客はスケジュールに沿って動かない
■カテゴリー「売れる営業マン売れない営業マン」シリーズの29です。
どんなに優秀な営業マンであっても、客とうまくかみ合わなければ客の心をつかむことはできません。
客の実態をよく知り、その客にふさわしい対応をすることこそが効果的な営業なのです。
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■客はスケジュールに沿って動かない
営業マンのどんな仕事にも、スケジュール表がついて回ります。
営業マンが客に提出する受注日から納品日までのスケジュール表や、客側が営業マンに提示する企画からオープンまでのスケジュール表等々、様々なスケジュール表に基づいて、営業マンは対応しています。
しかし、実際にはものごとは、たいていスケジュール表通りには進行していきません。
営業マンが提出したスケジュール表を客(担当者)が守らないのは、ある意味仕方がないとしても、客(担当者)は、自分自身があらかじめ作って営業マンに手渡したスケジュール表すら、なかなか守ってくれません。
そして、客(担当者)が営業マンに説明する遅れの理由は、交渉する社内の上司や部下が、客(担当者)の意図の通りには動いてくれないということです。
しかし、スケジュール表が守れない原因の大半は、実はたいてい客(担当者)自身にあります。
(1)客(担当者)が十分な事前の根回しを怠っていた
(2)客(担当者)の準備不足や確認ミスをしていた
(3)客(担当者)自身にやる気がない
スケジュールの遅れのほとんどは、以上のような基本的な原因から生じているのですが、客(担当者)自身はなかなかそうは思わず、他人のせいにしてしまうのです。
そして、困った営業マンがスケジュール表に合わせた進行を強くお願いすると、客(担当者)は怒って、営業マンに八つ当たりすることすらあります。
そこをなんとかとりなしながら、うまくとりまとめていくのが、営業マンに課せられた役目なのです。
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