1.「挨拶・あいさつ」でなわばりを解除するための「お辞儀アクション」
こんにちは。
店員がお客様に近づいたり出迎えたりするときの「いらっしゃいませ」や「こんにちは」等の「挨拶・あいさつ」は、接客においては基本中の基本です。
しかし、この最も基本である「挨拶」の仕方次第で、実は店員の「なわばり」を解除してお客様を安心させたり、反対に「なわばり」を主張して不安を与えたりしてしまうのです。
それではいったいどのように「挨拶」をすれば、店員の「なわばり」を解除することができるのでしょうか?
(1)「なわばり」を解除する「挨拶」と「お辞儀アクション」
「なわばり」を解除する挨拶を行うためには、「いらっしゃいませ」「こんにちは」のことばと共に、正しい「お辞儀アクション」を行うことが不可欠になります。
すなわち、挨拶の「お辞儀アクション」を正しく行うことによって、初めて、「なわばり」を解除することができるのです。
正しい「お辞儀アクション」は、上から下に向かって、頭と上体をきちんと下におろすことです。
そして、おろした頭と上体を上に向かってゆっくりあげることによって、好意や協調性があることを表現し、「なわばり」を解除することができます。
(2)「なわばり」を主張してしまう「挨拶」と「お辞儀アクション」
せっかく店にやって来たお客様に対して「挨拶」の声をかけたにもかかわらず、嫌な感じを与えてしまったり遠ざけてしまったりすることは、決して珍しいことではありません。
それは、「挨拶」をする際にまちがった「お辞儀アクション」を行うことによって、店員が「なわばり」を主張してしまうからなのです。
「なわばり」を主張する最も代表的な「お辞儀アクション」は、頭を下げた後に、力を入れて頭と上体を下から上に勢いよくあげる動き(独断の動き)を行った場合に起こります。
この動きは、「13タイプの店員」の内、「独断タイプの店員」が得意な動き(独断の動き)で、「挨拶」をするときにこの動きを伴うと、非常に攻撃的なメッセージを伝えるために、店員の「なわばり」を主張してしまいます。
また、「不動タイプの店員」が得意な動き(不動の動き)で、まったく頭をさげずに言葉だけで「挨拶」を行うと、店員が何を考えているのかがわかりにくいため、店員の「なわばり」を主張してしまうことになります。
一般に、「挨拶」を行う場合には、「お辞儀」の角度などが細かく指導されたり説明されたりしていますが、最も大切なことは、「挨拶」の言葉に伴われる「お辞儀アクション」によって、「なわばり解除」のメッセージを表現することができるかどうかなのです。
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