126.前向きな店員が、13タイプのお客様に接客をしたら?
昨日まで、13回に渡って、「前向きな店員」と「13タイプのお客様」の接客現場についてご説明してきました。
「前向きな店員」は、前に向かってゆっくり進む動きを持つために、どんなお客様に対しても、警戒心を起こさせずに、うまくそばに近づくことができます。
そして、どのタイプのお客様からの質問や相談に対しても、積極的に直ぐに対応をするために、「一生懸命に取り組んでくれる店員さん」とか「熱心に接客してくれる店員さん」というイメージを与えます。
※前向きな店員

そして、このような「前向きな店員」が、お客様の質問や相談に対して、一生懸命に動いて対応する行為は、お客様を「上手・うわて」にして、店員自身は「下手・したて」に出ていることを分かりやすく表現します。
したがって、13タイプの全てのお客様は、「前向きな店員」が一生懸命取り組む姿勢に安心や信頼を感じて、満足のゆく買い物をすることができるのです。
改めて、「前向きな店員」が13タイプのお客様に接客する様子を振り返ることによって、「前向きな店員」が、どのお客様に対してもうまく近付き、熱心に対応することを理解してください。
そして、このように熱心に対応することが、いかに多くのお客様に受け入れられるかについても、どうぞ理解を深めてください…。
(1)「仕切りやのお客様」に接客した場合
分かりやすい質問をするお客様は、積極的な店員から多くの情報を得ることができる。
全体が気になるお客様は、熱心な店員には相談しやすい。
気が変わりやすいお客様は、積極的な店員には頼みやすい。
迷って決められないお客様は、積極的な店員の提案を参考にできる。
自分で決断したいお客様は、熱心に商品を見せてくれる店員を好む。
店員の説明や勧めを聞き入れたいお客様は、熱心な店員を受け入れる。
自分本位なお客様は、熱心に対応する店員には、要望を話しやすい。
なかなか買う気になれないお客様は、熱心な店員の対応に助けられる。
積極的なお客様は、積極的な店員が好き。
シャイなお客様は、直ぐに対応してくれる店員には、話しかけやすい。
慎重なお客様は、熱心な店員の勧めを受け入れる。
じっとしているお客様は、熱心に対応してくれる店員からモノを買いたい。
それは、「お辞儀アクション」「うなずきアクション」「案内アクション」の三つです。
もしも、あなたの部下が、「前向きな店員」であるとしたら、「お辞儀アクション」と「うなずきアクション」と「案内アクション」を、直ぐにトレーニングをさせてください。
なぜならば、前に向かってゆっくり進む動きが得意な「前向きな店員」が、「お辞儀アクション」と「うなずきアクション」と「案内アクション」を習得することは、非常に簡単なことだからです。
そして、前に向かってゆっくり進む動きを取り入れた「お辞儀アクション」や「うなずきアクション」や「案内アクション」は、より強調された接客アクションとなって、多くのお客様を動かすことができるでしょう。
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