんは商品の値段を表示していない店を避ける」

というお話です。

(※以下の文章とイラストは、「こうすればお客さんは何度でもやって来る」・学陽書房・1999年より抜粋したものです)

Photo


「高級品の店では商品の値札は出さなくてもいい」

という考え方はまちがっています。

多くのお客さんに商品を買ってもらいたいと思うならば、

値札は当然つけるべきです。

現在、値札を出さずに販売している店は

二種類しかありません。

まず、一つは一部の高級ブランド店です。

このような店では「価格を気にしないお客さん」を対象にしており、

また「商品の価格を他のお客さんに知られないように」

という配慮から、価格をはっきりとは表示しないことになっています。

このような店は玄関が閉じられた構造になっていて、

関係のないお客さんは

入って来ないようになっているのが普通です。

しかし、そうした高級ブランド店であっても、

百貨店などに出店した場合には

多くの一般的なお客さんも対象にすることになります。

店の構造も、

玄関のドアのない、百貨店によくあるような

一般的な構造の店になっているのです。

ところがそれにもかかわらず、

値段を表示していなかったり

値札を裏返しにしていたりする店がたくさんあるのです。

このような店の構造と値段表示の矛盾は、

その店に入って果た多くのお客さんを混乱させてしまいます。

誰でも入れるような構造の店だからこそ、

一般的なお客さんもつい店内に足を踏み入れるのですが、

商品の価格がはっきりと表示されていないと、

たとえ商品に興味があっても

検討することができなくなってしまいます。

初めから限られたお客さんだけを対象にするつもりなら、

もっと一般のお客さんが入れないような店の構造にするべきですし、

そうでないなら店内に入った誰でもが

自由に価格を確認できるようにするべきなのです。

もう一つの値段を出さない店は、

田舎にある小さな店です。

このような店には、

限られた顔見知りのお客さんしか来ない上に、

値段には関係なく必ず買うので、

わざわざ一つ一つの商品に値段をつける必要がありません。

高級ブランド店と田舎の小さな店は、

まったく異なる店のようでいながら、

どちらも「値段を気にしない限られたお客さんにしかモノを売らない」

という点が共通しています。

これらの店は、

最初から大勢のお客さんに対応しようという目的がないので、

このような方法でもやっていけるのです。

しかし、

価格を気にする一般的なお客さんを対象にした店では、

値段をはっきりと表示することが必要です。

対策34

大勢のお客さんを対象にした店では商品に値段をつける

(※以上の文章とイラストは、「こうすればお客さんは何度でもやって来る」・学陽書房・1999年より抜粋したものです)

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