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2013年7月 2日 (火)

高速道路のサービスエリア(SA)が賑わう理由。

今、空港、駅ナカと並んで高速道路のサービスエリア(SA)が、凄い人気となっています。
2005年の日本道路公団の民営化に伴って、全国のサービスエリア(SA)が変わり始めました。
そして、従来の飲食店だけではなく、アパレル、百貨店、スーパー等、多種多彩な業態の店舗が出店し、一大ショッピングセンターとなってきています。

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中日本高速道路が運営する、東名高速道路の海老名サービスエリア(上り)にある商業施設「エクスパーサー海老名」を取材しました。

ここ「エクスパーサー海老名」は、ユナイテッドアローズのセレクトショップ、成城石井のスーパー、伊勢丹の小型店(期間限定)他、有名スイーツ店・惣菜店が出店し、土日は大勢の客で賑わっています。

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伊勢丹の小型店(期間限定)

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ユナイテッドアローズのセレクトショップ

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土日は大勢の客で賑わう店内

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物販店もレストランも客でいっぱい


なぜ、高速道路のサービスエリア(SA)でモノが売れるのか?

「東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路を合算した、サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の総売り上げは、2012年度に4673億円。小売業で単純比較すると、しまむら(4920億円)には及ばないが、小売り大手の丸井グループ(4073億円)を上回るということです。

その金額は、「伊勢丹新宿本店の2店舗分で、小売り専業にとっても侮れない存在になりつつある」と、6月28日の日経MJ・1面で報じられています。

今、一番元気のある店が、「空港」や「駅ナカ」にたくさん登場していますが、この「高速SA」も含んで、交通機関の主要な拠点が、新しい商業集積として、大勢の移動客の人気を獲得しているのです。

元来「店」は、大勢の見知らぬ人が行き交う交通の要所(移動空間)に発生したものです。
そして、そこで行われる客と店員とのやり取りがさらに賑わいを生み出し、よりいっそう多くの通行客を引きつけたのです。

ところがその後、日本各地に人工的につくられた商店街の登場などによって、一時期、店は店本来の魅力を失ってゆきました。
商店街は、その地域の住民に生活必需品を供給するために、常連客を対象とした店舗構造と接客方法を採用してきたために、店としての性質を失っていったのです。

しかし、激しい販売競争を背景にして、本来の店の姿が交通の要所に再登場してきました。

今後ますます、交通機関の拠点を中心にした、大勢の移動客が行き交う立地に「新しい店」が登場して、多くの客を引きつけてゆくことが予測されます。

高速道道路のサービスエリア(SA)が賑わう最大の理由は、従来までの考え方による、非日常的な空間に人が集まるということではなく、大勢の移動客が移動中にこそ買い物をしたいということなのです。

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