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2016年8月13日 (土)

19.JR構内のKIOSKや他の店が、お客様を引きつけた店員のアクションと店舗構造。(1991年当時)

こんにちは。

このシリーズでは、約25年前(1991年当時)、お客様を「一見客・いちげんきゃく」(見知らぬ客)として迎え、「一見接客・いちげんせっきゃく」を提供することによって「なわばり」を解除し、大勢のお客様を引きつけた店、あるいは引きつけようとした店をご紹介しています。

さて今日は、1991年当時、年々広くなっていく主要駅構内の「KIOSK(キオスク)や他の店」が、「一見接客」を提供することによって「なわばり」を解除して、見知らぬ大勢の客を引きつけた様子をご紹介いたします。

1991年当時は、近年のような本格的な「駅ナカショップ」の登場を、関係者は誰も予測していませんでした。

(以下のイラストは、「新しい客がどんどん来る店」・日本経済新聞社・1991年より抜粋したものです。)


(1)約30年前(1987年4月)、国鉄がJRに変わり、主要駅の構内も変化した。

国鉄からJRに変わって、駅の構内には新しい店が次々と登場してきました。

例えば、下の店は、ショッピングセンターや路面にあった、「店員空間の広い接触型店」の構造をしたファーストフードショップで完全な「一見接客」の店です。(1991年当時)

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※「店員空間の広い接触型店」

(2)「店員空間のある、引き込み・回遊型店」のレディス専門店。

この店は、構内にありながらも、入り口を閉め切った「店員空間のある、引き込み・回遊型店」で、セルフサービス方式を採用した店となっています。(1991年当時)

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※「店員空間のある、引き込み・回遊型店」

(3)規模の小さい「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」。

下の店は、「CDショップ」と「ファッションウォッチの店」で、いずれもセルフサービス方式の店となっていますが、店内が狭いために、店員の存在が気になって、なかなか気軽にはひやかせない店となっています。(1991年当時)


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※「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」

(4)構内の店でも、ひかしやすい店とひやかしにくい店が混在していた。

駅構内の店にも、ひやかしやすい店とひやかしにくい店がありました。

セルフサービス方式を採用した店でも、狭くて複雑な構造をしているために、なかなかお客様を引きつけられない店もありました。

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セルフサービス方式を採用していなくても、「店員空間の広い接触型店」の場合は、作業中や接客中の店員のアクションが生じやすいために、大勢のお客様を引きつけました。(下のイラストの和洋菓子店)

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(以上のイラストは、「新しい客がどんどん来る店」・日本経済新聞社・1991年より抜粋したものです。)



現代の駅ナカショップの代表的な存在といえば、東京・新宿駅構内の「ニュウマン」です。

1991年当時と比べると、はるかに規模も大きく、買いやすくなっていることがわかります。


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※東京・新宿駅構内に登場した「駅ナカ」ショップ「ニュウマン」の様子(1)。


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※東京・新宿駅構内に登場した「駅ナカ」ショップ「ニュウマン」の様子(2)。


「駅」は現代の見知らぬ人々が行き来する典型的な交通の要衝です。

したがって、全国各地の商店街は、駅を拠点とした主要道路に沿って発展してきました。

駅のそばにあることがすなわち良い立地だと考えられてきたのです。

そのため駅の周辺は大いに発展を続けましたが、駅そのものの中には、これといった店は存在しませんでした。

しかし、見知らぬ人が行き交う交通の要衝にこそ、店が発生して来たことを考えれば、当時(1991年当時)でさえ、駅の構内がいかに商売に適した空間であるかということは、容易に予測することができました。

残念ながら当時は、私たちと同じ考え方をするJRの関係者や多くの専門家たちは見当たりませんでした。

現在、大勢のお客様を引きつけているような本格的な「駅ナカ・駅ソト」ショップが登場してくるまでには、その後、長い長い年月を要したのです。


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