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2016年6月 2日 (木)

8.安売り王・宮路社長が1993年当時に「城南電機」から発信していたメッセージとは?

こんにちは。

リアルショップからは、常に六つのメッセージが発信されています。

  ①見知らぬ人歓迎のメッセージ   ②浪費は美徳のメッセージ  
  ③返礼不要のメッセージ       ④狩猟解禁のメッセージ 
  ⑤もっともらしい理由のメッセージ  ⑥性をほのめかすメッセージ

以上の六つのメッセージは、店の「なわばり」を解除して、お客様を引きつけるために発信されているのです。

さて今日は、大金の入ったアタッシュケースを持ち歩くことで、社長がTVなどでも有名になったディスカウントショップ「城南電機」が、当時(1993年)大勢のお客様を引きつけていた「メッセージ」についてご説明いたします。

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この店「城南電機」は、安売り王・宮路年雄社長の独特のキャラクターと激安価格で有名な家電店で、東京・渋谷区宮益坂の通りの角地にある渋谷店で、毎日多くのお客様を集めています。

この店「城南電機」は、「店員空間のない、接触・引き込み・回遊型店」ですが、店頭や店内の商品空間は様々な商品が雑然と山積みされていて、一見倉庫のようなイメージを漂わせた店となっています。(狩猟解禁のメッセージ



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店頭や店内には、取材記事が掲載された新聞や、社長自らがTV出演した様子や、なぜ安いかを説得するVTRが流れています。(もっともらしい理由のメッセージ



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「店員空間」がない店であるにもかかわらず、お客様から声がかかるまで店員は一切接客を開始しない「一見接客」が行われる店となっています。(見知らぬ人歓迎のメッセージ


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店員は、様々な事務処理や商品の補充や整理の作業に追われ、その片手間にお客様に案内したり説明したりしながら販売しています。

見知らぬお客様でごった返す店内は、ますます「なわばり」が解除され、ひやかし客を引きつけています。(見知らぬ人歓迎のメッセージ浪費は美徳のメッセージ


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大抵のお客様は、店内の激安のプライスカードやポスターと商品を見比べながら、驚きながら検討します。(浪費は美徳のメッセージ



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店員は一日中作業中か接客中のアクションを続けているために、買う気のないカップルも、気軽にひやかしにやってきます。(返礼不要のメッセージ性をほのめかすメッセージ

(以上の、イラスト&文は、「入りやすい店の秘密」・日本経済新聞社・1993年より抜粋したものです。)


以上のように、ヤマダ電機やヨドバシカメラが全国各地で安売り合戦を行う家電量販店として知れ渡る少し前に、家電安売り有名店として大勢のお客様を引きつけた「城南電機」も、様々なメッセージを発信していることがお分かりのことと思います。

そして、その目的が、店の「なわばり」を解除して、大勢のお客様を引きつけることであることもお分かりのことと思います。

ネットショップがどんなに普及しようとも、様々なメッセージで溢れかえった現場だからこそ、リアル店舗は大勢のお客様を引きつけ続けるのです。


【関連記事】

1.「見知らぬ人歓迎のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

2.「浪費は美徳のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

3.「返礼不要のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

4.「狩猟解禁のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

5.「もっともらしい理由のメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する

6.「性をほのめかすメッセージ」が、店の「なわばり」を解除する


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