「接客中にやってきた客にひと声かける」は間違いです。
■間違いだらけの接客方法 5
ケースやショーウィンドーを拭いたり、店内の飾り付けをしたり、商品を並べ直したりしている店員(販売員)のアクションは、何もしないでじっとしている店員(販売員)に比べて、客を引きつける強いパワーを持っています。
そして、最も強く客を引きつけるパワーを生み出す店員(販売員)のアクションは、店員(販売員)が接客中のアクションなのです。
(客は接客中の店員のアクションに引きつけられます)
接客中に、他の客が来た場合は「すぐに『少々お待ち下さいませ』と声をかけるように!」と指導しているとしたら、それは間違いです。
なぜならば、その客は、接客中の店員(販売員)のアクションに引きつけられて来たのであって、買うかどうかはまだ決まっているわけではないからです。
それよりも、接客中の客に対してていねいな接客をやり続けることが大切なのです。(*長時間待たせる場合に限っては、途中でおわびをしておくことが必要になります)
何らかの作業をしている店員(販売員)のアクションよりも、接客中の店員(販売員)のアクションの方がはるかに客を引きつけるパワーが強いのは、他の客に接客中の店員(販売員)は自分には接客をしてこないということがよくわかるからなのです。
店員(販売員)が他の客に接客中の店は、客にとって大変入りやすい店なのです。
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