« 131.自分自身が納得して買いたいお客様は、直ぐに決断を迫る店員には腹が立ちやすい。 | トップページ | 133.納得して買いたいお客様は、はっきりした返事や説明をしない店員には強い不満を感じる。 »

2015年6月30日 (火)

132.かつての商店街が「道」を失って滅んだように、「道」が衰弱化した大型店舗や商業集積が衰退を余儀なくされてゆく。

こんにちは。

日本各地の商店街はなぜ、

シャッター商店街へと衰退することを

余儀なくされていったのでしょうか?

この問いに対する答えは諸説ありますが、

一つだけ欠けているものがあります。

それは、「道」に関する視点です。

日本の商店街が衰退していった一番の要因は、

その商店街が、「移動空間」、

すなわち「道」の性質を失ったことなのです。

商店街が衰退を見せ始めた当時から、

様々な商店街活性化策が提案され試みられてきましたが、

結局、商店街は復活を遂げることができませんでした。

それでも、いくつかの商店街が、

かつての賑わいを取り戻したという例がありました。

それは、その商店街が、

駅などの交通の拠点と、

新しくできた大型商業集積などを結ぶ

通り道になった場合です。

Photo



そして、現在もなお賑わいのある商店街が、

あなたの身近にあるとしたら、

その要因は、

都市再開発等々の何らかの理由で、

商店街の中を、強力な移動空間である「道」が、

通り抜けている場合に限られているはずです。

つまり、

日本の商店街は、

「道」を得ることによって繁盛し、

「道」を失うか、あるいは、

近隣に「道」を有した新しい商業集積が登場することによって、

衰退を余儀なくされていったのです。

実は近年、

かつて、商店街を凌駕した大型の商業集積が、

新たな「舵取り」を迫られようとしています。

そもそも、特別な移動空間としての「道」のない場所に

出店した商業集積は、

空港や私鉄や地下鉄やJR等のメトロを拠点とした、

本来の移動空間である「道」を有した

新たな商業集積に押されて、

衰退の兆しを見せ始めているのです。

店は、もともと、

大勢の見知らぬ人々の

移動空間である「道」に発生してきた

「戸板一枚の店」という「生き物」のような存在なので、
「道」を失ってしまうと、生きていくことができないのです。

時代が「道」を生み出し、

その「道」を移動する人々を求めて集った「店」達は、

より強力な新たな「道」の出現と共に、

生きる場所を求めて、移動を余儀なくされてゆくのです。



【関連記事1】
【関連記事2】

|

« 131.自分自身が納得して買いたいお客様は、直ぐに決断を迫る店員には腹が立ちやすい。 | トップページ | 133.納得して買いたいお客様は、はっきりした返事や説明をしない店員には強い不満を感じる。 »

◆お客様が出会う13タイプの店員」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 132.かつての商店街が「道」を失って滅んだように、「道」が衰弱化した大型店舗や商業集積が衰退を余儀なくされてゆく。:

« 131.自分自身が納得して買いたいお客様は、直ぐに決断を迫る店員には腹が立ちやすい。 | トップページ | 133.納得して買いたいお客様は、はっきりした返事や説明をしない店員には強い不満を感じる。 »