29.「話が飛ぶお客様」との相性。話が散らかる同士のお客様と、店員は気が合う。
● 「話が飛ぶ店員」が、「話が飛ぶお客様」とうまくいく接客技術(テクニック)
話が散らかりやすい「話が飛ぶお客様」は、店員から一貫したわかりやすい案内や説明を受けたいとは望んではいません。
自分が店員に質問したり相談したりする内容は、その場その場でひらめいたり思いついたりすることだからです。
また、同じように話が散らかりやすい「話が飛ぶ店員」は、多くのお客様は、商品の説明書に書いてある具体的な案内や説明ではなく、自分がひらめいたり思いついたりしたことを直感的に話すことを望んでいるのだと感じています。
したがって、話が散らかる同士の「話が飛ぶお客様」と、「話が飛ぶ店員」は、全く抵抗なくお互いを受け入れることができます。
そして周囲の人間にとっては二人がそれぞれに関係のないことを話し合っているように見えますが、二人の会話は軽妙に弾みます。
ただし、お客様の複雑な質問や大切な相談などの場合には、おしゃべりが弾む割には、なかなか問題を解決することが出来なくなってしまうことも起こります。
しかし、「話が飛ぶお客様」の大抵の質問や相談は、「話が飛ぶ店員」の案内や説明によって満足することができます。
●「話が飛ぶ店員」(不注意指示の動き)の特徴
「不注意指示の動き」を持つ「話が飛ぶ店員」は、手や指を使って、自分が向いていない方向(外側)を指し示す動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、相手の注意をそらすのが得意な人です。
したがって、お客様に対して、いろいろと案内や説明をしますが、その場その場でひらめいたままに話すので、話が散らかりやすく一貫性がありません。
●「話が飛ぶお客様」(不注意指示の動き)の特徴
「不注意指示の動き」を持つ「話が飛ぶお客様」は、手や指を使って、自分が向いていない方向(外側)を指し示す動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、相手の注意をそらすのが得意な人です。
したがって、店員に対して、いろいろと質問や相談をしますが、その場その場でひらめいたままに話すので、話が散らかりやすく一貫性がありません。
●接客のない「ネット店舗」の急激な普及が、「リアル店舗」の接客の魅力を浮き彫りにしています。
にもかかわらず、「リアル店舗の接客」がなかなかうまくいかないのは、13タイプの店員と13タイプのお客様がいるからです。
お互いの相性がわかれば、お客様に好かれる接客ができます。
今回は、お互いに話が散らかりやすい、「話が飛ぶ店員」と、「話が飛ぶお客様」の相性についてでした。
※13タイプの店員と13タイプのお客様はこちらでチェックできます。
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