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2016年5月18日 (水)

JR新宿ミライナタワーにある「ニュウマン」の「アコメヤトウキョウ」の店員と客のアクション

こんにちは。

さて、今日は、「JR新宿ミライナタワー」の「ニュウマン」の1階~4階に52店舗ある内の、「AKOMEYA  TOKYO・アコメヤトウキョウ」(1階)を、店員と客のアクションで観察&分析いたします。

「アコメヤトウキョウ」は、好みのお米を好きなだけその場で精米してくれる店です。

そして、ご飯をより一層おいしくするための道具や器、調味料や食品など、お米に関わる非常に多くのアイテムを取り揃えています。

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※「店員空間のある、接触・引き込み、回遊型店」


この店は、セルフ販売方式を採用した「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」です。

この店は、1階の入り口を入って直ぐの所に、一見、スーパー風のイメージで営業しているために、多くの通行客に強烈な存在感をアピールしています。

そして、通行客の誰もが直ぐにこの店がセルフサービス方式の店であることに気づくために、気軽に店頭の商品に近づいたり、自由に店内に入って回遊したりします。

このセルフサービス方式の店の「店員と客のアクション」を改めて観察することによって、その他の店の「店員と客のアクション」をいっそうよく理解することができます。

■この店の、客を引きつける店員のアクションとは?

(1)接客中の店員のアクション

お客様は、セルフサービス方式の店は、注文するまでは店員が接客をしてこないことをよく知っているために、買わずにひやかすだけの場合でも、気軽に店内に入って自由に回遊することができます。

しかし、このタイプの店であっても、「接客中の店員のアクション」は「なわばり」を解除するため、接客が行われると、いっそう通行客が入りやすい店になります。

さて、この店「アコメヤトウキョウ」のレジカウンター(店員空間)は店の奥に設計されているために、通行客からは接客中の店員のアクションはほとんど見えません。

しかし、店内に入れば接客中の店員のアクションが見えるので、お客様はいっそう安心して店内を回遊することができます。


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※店の奥にある、精算カウンター(店員空間)


(2)作業中の店員のアクション

一般的なセルフサービス方式の店では、作業中の店員のアクションもまた、接客中の店員のアクションと同じくらい「なわばり」を解除して、お客様を引きつけることができます。

この店「アコメヤトウキョウ」は、店頭の左側では精米作業が行われたり、奥には期間限定の催事コーナーが設けられたりしているために、店内には様々な店員の作業中のアクションが生じています。

それらの作業中の店員のアクションは、いっそう「なわばり」を解除するために、大勢のお客様を引きつけています。


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■この店の、客を引きつける客のアクションとは?

(1)サクラパワー現象

ドラッグストアや雑貨店などのような、一般的な「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」の店頭部分の商品空間は、常に「なわばり」が解除されているために、店頭にサクラパワー現象が生じやすい店となっています。

この店「アコメヤトウキョウ」も、サクラパワー現象が一日中繰り返されています。

特にこの店は、1階出入口のメイン通路に面しているために、常に大勢の通行客が行き交う好立地に位置しています。

大勢の見知らぬ通行客は、この店の店頭の商品空間に引きつけられ、そのお客様が次々と他の通行客を引きつけて、店頭にサクラパワー現象を生み出します。

そして、同時に店内にもたくさんの回遊客によって、「サクラパワー現象」が生み出されているのです。

「商品」そのものや、店の構造や、セルフサービス方式を提供する店員のアクションも、お客様を引きつける大きなパワーとなっていますが、この店の店頭や店内の回遊通路における「サクラパワー現象」こそが、この店が多くのお客様を引きつける最大のパワーとなっているのです。


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※店頭や回遊通路のお客様の姿が、サクラパワーを発揮して、次々とお客様を引きつける。


■一般的な「店員空間のある、接触・引き込み・回遊型店」で、客を遠ざける店員のアクションが生じる場合とは?

今回の店の「AKOMEYA  TOKYO・アコメヤトウキョウ」においては、「客を遠ざける店員のアクション」は全く生じていませんが、規模が小さい店や通行量が少ない立地にある店の場合などには、このタイプの構造の店であっても、「客を遠ざける店員のアクション」によって、ますます客を遠ざけていることも珍しくありません。

(1)レジカウンターや回遊通路や店頭で、じっと立って待ち構える店員のアクション

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(2)接客を開始する店員のアクション

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セルフサービス方式を採用した店の接客方法は、お客様から注文を受けた後から接客を開始する「一見接客」です。

そのために、原則として、お客様から注文を受ける前から接客を開始する「常連接客」の店のようには、お客様を遠ざける店員のアクションは生じません。

しかし、それでもやはり、店が店員の「なわばり」であることを理解していない場合は、お客様に強いプレッシャーをかけたり、嫌な思いをさせて遠ざけてしまう店員のアクションが生じてしまいます。

以上のようにして、「AKOMEYA  TOKYO・アコメヤトウキョウ」の店員と客のアクションを観察した後で、ファッション&雑貨を主体とした「ニュウマン」のその他の店の店員と客のアクションを改めて観察してみてください。

それまで見えなかった店の構造による「店員のアクション」と「お客様のアクション」の違いが見えてきます。

その他の店の店員と客のアクションについては、後日またご報告いたします。


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