37.「突進するお客様」との相性。猪突猛進型のお客様は、余計な話をする店員に腹が立つ。
●「話が飛ぶ店員」が、「突進するお客様」とうまくいく接客技術(テクニック)
接客のない「ネット店舗」の急激な普及が、「リアル店舗」の接客の魅力を浮き彫りにしています。
にもかかわらず、「リアル店舗の接客」がなかなかうまくいかないのは、13タイプの店員と13タイプのお客様がいるからです。
お互いの相性がわかれば、お客様に好かれる接客ができます。
今回は、余計な話が得意な「話が飛ぶ店員」と猪突猛進型の「突進するお客様」の相性についてです。
※13タイプの店員と13タイプのお客様はこちらでチェックできます。
●「話が飛ぶ店員」(不注意指示の動き)の特徴
「不注意指示の動き」を持つ「話が飛ぶ店員」は、手や指を使って、自分が向いていない方向(外側)を指し示す動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、相手の注意をそらすのが得意な人です。
したがって、お客様に対して、いろいろと案内や説明をしますが、その場その場でひらめいたままに話すので、ついつい余計な話になりがちです。
「突進の動き」を持つ「突進するお客様」は、手や身体を使って、前に向かって勢いよく進む動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、唐突で強引なことを表現するのが得意な猪突猛進型の人です。
したがって、店員に相談したり質問したりするときも、突然近づいたり声をかけたりします。
●「突進するお客様」の満足と不満
「突進するお客様」は、店員に質問や相談をするときは、できるだけ速やかに案内や説明をしてくれることを望んでいます。
一方、「話が飛ぶ店員」は、多くのお客様は、商品の説明書に書いてある具体的な案内や説明ではなく、自分がひらめいたり思いついたりしたことを直感的に話すことを望んでいるのだと感じています。
したがって、「突進するお客様」は、「話が飛ぶ店員」が直ぐに自分の質問や相談には答えずに、関係が無い案内や説明を繰り返すために、大きな不満を感じます。
「突進するお客様」には「突進する店員」が一番ふさわしい店員ですが、「前向きな店員」や「機敏な店員」も速やかに対応してくれるので、希望を満たすことができる店員です。
残念ながら、「話が飛ぶ店員」からは、なかなか満足を得ることができません。
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