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2016年2月25日 (木)

73.商品を見張っていると、万引きと客を遠ざけることができる

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(73)」の、

「万引きを防止するために見張っていると、万引きは防止できるが、お客様も遠ざけてしまう」という話です。

73

※店員が万引きを防ぐために見張る行為は、お客様を遠ざけやすい「なわばり」主張のアクションとなる。


一昨日の「万引きが生じやすい店」と「生じにくい店」に続いてのお話です。

店にとって万引きは大変大きな損失です。

そのために、店員は常に目を光らせて商品を見張っていなければいけません。

したがって、店員の死角になりやすい店頭や店内の奥の方にある商品は、店員が絶えず見張っていることが必要になります。

ところが、店員が一生懸命見張ることによって、確かに万引きは防止することができますが、同時に多くのお客様までを遠ざけてしまう結果に陥りやすいのです。

それではいったいなぜ、店員が万引き防止のために見張っていると、万引きをしないお客様まで遠ざけてしまうのでしょうか?

それは、店は店員の「なわばり」だからです。

店が店員の「なわばり」であるために、お客様は店員の「なわばり」の中にはいって買い物をすることになります。

そのために、店員が「なわばり」を主張する店からはお客様が遠ざかり、店員が「なわばり」を解除する店にはお客様が引きつけられます。

したがって、店員が万引き防止のために店内全体を見張ることは、すなわち「なわばり」を主張する店員のアクションとなってしまうために、万引きなどを全くする気がないお客様までも、遠ざけてしまうことになるのです。

かつて、まだまだ十分な万引き防止装置が開発されていなかった時代は、万引きを見張ると、万引きを全くする気がないお客様までも遠ざけてしまったために、リアルショップにとっては、万引き対策は大変大きな問題となっていました。

近年では、高度な万引き防止装置が設置やスマホなどの普及により、万引きの確率が高い未成年者の行動全体が大きく変化していることなどに伴って、万引きは年々減少傾向をたどっています。その件につきましては、後日、改めてご報告したいと思います。

今回は、店は店員の「なわばり」であるために、店員が万引きを見張るという行為が、万引きを全くする気のないお客様までも遠ざけてしまうというお話でした。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)


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