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2015年6月14日 (日)

116.多くの客が、ショーケースを挟んで店員とやり取りをする店に引きつけられる理由とは?

こんにちは。

百貨店の食品フロアや化粧品フロアや貴金属フロアの店は、

ショーケース(
商品の陳列棚)1本~数本の店で、

構成されています。

もちろん、ショーケースや陳列されている商品は新しいものですが、

ショーケースを挟んで、店員と客が向き合って、

やり取りをする店の構造と売り方は、

実は、遠い昔から少しも変わっていません。

このような「店」の構造は、


非常に単純なモノであるにも関わらず、


客にとっては、どの売り場よりも魅力的な空間だと、


感じられています。


それは、通行量の多い道路に、


商品を並べた「戸板」を一枚置き、


その後ろに売り手が座れば出来上がる


「戸板一枚の店」(市の店が起源)と、


全く同じ構造と売り方の店だからに違いありません。


幅180センチ、奥行き90センチの戸板一枚の距離を隔てて、


見知らぬ店員と客の間で交わされた、


スリリングな駆け引きを伴ったコミュニケーションが、


長い時代を経た今でも、


現代人に
強く望まれていることの証です。

Photo_5
(※エドワード・T・ホールの四つの距離と「戸板一枚の店」の関係)



戸板一枚あるいはショーケースを隔てて


交わされるコミュニケーションが、


多くの人々を引きつけ続けるのには大きな理由があります。


アメリカの文化人類学者、エドワード・T・ホールの、


「人が感じる四つの距離」(イラスト参照)と、


「戸板一枚の店」における店員と客の距離感には


多くの共通点があることがわかります。


店員のアクションに対して、


遠ざけられたり引きつけられたりする


客のアクションの背景には、


人間に共通する「なわばり感覚」が存在しているのです。


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