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2015年6月12日 (金)

114.現在の客もまた、店員との「なわばり」の攻防を求めてリアルショップに引きつけられている。

こんにちは。

リアルショップにおける店員の接客中のアクションは、

お客様に対して「上手・うわて」に出る、

「なわばり」主張のアクションと、

お客様に対して「下手・したて」に出る、

「なわばり」解除のアクションに分かれます。

それに加えて、

まだ、接客を開始していない時点での店員のアクションもまた、

「なわばり」主張のアクションか、

「なわばり」解除のアクションか、に分かれます。


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例えば、店頭や店内にじっと立ってお客様を待ち構えたり、

お客様が店に近づいたり、店に入って来たりするや否や、

「いらっしゃいませ!」と声をかけるアクションは、

「なわばり」主張のアクションとなります。

反対に、

他の客に接客中のアクションや、
作業中の店員のアクションは、

「なわばり解除」のアクションとなるのです。

このような、まだ、接客を開始していない時点の店員のアクションが、

「なわばり」を主張して、お客様を遠ざけたり、

「なわばり」を解除して、お客様を引きつけたりする様子は、

セルフ販売方式の店を除く、

多くの「リアルショップ」で観察することができます。

さて、ケータイを使って、

いつでも、どこからでも、自分が欲しいと思う商品を、

ネットショップで購入することができる現在ですら、

なぜ、多くの人は、リアルショップに引きつけられるのでしょうか?

ネットショップを利用する一方で、

リアルショップに出かけて行く多くの人たちは、

「商品の実際の色や素材を見てみたいから…」

「実際に、商品に触れたり試したりしてみたいから…」

「ネットでは好みの商品が見つからなかったから…」

等などの理由で、リアルショップに行くのだと感じています。

しかし、本当は、

店員が「なわばり」を主張する刺激を感じたり、

店員が「なわばり」を解除した空間を享受したりするなどの、

自分を含めた客と店員の「なわばり争い」に接する興奮を求めて、

多くの客が、リアルショップに強く魅かれて行くのです。

だからこそ、

現在のリアルショップにも、

「なわばり」を主張して、お客様を遠ざける店員のアクションが

たくさん存在し続けているのです。

すなわち、「なわばり」主張の店員のアクションが存在する

危険な空間だからこそ、

「リアルショップ」は、客にとって、

よりいっそう魅力的な空間だといえるのです。


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※戸板一枚の店を継承する「朝市」等の風景


見知らぬ店員との「なわばり争い」の攻防がもたらす充実感は、

はるか昔、店の起源とも言える「戸板一枚」の店(市の店)に対して、

多くの人々が感じた興奮や高揚感に、

確実につながるものがあるのです…。

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