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2016年2月15日 (月)

68.道に面した店が売れるのではない、道を取り込んだ店が売れる

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(68)」の、

「店は道に面していなければいけないが、なおかつ、道を店内に取り込んだ店が売れる」という話です。





68
※主要通路に面している店でも、店内に道が引き込まれてない店には、お客様は気軽には入っていけない。


屋内の場合は主要通路に面した店、屋外の場合は人通りの多い道路に面した店、つまり立地の良い場所にあることが、売れる店になるための絶対条件です。

全国各地の商店街が消滅していった最大の要因は、商店街を行き交う人が大幅に減少してしまったことです。

百貨店やSCなどの中でも、主要通路に面していない店は苦戦を強いられます。

人通りの多い道路や通路、いわゆる「道」に面した店が売れる店になりやすい理由は、移動中の大勢の「見知らぬ客」を対象にした店になれるからです。

しかし、絶好の「道」に面している店であるにもかかわらず、お客様を引きつけられずに、売れない店になってしまうことは決して珍しくありません。

それではいったいなぜ、「道」に面していながら、売れない店になってしまうのでしょうか?

それは、店は店員の「なわばり」だからです。

店が店員の「なわばり」であるために、お客様は店員の「なわばり」にはいって買い物をすることになります。

そのために、店員が店頭や店内にじっと立っていたり、やって来たお客様に直ぐに接客を開始したりして、「なわばり」を主張する店員のアクションをしてしまうと、たとえ、「道」に面した店であっても、お客様はなかなか店内にはいって来ることができないのです。

従って、「道」に面した店が売れるようになるためには、店内にも「道」を取り込んで、移動中のお客様が、外の「道」を往来するのと同じように、抵抗なく店内の「道」を移動できるような店舗構造と接客をすることが非常に重要なのです。

そのことによって、店頭や店内に「サクラパワー」が生じやすくなり、よりいっそう他の移動中のお客様を引きつけることができるのです。

このように、少しでも多くのお客様が店内を気軽に回遊できる店をつくることが、「売れる店」になるための大きなポイントなのです。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)


【関連記事1】

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2.店員のスペースが広い店ほど客の居心地が良い

3.改装しなければ客は増えないが、改装したら元の客もいなくなる

4.有名な建築家ほど売れない店をつくりやすい

5.多くの売れない店が一部の売れる店をつくる

6.店主は売れるか売れないかには関係なく、自分の好きな店をつくる

7.新しくて人気のある商品を売る店ほど、接客と店の古さに気づけない。


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