« 17.若者の観光地「原宿竹下通り」が、1991年当時に提供した「一見接客」とは? | トップページ | (5)客が客を呼ぶ「サクラパワー現象」 »

2016年8月 8日 (月)

(4)お客様が回遊しやすい「回遊通路」はこうつくる

こんにちは。

月刊・商業界9月号(2016年8月1日発売)に掲載された

「人の動き」を理解すれば売れる店は一晩でつくれる

の記事を、シリーズでご紹介しています。


(4)お客様が回遊しやすい「回遊通路」はこうつくる

さて、お客様が店頭で立ち止まったとして、次は店内を回遊してもらわなければなりません。

ところが、実際には、お客様が回遊しやすい回遊通路を持っていない店はたくさんあります。

みなさんはもうお分かりだと思いますが、単に店内に通路があるだけではお客様は自由に回遊することができません。

そこが「なわばり解除」されていることが重要なのです。

お客様に「ここは回遊しても安全だ」という情報を伝えるために有効なのは、前回ご説明した「戸板一枚」を基本にした商品空間をつないで、店の回遊通路をつくることです。
5

そのときに、商品が足もとから陳列されていると、お客様にとってわかりやすい「回遊通路」になります。

そのような店では、お客様が低い位置の商品を見ながら回遊することができるため、店員の存在が気になりにくく、落ち着いて商品を見たり検討したりすることができます。


2


また、回遊通路はあいまいにせずわかりやすくはっきりつくることが大切です。

それによって、お客様がどこをどのように通ればいいのか、どうすれば外に出られるのかが良く分かり、店のなわばりが解除されやすくなるからです。

時々、最先端のおしゃれなファッション店などで、店の大部分がカラの空間になっていて、奥の方にほんの少しだけ商品を飾っているような店がありますが、この構造は非常に接客がむずかしい店なのです。

なぜなら店頭から商品までの距離が遠く、回遊通路がはっきりしていない上に店員の姿が良く目立つため、店員が努力してもなかなか「なわばり解除」することができないからです。

このような店の場合は、商品の人気が高い間は、お客様は危険を冒して商品を買いに来てくれますが、ブームが去るととたんに来店客数が減り、売れなくなる傾向があります。

よほどの人気ブランド店でない限り、避けた方が無難な構造です。

(次回は、(5)お客様がお客様を呼ぶ「サクラパワー現象」、をご紹介します)


関連記事】

1.(1)「お客様に見えて店員に見えないもの」

2.(2)店員のなわばりがお客様を遠ざけている」

3.(3)お客様が入りやすい「入り口」のつくり方


この星座の場所を、
応援クリック
お願いいたします。


人気ブログランキングへ

|

« 17.若者の観光地「原宿竹下通り」が、1991年当時に提供した「一見接客」とは? | トップページ | (5)客が客を呼ぶ「サクラパワー現象」 »

◆人の動きを理解すれば売れる店は一晩でつくれる」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (4)お客様が回遊しやすい「回遊通路」はこうつくる:

« 17.若者の観光地「原宿竹下通り」が、1991年当時に提供した「一見接客」とは? | トップページ | (5)客が客を呼ぶ「サクラパワー現象」 »