3.「話が飛ぶお客様」との相性。気持ちがコロコロ変わるお客様は明解な接客をする店員が苦手。
●「仕切りやの店員」が、「話が飛ぶお客様」とうまくいく接客技術(テクニック)。
接客のない「ネット店舗」の急激な普及が、「リアル店舗」の接客の魅力を浮き彫りにしています。
にもかかわらず、「リアル店舗の接客」がなかなかうまくいかないのは、13タイプの店員と13タイプのお客様がいるからです。
お互いの相性がわかれば、お客様に好かれる接客ができます。
今回は、「仕切りやの店員」と「話が飛ぶお客様」の相性についてです。
※13タイプの店員と13タイプのお客様はこちらでチェックできます。
●「仕切りやの店員」(一点注意の動き)の特徴
「一点注意の動き」を持つ「仕切りやの店員」は、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)をはっきり指し示す動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、自分やお客様の注意を一点に引きつけることが得意な人です。
●「話が飛ぶお客様」(不注意指示の動き)の特徴
「不注意指示の動き」を持つ「話が飛ぶお客様」は、手や指を使って、自分が向いていない方向(外側)を指し示す動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、相手の注意をそらすのが得意な人です。
したがって、店員に対して、あれやこれや希望を話しますが、それぞれは一貫性が無く、自分の希望がまとまらなくなってしまいます。
また、その場その場でひらめいたままに話すので、話が面白いタイプです。
●「話が飛ぶお客様」の満足と不満
「話が飛ぶお客様」が店員に案内や説明をして欲しいときは、一貫性などは無くてもよいから、できるだけ様々な角度から案内や説明をしてくれること望んでいます。
それに対して、「仕切りやの店員」は、できるだけお客様の要望を聞き出して、それに対して適切な案内や説明を具体的にかつ詳しくしようと試みます。
したがって、「話が飛ぶお客様」にとっては、「仕切りやの店員」の案内や説明はまとまり過ぎているために魅力に乏しく、もっと角度を変えた案内や説明をして欲しいと感じて、大きな不満を覚えます。
「話が飛ぶお客様」は、意外にも年齢や性別を問わず大抵の店員に対して大きな不満を感じることはありませんが、唯一この「仕切りやの店員」だけは、なかなか好きになることができません。
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