052.機敏なお客様は、はっきりしない店員からさっさと遠ざかる。(お客様を遠ざける「なわばり主張」の店員のアクション)
こんにちは。
担当地区の会社(法人)に、片っ端から飛び込み営業をする
セールスマンの教育をしたことがあります。
ずば抜けて営業成績の良いセールスマンには、
共通した動きがありました。
それは「機敏の動き」です。
「機敏の動き」を持つセールスマンは、
一見、恥ずかしがり屋で、
いかにもトップセールスマンだという雰囲気がしないことも共通しています。
お客様に会うや否や、直ぐに帰りたくなってしまうのが、
「機敏の動き」を持つセールスマンの特徴です。
そうです、鋭いあなたならピンときたでしょう。
お客様に会うや否や、踵(きびす)を返して帰りたくなるくらいの人だからこそ
一日の訪問件数が多くなるのです。
買うか買わないかわからないお客様に、
熱心にセールストークをしやべって時間を費やすセールスマンに比べて、
その時は買うタイミングではないと感じたら、
さっさと次の会社を訪問して一日の訪問件数を増やすセールスマンが、
群を抜く結果を残すことになるのです。
さて、今日は、そんな「機敏の動き」をもつ、「機敏なお客様」の話です。
担当地区の会社(法人)に、片っ端から飛び込み営業をする
セールスマンの教育をしたことがあります。
ずば抜けて営業成績の良いセールスマンには、
共通した動きがありました。
それは「機敏の動き」です。
「機敏の動き」を持つセールスマンは、
一見、恥ずかしがり屋で、
いかにもトップセールスマンだという雰囲気がしないことも共通しています。
お客様に会うや否や、直ぐに帰りたくなってしまうのが、
「機敏の動き」を持つセールスマンの特徴です。
そうです、鋭いあなたならピンときたでしょう。
お客様に会うや否や、踵(きびす)を返して帰りたくなるくらいの人だからこそ
一日の訪問件数が多くなるのです。
買うか買わないかわからないお客様に、
熱心にセールストークをしやべって時間を費やすセールスマンに比べて、
その時は買うタイミングではないと感じたら、
さっさと次の会社を訪問して一日の訪問件数を増やすセールスマンが、
群を抜く結果を残すことになるのです。
さて、今日は、そんな「機敏の動き」をもつ、「機敏なお客様」の話です。
・・・・機敏なお客様は、素早く案内してくれない店員を待っていられない。

※機敏の動き
「機敏なお客様」を見抜くには、その人が後ろに早くさがるかどうかに注目してください。
突進する人は前に早く飛び出しますが、機敏な人は、後に速く手や身体を引く動きや、すぐにその場から離れようとする動きを繰り返します。
どんな作業でも、テキパキと片付けるのが早い人を観察すると、後に早く引く動きを得意としていることがわかります。
そして、「機敏な動き」が得意な人のほとんどが、他人とじっくり話すのが苦手な、人見知りするタイプなのです。
このような「機敏なお客様」は、店に行っても、できるだけ店員と話をしないで買い物ができることを希望しています。
そのために、商品を見たり探したりしている間も、常に店員の行動に神経を使っています。
そして、店員が近づいて来たり、接客を仕掛けてきそうな気配を感じると、直ぐに店員から距離をとったり、店から出て行ってしまったりします。
このような「機敏なお客様」は、「優柔不断な店員」に対して、どのような行動をとるのでしょうか?
「機敏なお客様」は、店員に質問や相談をしなければならない場合にも、できるだけ短く話をして、店員にもできるだけ手短に答えを返してくれることを望んでいます。
ところが、「優柔不断な店員」は、「機敏なお客様」の質問や相談に対して、素早く簡潔に返事を返すことができません。
「優柔不断な店員」は、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)にあいまいに指し示す動きをたくさん使いながら案内や説明をするので、いったい何が言いたいのかがはっきりしないために、「機敏なお客様」はイライラしてしまいます。
「機敏なお客様」は面倒な人間関係が苦手なので、店員に対してクレームをつけることはありませんが、話がわからないと感じると、無言でさっさと店員から離れてしまいます。
「優柔不断な店員」が「機敏なお客様」に接客をする際の注意点は、どのお客様に対しても言えることですが、指や手ではっきりと指し示す「案内アクション」を伴って、「はい、それはあちらにあります」、「こちらの商品にはその機能はありません」などと、明解な言葉でできるだけ素早く返事をすることです。

※注意不明の動き
「優柔不断な店員」は、お客様の質問や相談に対して、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)をあいまいに指し示す動き(注意不明の動き)を伴って案内や説明を行うので、その内容は分かりにくいものになりがちです。
そして、自分が向いている方向をあいまいに指し示す「注意不明の動き」は、不明確な動きなので、お客様を引き付ける「なわばり解除のアクション」にはならず、お客様を遠ざける「なわばり主張のアクション」になってしまいます。
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