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2013年8月18日 (日)

青森港の両替

今回は、カテゴリー「お客様が感動する接客サービス」シリーズの15です。
私たちが相手に対して「感動」をおぼえるのは、実は相手が自分よりも劣位な態度をとってくれた時です。人は自分を「優位」な立場にしてくれる相手に対して思わず感動してしまうのです。
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私(南條恵)がまだ小学生の頃のある冬休み、母に連れられて、函館市にある母の実家に行きました。
当時はまだ青森から函館までは、青函連絡船で約4時間かかっていました。

青森駅に降り立つと外は猛吹雪で、連絡船の出港が見合わされることになりました。
そのことを、函館で待つ祖父母と、東京で心配している父に電話連絡しようとしましたが、待合室の赤電話は長い行列が出来ていた上に、10円玉が足りませんでした。
当時は、もちろん携帯電話などない時代です。

Photo

青森港の待合室のベンチで夜を明かしましたが、やがて朝になると吹雪も収まり、私たちは無事に連絡船に乗って函館に着くことができました。

函館と東京へ電話をしたいのだが10円玉が足りなかった私たちに、商品も売らずにたくさんの両替をしてくれた、待合室の売店の店員さんの親切に、大変感動したことを今でもよく覚えています。

待合室の売店の店員さんは、売店では必需品であるはずの10円玉を、私たちのためにたくさん両替してくれました。
その行為は、困った私たちを「優位」にし、店員の立場を「劣位」にする行為なので、私たちを強く感動させたのです。

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