1.おもてなしは「お辞儀・うなずき・案内」のアクションから生まれる
■「おもてなしを生み出す人の動き(アクション)」の1.です。
2020年、東京オリンピック招致決定に伴い、日本人の「おもてなし」が注目を集めています。「おもてなし」の心を相手に伝える「お辞儀」「うなずき」「案内」のアクションをご紹介します。
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私達は、普通、「おもてなし」と言えば、一般的な人間関係において、お客様にご馳走したり、よい待遇を提供したり、ていねいな態度をとることをイメージします。
しかし、「おもてなし」の精神は、日本では金銭でサービスを提供するホテルや旅館、飲食店はもちろん、物販店における接客、さらには、スーパーやコンビニエンスストアにおける精算作業にすら持ち込まれています。
日本人の場合、提供したサービスの内容(商品)とお金を交換するだけでなく、そのときに店員が感じのいい接客をすることによって、お客様に対して「おもてなし」をしようという考え方があります。
※日本ではコンビニのレジにすら、「あいさつ、お礼、お詫び、お願い」を行う際に、お辞儀のアクションをとり入れた「おもてなし」がある。
日本人が相手に感じのいいコミュニケーションを提供しようとするとき、重要なのは、ことばではなく態度(身体のアクション)で、特に大切なのは、次の三つのアクションです。
1.お辞儀
2.うなずき
3.案内
私たち日本人にっとてこの三つのアクションは非常に大切で、日本人の多くは、その様々なやり方によって、お互いの気持ちを感じ合うことができます。
しかし、様々な通信機器の発達により、人と人との直接のコミュニケーションが少なくなった現在、このようなアクションによるコミュニケーション能力は急速に失われようとしています。
2020年のオリンピックに向かって、日本人のアイデンティティを保ち、外国の人々に対しても感じのいい「おもてなし」を提供するためには、この三つのアクションをきちんと感じよく行っていくことが大切なのです。
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