5.「意志が強いお客様」との相性。案内や説明のうまい店員は納得して買いたいお客様を大満足させる。
●「仕切りやの店員」が、「意志が強いお客様」とうまくいく接客技術(テクニック)
接客のない「ネット店舗」の急激な普及が、「リアル店舗」の接客の魅力を浮き彫りにしています。
にもかかわらず、「リアル店舗の接客」がなかなかうまくいかないのは、13タイプの店員と13タイプのお客様がいるからです。
お互いの相性がわかれば、お客様に好かれる接客ができます。
今回は、「仕切りやの店員」と「意志が強いお客様」の相性についてです。
※13タイプの店員と13タイプのお客様はこちらでチェックできます。
●「仕切りやの店員」(一点注意の動き)の特徴
「一点注意の動き」を持つ「仕切りやの店員」は、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)をはっきり指し示す動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、自分やお客様の注意を一点に引きつけることが得意な人です。
●「意志が強いお客様」(攻撃の動き)の特徴
「攻撃の動き」を持つ「意志が強いお客様」は、腕や頭や上半身を使って、上から下に向かって力を入れる動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、強い自信や主張を表現するのが得意な人です。
したがって、「意志が強いお客様」が店員に相談したり質問したりする場合は、自分が確信したり決心したりするために行います。
●「意志が強いお客様」の満足と不満
「意志が強いお客様」が、店員から案内や説明を受けたいときは、自分自身ではっきりと納得したいと思うときです。
そのために、自分が納得するための情報に関しては興味を感じますが、店員の考えを提案されたり強要されたりするような接客は望んでいません。
それに対して、「仕切りやの店員」は、できるだけお客様の要望を聞き出して、それに対して適切な案内や説明を具体的にかつ詳しくしようと試みます。
したがって、はっきりしたことを知りたいと思っている「意志が強いお客様」にとっては、「仕切りやの店員」の説明は、自分が納得するための情報としては、大変参考になると感じます。そしてこのような店員さんからはできるだけたくさん接客を受けたいと思うのです。
「意志が強いお客様」は、お客様に対して強い責任感を感じさせる、自分と同じ動きをする「意志が強い店員」が一番の好みですが、自分が決断したり決定したりしやすい、はっきりとした接客をしてくれる「仕切りやの店員」にも好感を抱きます。
このタイプのお客様は、はっきりしない店員は大嫌いなのです。
「仕切りやの店員」は、「意志が強いお客様」に対しては、自分が最も得意とするわかりやすい案内や説明をしてあげることが、お客様のニーズにぴったりの接客方法なのだということを認識することが大切です。
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