10.「機敏なお客様」との相性。機敏でシャイなお客様は案内や説明のうまい店員が少し嫌い。
●「仕切りやの店員」が、「機敏なお客様」とうまくいく接客技術(テクニック)
接客のない「ネット店舗」の急激な普及が、「リアル店舗」の接客の魅力を浮き彫りにしています。
にもかかわらず、「リアル店舗の接客」がなかなかうまくいかないのは、13タイプの店員と13タイプのお客様がいるからです。
お互いの相性がわかれば、お客様に好かれる接客ができます。
今回は、「仕切りやの店員」と「機敏なお客様」の相性についてです。
※13タイプの店員と13タイプのお客様はこちらでチェックできます。
●「仕切りやの店員」(一点注意の動き)の特徴
「一点注意の動き」を持つ「仕切りやの店員」は、手や指を使って、自分が向いている方向(内側)をはっきり指し示す動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、自分やお客様の注意を一点に引きつけることが得意な人です。
●「機敏なお客様」(機敏の動き)の特徴
「機敏の動き」を持つ「機敏なお客様」は、手や身体を使って、後ろに向かってすばやく引く動きをたくさん行うのが特徴です。
そして、テキパキと対応することを表現するのが得意な人です。
したがって、店員に相談したり質問したりするときも、素早く行って直ぐに遠ざかるシャイなイメージの人です。
「機敏なお客様」が店員の案内や説明に望むことは、自分の質問や相談に関して素早く対応して、できるだけ簡潔に終わらせて欲しいということです。
それに対して、「仕切りやの店員」は、できるだけお客様の要望を聞き出して、それに対して適切な案内や説明を、具体的にかつ詳しくしようと試みます。
そのために、「機敏なお客様」は、きちんとした案内や説明をしてくれる「仕切りやの店員」の対応は嫌なものだとは感じませんが、そもそも、できるだけ簡潔に案内や説明が終わることを望んでいるので、やや不満を感じてしまいます。
「機敏なお客様」は、自分と同じ動きを持ち、お客様から声がかかるまでは気付かない素振りをしながらテキパキと作業を続け、お客様にはつかず離れずあっさりと接客してくれる「機敏な店員」が一番の好みです。
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