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2016年7月 1日 (金)

1.東京・新宿「花園神社の酉の市」には見知らぬ客を引きつける「市の風」が吹いていた!

こんにちは。

このシリーズでは、約25年前(1991年当時)、お客様を「一見客・いちげんきゃく」(見知らぬ客)として迎え、「一見接客・いちげんせっきゃく」を提供することによって、大勢のお客様を引きつけた店をご紹介します。

現在、「移動空間」に立地して、大勢のお客様に人気の「駅ナカ・駅ソト」ショップにおいても「一見接客」が提供されています。

つまり、25年前も、現在も、お客様には「見知らぬ客」となって買い物がしたいという強い願望があるのです。

さて今日は、その最初の店として、25年前(1991年当時)、全国的にも有名な東京・新宿の「花園神社の酉の市」が、大勢のお客様を引きつけていた様子についてご紹介いたします。

神社の境内に立つ「市」の店は、「境界」で生まれた「店の起源」として考えられていますが、当時をしのばせる構造(店員空間の狭い接触型店)と、売り方(一見接客)で現代に継承されているものです。

(以下のイラストは、「新しい客がどんどん来る店」・日本経済新聞社・1991年より抜粋したものです。)




(1)屋外に造られた簡易な店は、「境界」で生まれた「店の起源」をしのばせています。

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(2)全ての店は「店員空間の狭い接触型店」で、「一見接客」が行われています。

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※「店員空間が狭い接触型店」


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※お客様の注文を受けた後から接客を開始する「一見接客」」


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※お客様の注文を受ける前から接客を開始する「常連接客」



(3)「見知らぬ店員」と「見知らぬ客」と「一見接客の店」が生み出す「市の風」に吹かれるために、大勢の現代人がやって来ます。

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(4)一見、乱暴そうな店員の「口上」と客のやりとりも、「見知らぬ店員」と「見知らぬ客」にとっては、ごく自然に聞こえます。

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(5)商品の価格や衛生面の問題を乗り越えて、「見知らぬ店員」と「一見接客」の店に、大勢のお客様は引きつけられるのです。

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(以上のイラストは、「新しい客がどんどん来る店」・日本経済新聞社・1991年より抜粋したものです。)

以上は、毎年11月の酉の日に行われる、「花園神社の酉の市」の風景です。

この「花園神社」のすぐそばには有名な百貨店がありますが、百貨店では味わえない「市の風」を求めて、大勢のお客様がやって来るのです。

しかし、近年、大勢のお客様を引きつけている「駅ナカ・駅ソト」ショップには、この「花園神社の酉の市」に近い「市の風」が吹き渡っています。

それは「駅ナカ・駅ソト」ショップが、見知らぬ人が多数行き交う「移動空間」に生まれた店だからです。

つまり、「花園神社の酉の市」の店と、直ぐ近くに存在する新宿駅そばの「駅ナカ・駅ソト」ショップには、酷似した「店の性質」が存在しているのです。


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