31.「意志が強いお客様」との相性。責任感が強いお客様は、話を散らかす店員を信頼できない。
●「話が飛ぶ店員」が、「意志が強いお客様」とうまくいく接客技術(テクニック)
接客のない「ネット店舗」の急激な普及が、「リアル店舗」の接客の魅力を浮き彫りにしています。
にもかかわらず、「リアル店舗の接客」がなかなかうまくいかないのは、13タイプの店員と13タイプのお客様がいるからです。
お互いの相性がわかれば、お客様に好かれる接客ができます。
今回は、話を散らかしやすい「話が飛ぶ店員」と、責任感が強い「意志が強いお客様」の相性についてです。
※13タイプの店員と13タイプのお客様はこちらでチェックできます。
●「話が飛ぶ店員」(不注意指示の動き)の特徴
「不注意指示の動き」を持つ「話が飛ぶ店員」は、手や指を使って、自分が向いていない方向(外側)を指し示す動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、相手の注意をそらすのが得意な人です。
したがって、お客様に対して、いろいろと案内や説明をしますが、その場その場でひらめいたままに話すので、話が散らかり一貫性がありません。
●「意志が強いお客様」(攻撃の動き)の特徴
「攻撃の動き」を持つ「意志が強いお客様」は、腕や頭や上半身を使って、上から下に向かって力を入れる動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、強い自信や責任感の強さを表現するのが得意な人です。
したがって、「意志が強いお客様」が店員に相談や質問をするときは、自分がよりいっそう強く確信したり決心したりするための情報が欲しいときです。
●「意志が強いお客様」の満足と不満
「意志が強いお客様」が店員に質問や相談をするときは、確信したり決断したりしたいときなので、店員には自信や責任を持って対応してくれることを望んでいます。
一方、「話が飛ぶ店員」は、多くのお客様は、商品の説明書に書いてある具体的な案内や説明ではなく、自分がひらめいたり思いついたりしたことを直感的に話すことを望んでいるのだと感じています。
したがって、「話が飛ぶ店員」は、思いついたりひらめいたりした案内や説明を行うために話が散らかり、「意志が強いお客様」に対して強い不信感を与えてしまいます。
「意志が強いお客様」には、強い自信や責任感を持って案内や説明をする「意志が強い店員」が一番ふさわしい店員です。
残念ながら、「話が飛ぶ店員」からは、なかなか満足を得ることができません。
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