127.素っ気ないお客様は、素っ気ない店員がお気に入り。「機敏なお客様」と「機敏な店員」の相性。
※リアル店舗では、お客様は興奮したり喜んだり、傷ついたり腹を立てたり、また、感謝したり感動したりなど、様々な感情を体験します。そして、その最大の原因は店員の接客です。
実はお客様と店員には相性があり、その相性の良しあしによって、感じがいいと思ったり感じが悪いと思ったりするのです。
このブログでは、お客様が店員に感じる様々な思いを、「人の動き」という観点から解き明かしていきます。
●人見知りをするお客様は、すぐに遠ざかる店員を気楽に感じる。
お客様の中には、店員から「いらっしゃいませ!」と声をかけられるや否や、素早く店員から遠ざかってしまうお客様がいます。それは「機敏なお客様」です。
「機敏なお客様」とは、手や身体を使って、後ろに向かって素早く引く動き(機敏の動き)をたくさん行い、テキパキと行動することが得意なタイプの人です。
「機敏なお客様」は人見知りをするタイプで、店ではできるだけ店員との会話をしないで買い物ができることを望んでいます。
一般に、セルフ販売以外の店では、店員の接客を受けながら買い物をすることが多いのですが、このような人見知りのお客様でも、あまり店員を気にすることなく、気軽に買い物ができる店があります。
それは、「機敏な店員」が接客をしてくれる店です。
一般に、セルフ販売以外の店では、店員の接客を受けながら買い物をすることが多いのですが、このような人見知りのお客様でも、あまり店員を気にすることなく、気軽に買い物ができる店があります。
それは、「機敏な店員」が接客をしてくれる店です。
「機敏な店員」は、手や身体を使って、後ろに向かって素早く引く動き(機敏の動き)をたくさん行い、テキパキと作業したり対応したりすることが得意です。
そして、「機敏な店員」はお客様に近づくや否や、直ぐにお客様から遠ざかりたくなってしまうシャイなイメージがするタイプです。
したがって、できるだけ店員との会話を避けて買い物がしたい「機敏なお客様」と、お客様から直ぐに遠ざかりたくなる「機敏な店員」は、お互いの要望にかなった組み合わせであるために、相手の行動が全く気になりません。
この二人の場合、交わす言葉は少なくても、お互いの素早いアクションを通して、無言のうちに多くのコミュニケーションが行われています。
人間はお互いに身体から発信する様々な情報(身体信号10ポイント)をやりとりすることによって、多くのコミュニケーションを行っています。言葉はあくまでも10ポイントのうちの一つにすぎません。
したがって、できるだけ店員との会話を避けて買い物がしたい「機敏なお客様」と、お客様から直ぐに遠ざかりたくなる「機敏な店員」は、お互いの要望にかなった組み合わせであるために、相手の行動が全く気になりません。
この二人の場合、交わす言葉は少なくても、お互いの素早いアクションを通して、無言のうちに多くのコミュニケーションが行われています。
人間はお互いに身体から発信する様々な情報(身体信号10ポイント)をやりとりすることによって、多くのコミュニケーションを行っています。言葉はあくまでも10ポイントのうちの一つにすぎません。
そのため、たとえ、店員の商品説明がうまくなくても、お互いの身体の動きを中心とした情報をやり取りすることができれば、お客様は十分に満足を感じることができるのです。
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