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2016年1月20日 (水)

55.景気が悪くなると接客が良くなる。

こんにちは。

今日は、「リアルショップあるあるシリーズ(55)」の、

「景気が悪くなると接客が良くなり、景気が良くなると接客が悪くなるのはなぜか?」という話です。



55

※感じが悪い接客は景気が良い時に見かけやすく、感じが良い接客は景気が悪い時に見かけやすい訳は、両者が「コスト最小」の生き方を目指していることに関係する。



リアルショップでの接客の感じが良いか悪いかは、景気が良いか悪いかに反比例します。

つまり、景気が良くなると接客は悪くなり、景気が悪くなると接客は良くなるのです。

一見、景気が良くなると接客も良くなり、景気が悪くなると接客も悪くなるのではないかと考えられますが、実はそうではありません。

それではいったいなぜ、景気が良くなると接客が悪くなり、景気が悪くなると接客が良くなるのでしょうか?

それは、経営者や幹部や店員が、「コスト最小」の生き方に強い影響を受けているからです。

リアルショップのほとんどの経営者や幹部たちは、景気には関係なく、常に感じの良い接客をお客様に提供しなければいけないと考えていますが、売り上げがどんどん伸びて景気が良い時は、毎日の仕事に追われて、ついつい接客教育がおろそかになりがちです。

また、リアルショップが求めるパート・アルバイトの店員は、景気が良くなればなるほど、優秀な人材が少なくなることと、売り上げが上がっても、直ぐには店員の給与が上がるわけではないために、店員自身はなかなか前向きにはなりません。

つまり、「景気が良い時は、接客は悪くなる」。

反対に、景気が悪くなった時は、前向きに働いてくれる優秀なパート・アルバイトの店員を採用しやすくなり、経営者や幹部たちは接客教育を最優先して、少しでも感じの良い接客を提供しようと熱心に取り組むために、お客様に満足のゆく接客を提供しやすくなるのです。

つまり、「景気が悪い時は、接客は良くなる」。

以上のように、「景気が悪くなると接客が良くなる」という要因は、リアルショップの経営者や幹部や店員が共に、「コスト最小」の生き方に強く影響を受けることによって起きる典型的な現象と言えるでしょう。

(この「リアルショップあるある」シリーズの毎回のタイトルは、1995年に単行本、2004年に文庫本、2013年にブログで、「良い店悪い店の法則」として紹介したものです。それを、現在の捉え方でご報告しなおしています。)


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