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2014年5月 3日 (土)

ギャレットポップコーンショップス・東京駅店

アメリカ・シカゴに創業以来、60年以上にわたり最高品質のポップコーンを販売しているギャレット ポップコーン ショップスの、「ギャレットポップコーンショップス東京駅店」が、2014年4月18日(金)に、JR東京駅の八重洲地下中央口改札前に、オープンしました!

この店は、最高品質のポップコーンを提供するために、契約農家によって栽培された良質のトウモロコシを育てるこだわりや、毎日お店でシカゴ本場の味を手作りして提供することでも評判です。

それでは、この店が大勢のお客様を引き付ける理由について、「人の動き」という観点から分析していきましょう。

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※東京駅店全景

1.この店の立地・・・・・・東京駅改札口そばの最高立地

JR東京駅の八重洲地下中央口の改札前に
あり、見知らぬ大勢の通行客が行き交う、最高立地です。

2.この店の扱い商品・・・・・ポップコーン

シカゴミックス、キャラメルクリスプ、チーズコーン、マイルドソフト、プレーン、アーモンドキャラメルクリスプ、カシューキャラメルクリスプ等のポップコーンが、ショップのトレードマークであるオリジナル缶と日本オリジナルのスペシャルパッケージで販売されている。


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3.この店の店舗構造・・・・「店員空間が広い、引き込み型店」

この店は、「店員空間が広い、引き込み型店」で、右側に専用のレジカウンターが明確に設計されているという店舗構造です。

この店の舗構造は、かつて日本の商店街や駅ビルなどによく見られた「店員空間の狭い、引き込み型店」とは違い、あらかじめ店員が作業を行うことを計画して、「店員空間」を広く設計しているのが大きな特徴になっています。

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   ※「店員空間が広い、引き込み型店     


4.この店の接客方法

一般に、「店員空間が狭い、引き込み型店」場合の接客方法は「常連接客」で、客が店に来るや否や、買うか買わないかに関係なく接客を開始します。

ところが、同じ「引き込み型店」の構造であっても、この店のように「店員空間が広い、引き込み型店」は、お客様から注文を受けてから接客を開始する「一見接客」を行うために設計された店の構造です。


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(1)まず、お客様を、店舗から30mほど離れた階段のそばの
行列に誘導します。そしてあらかじめ購入商品を
検討して
いただくためメニューを手渡します。

※行列1

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※行列2

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※行列3
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(2)いよいよ店内に入る順番のお客様から注文を聞き取り、
伝票を手渡します。
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(3)店員空間の店員が、お客様から注文カードを受け取り、商品をセッティングします。
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(4)セッティングした商品を、レジカウンターに移動して、精算をし、接客は完了します。
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5.この店の店員が提供している接客コミュニケーション

お客様を引き付ける、この店の店員のアクションは
(1)行列を誘導する店員のアクション
(2)行列のお客様にメニューを手渡す
店員のアクション
(3)店頭で注文を聞き取る店員のアクション
(4)店内で伝票を受け取り商品をセットする店員のアクション
(5)注文の商品を確認する店員のアクション
(6)精算をする店員のアクション
以上の店員のアクションは、作業中の店員のアクションとして、多くの通行客を引き付けています。

※行列のお客様にメニューを手渡す店員のアクション
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※店頭で注文を聞き取る店員のアクション

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※レジカウンターで精算作業をする店員のアクション
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しかし、いずれの動きを観察しても、動作の仕方に関する訓練を受けた「接客コミュニケーション」は行われてはいないことがわかります。

つまり、この店の場合、お辞儀や案内などの仕方は店員個人のやり方にゆだねられていると考えられます。

6.この店の客のアクション

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Photo_5
オープン当初ということもあって、客は長い行列を作って順番を待っています。そして、係員に案内されながら、入場制限をされている店内へと向かいます。


したがって、メニューを眺めながら行列をして順番を待つ大勢の客の姿は、強烈「サクラパワー」を生み出しています。そのために店全体が「なわばり解除」の状況となり、次々と大勢の通行客を引き付けています。


7.「ギャレット ポップコーン ショップス・東京駅店」は、「第四世代の店」の条件を備えた店

この店は、見知らぬ客が大勢行き交う日本を代表する最高の「移動空間」に立地して、「第四世代の店の構造」をして、「一見接客」を行うことによって多くの客を引き付けています。
そして、「移動中に買い物がしたくなる」という人間の基本的な性質を背景にした、「移動客」を対象にした店となっています。


Photo_5

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