4.「優柔不断なお客様」との相性。あれこれ迷うのが好きなお客様は説明上手な店員をへこませる。
●「仕切りやの店員」が、「優柔不断なお客様」とうまくいく接客技術(テクニック)
接客のない「ネット店舗」の急激な普及が、「リアル店舗」の接客の魅力を浮き彫りにしています。
にもかかわらず、「リアル店舗の接客」がなかなかうまくいかないのは、13タイプの店員と13タイプのお客様がいるからです。
お互いの相性がわかれば、お客様に好かれる接客ができます。
今回は、「仕切りやの店員」と「優柔不断なお客様」の相性についてです。
※13タイプの店員と13タイプのお客様はこちらでチェックできます。
●「仕切りやの店員」(一点注意の動き)の特徴
「一点注意の動き」を持つ「仕切りやの店員」は、お客様に案内や説明をするときは、指や手で指示して、わかりやすく行うのが特徴です。
そして、自分やお客様の注意を一つのことに集中させることが得意なタイプです。
●「優柔不断な客様」(注意不明の動き)の特徴
「注意不明の動き」を持つ「優柔不断なお客様」は、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)にあいまいに指し示す動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、ものごとをはっきりさせないことが得意な人です。
したがって、店員から勧められると、細かい希望を話しますが、いろいろと気になることが増えてきて、迷ってしまいます。
「優柔不断なお客様」は、店員から案内や説明を受けるときは、一点の商品に関することだけではなく、できるだけたくさんの商品の案内や説明をしてくれること望んでいます。
それに対して、「仕切りやの店員」は、できるだけお客様の要望を聞き出して、それに対して適切な案内や説明を具体的にかつ詳しくしようと試みます。
したがって、いろいろと検討したいと思っている「優柔不断なお客様」にとっては、「仕切りやの店員」の案内や説明は、大変わかりやすく感じますが、もっと多くの商品の相違点についての案内や説明をして欲しいという大きな不満を覚えてしまいます。
「優柔不断なお客様」は、多くの商品をいろいろと検討して、非常に長い時間をかけて、あれこれ迷いながら選んでいくことに充実感を感じるので、「仕切りやの店員」が合理的で効率のいい商品の選び方を提案しても、なかなかそれを受け入れることができません。
「仕切りやの店員」は、お客様のニーズにぴったりの接客ができない自分を責めないで、「優柔不断なお客様」はいろいろ悩みながら買い物がしたいタイプなのだと言うことを理解することが大切なのです。
| 固定リンク
« 3.「話が飛ぶお客様」との相性。気持ちがコロコロ変わるお客様は明解な接客をする店員が苦手。 | トップページ | 5.「意志が強いお客様」との相性。案内や説明のうまい店員は納得して買いたいお客様を大満足させる。 »
「◆13人の店員と13人のお客様の相性」カテゴリの記事
- 31.手や身体を外側に開くようにしながらさし示す『案内アクション』から伝わる情報とは?(2017.12.20)
- 28.「うなずきアクション」から相手の本音が見抜ける(2017.12.13)
- 14.日本人は店員から、「お辞儀」や「うなずき」や「案内」の「動き=アクション」を学んでいる(2017.11.10)
- 182.「動かない店員」が13タイプのお客様に接客したら?(2015.02.18)
- 181.動かないお客様は、同じく動かない店員とは、気が合うけれどもなかなか購入できない。(お客様を遠ざける「なわばり主張」の店員のアクション)(2015.02.17)
コメント