147.迷っているお客様は、店員からのアドバイスがないと、いっそう迷って決まらない。「優柔不断なお客様」と「消極的な店員」の相性。
※日本のリアル店舗では、お客様を「上手・うわて」にして、店員は「下手・したて」にしなければいけないという暗黙のルールが存在しています。
誰でもが、「お客様」や「店員」になる現代の日本のリアル店舗において、「店員」をいましめる(戒める)様々なルールについて、「人の動き」という観点から報告してまいります。
●お客様が迷っていても、接客を開始しない店員は、販売機会を逃がす。
●お客様が迷っていても、接客を開始しない店員は、販売機会を逃がす。
お客様の中には、いざ購入しようとする段階になって、いろいろなことが気になり始めて、なかなか決定できない人がいます。
このようなお客様に対して、タイミングよく接客を開始することが苦手な店員がいます。
それは「消極的な店員」です。
「消極的な店員」は、手や身体を使って、後ろに向かってゆっくり進む動き(退避の動き)をたくさん行い、消極的で慎重であることを表現するのが得意な人です。
このようなお客様に対して、タイミングよく接客を開始することが苦手な店員がいます。
それは「消極的な店員」です。
「消極的な店員」は、手や身体を使って、後ろに向かってゆっくり進む動き(退避の動き)をたくさん行い、消極的で慎重であることを表現するのが得意な人です。
そのために、「消極的な店員」は、お客様に対して、わかりやすい案内や説明を積極的に行うことが苦手なので、できれば接客をしないで、お客様が購入してくれることを望んでいます。
したがって、店にお客様がやって来ると、直ぐには接客を開始しないで、お客様から少しずつ距離をとり、離れた位置に移動します。
「消極的な店員」のこのような接客方法に対しては、好むお客様と嫌うお客様がいるということを報告していますが、「優柔不断なお客様」はこの店員の接客方法を嫌います。
「優柔不断なお客様」は、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)にあいまいに指し示す動き(注意不明の動き)をたくさん行い、ものごとをはっきりさせないことが得意な人です。
そのために、購入したい商品が大体は固まっていたとしても、いざ購入を決定する段階になると、いろいろなことが気になり始めて、ますます迷ってしまい、なかなか決定できなくなってしまう場合があります。
もちろん、「優柔不断なお客様」も、店員から直ぐに接客を開始されることによって、商品を自由にチェックすることができないときは大変困ります。
しかし、「優柔不断なお客様」がそれよりももっと困ることは、商品をチェックしている内に気になることがどんどん増えて、最後になってますます迷ってしまい、買うことができなくなることです。
「消極的な店員」は、「優柔不断なお客様」に対しては、タイミングよく接客を開始するテクニックを学ぶ必要があります。
なぜならば、「消極的な店員」がいいと思うタイミングで接客をしていては、多くの「優柔不断なお客様」を取り逃がすことになってしまうからです。
※13タイプの店員と13タイプのお客様はこちらでチェックできます。
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