084.「協調的な店員」が13タイプのお客様に接客したら?
こんにちは。
昨日まで、13回に渡って、「協調的な店員」と「13タイプのお客様」の
接客現場についてご紹介してきました。
「協調的な店員」は、腕や頭や上半身を使って、
下から上に向かって力を抜く動きをたくさん行い、
相手に賛同し受け入れることを表現するのが得意な人です。

※協調の動き
「協調的な店員」は人当たりがよく、
下手(したて)にでる態度を表すアクションが得意で、
特に、お客様を引き付ける「接客三大アクション」の内の
「お辞儀アクション」と「うなずきアクション」を
うまく行うことができる店員です。
したがって、「協調的な店員」は、13タイプのすべての
お客様に対して、効果的な「お辞儀アクション」と「うなずきアクション」を
使って接客します。
13タイプのそれぞれのお客様は、
「協調的な店員」の「お辞儀アクション」と「うなずきアクション」によって、
プレッシャーを感じることなく質問や相談ができたり、
穏やかな気持ちで案内や説明が聞けたり、
十分に納得をして購入を決定したりすることができるため、
スムーズで快適な買い物をすることができるのです。
改めて、「協調的な店員」が13タイプのお客様に
接客する様子を振り返ることで、
「協調的な店員」の「お辞儀アクション」と「うなずきアクション」が、
お客様を動かす大変大きなパワーを持っているということを
理解していただけると思います…。
(1)「仕切りやのお客様」に接客した場合
こだわり屋のお客様は、協調的な店員に安心して相談できる。
大らかなお客様は、何でも受け入れてくれる店員が好き。
話がちらかるお客様は、熱心に聞いてくれる店員に感動する。
はっきりしないお客様は、急がせないで対応する店員に助けられる。
自分で決めたいお客様は、協力的に対応する店員を好む。
協調的なお客様は、同じ協調的な店員に安心を覚える。
自分本位なお客様は、何でも受け入れてくれる店員を信頼する。
がっかりしやすいお客様は、何でも受け入れてくれる店員に助けられる。
積極的なお客様は、推奨してくれる店員から買いたくなる。
シャイなお客様は、穏やかな店員を好む。
早くしたいお客様は、下手(したて)に出る店員を待つことができる。
慎重なお客様は、受け入れてくれる店員には話しやすい。
動かないお客様は、ていねいに説明をしてくれる店員が勧めるものを買いたい。
今回ご紹介した「協調的な店員」の、「お辞儀アクション」と、「うなずきアクション」は、動きのトレーニングとしては、習得することは十分可能なアクションです。
ただし、「協調的な店員」以外の店員は、常にトレーニングを心がけなければ、ついつい独自の「動きの癖」による「お辞儀アクション」や「うなずきアクション」に戻ってしまいがちです。
どうか、下から上に力を抜く「お辞儀」と「うなずき」の動きのトレーニングをして、「協調的な店員」が得意な、優しくて感じがいい「お辞儀アクション」と「うなずきアクション」を、多くのお客様に提供してみてください。
そうすれば必ず、「協調的な店員」のように、多くのお客様を動かすことができます。
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