132.大らかなお客様は、即決を求める店員を嫌う。「アバウトなお客様」と「突進する店員」の相性。
※リアル店舗では、お客様は興奮したり喜んだり、傷ついたり腹を立てたり、また、感謝したり感動したりなど、様々な感情を体験します。
そして、それらの感情は、店員の接客方法によって生み出されています。
そして、それらの感情は、店員の接客方法によって生み出されています。
実はお客様と店員には、個々の「動き」の違いによって相性が存在し、その相性によって喜怒哀楽が引き起こされているのです。
このブログでは、お客様が店で感じる様々な思いを、「人の動き」という観点から解き明かしていきます。
●全体に注意を払うお客様は、急がせる店員が嫌い。
お客様の中には、一見して華やかなイメージのする「アバウトなお客様」がいます。
「アバウトなお客様」は、手や腕や身体を、内側から外側に大きく開く動き(全体注意の動き)をたくさん行い、派手で大らかで、広く全体に注意を払うのが得意な人です。
そのため、「アバウトなお客様」は、店では一つの商品ではなく、それ以外の商品も試してみたくなり、次第に興味と関心が発展して店全体の商品を検討したくなります。
そのため、「アバウトなお客様」は、店では一つの商品ではなく、それ以外の商品も試してみたくなり、次第に興味と関心が発展して店全体の商品を検討したくなります。
そして、店にある様々な商品を試してみますが、なかなか多くの中から一つに絞り込むことができません。
それどころか、他の店にも自分の希望に合ったものがもっとたくさんあるのではないかという思いに駆られて、ますます、すぐに決定することができなくなってしまうのです。
ところが、そのような「アバウトなお客様」の気持ちを全く受け止めることができずに、できるだけ早く決定するように迫って、お客様を困惑させてしまう店員がいます。
それは、「突進する店員」です。
「突進する店員」は、手や身体を使って、前に向かって勢いよく進む動き(突進の動き)をたくさん行い、唐突で強引なことを表現するのが得意です。
そのために、ものごとは直ぐに行動に移すことが重要だと感じています。
そのために、ものごとは直ぐに行動に移すことが重要だと感じています。
したがって、「突進する店員」は、「アバウトなお客様」の抽象的な要望を聞き出すや否や、店の中から自分がこれだと思い込んだ商品を物凄い勢いで持ってきては、強く推奨します。
大らかな「アバウトなお客様」は、「突進する店員」が勧める商品を一応は試してみますが、それだけでは決定することができず、まだまだたくさんの商品を試してみたくなります。
一刻も早く決定して欲しいと思ってしまう「突進する店員」と、まだまだこれからたくさん検討したいと願っている「アバウトなお客様」とは、購入の決定に至るまでの行動のタイミングが大きくずれているために、お互いの気持ちがどんどん離れて行ってしまい、理解し合うことができなくなってしまいます。
「アバウトなお客様」は大らかなので大抵のことは受け入れますが、自分が見たい商品を自由に見せてくれない「突進する店員」には強い不満を感じてしまいます。
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