「準備は開店前に済ませておくこと」と言うのは間違いです。
■間違いだらけの接客方法3
「売れる店」には活気があるということに私たちは気づいています。
客が大勢やって来ると店はにわかに活気づき、ますます多くの客を引きつけます。それでは、その活気を持続させたり、つくりだしたりすることはできないのでしょうか?
実際に多くの店を細かく観察してみると、客の行動は店員(販売員)の行動によって大きく左右されていることがわかります。
つまり店員(販売員)は、単に販売をするだけの機械ではなく、客を自分の店に引きつけることも、逆に追い払うこともできる強いパワーを持っているのです。
それでは一体どのようにすれば、客を引きつけることができるのでしょうか?
一般に客は、「作業をしている店員の姿」に引きつけられます。
忙しそうに働く様子は明らかにその店に活気を与えます。
また、客の立場からすると、店員(販売員)が何か他のことに気をとられている間は、商品をすすめられる心配が無いので、気軽に冷やかすことができます。
(店員が作業に追われている店の商品は冷やかしやすい)
(開店準備のために店員が作業に追われいる店は、なんとなく魅力的で冷やかしてみたくなる)
店員(販売員)が店で作業中のアクションを展開すると、店には活気が生まれて、通行客を引きつけることができます。
店員(販売員)が自分の仕事に追われて忙しそうに働く姿は、客を店内に引きつける力を生み出します。
店員(販売員)が客を引きつける一連の動作を「客寄せ踊り」と呼びます。
「客寄せ踊り」が踊れる店員(販売員)のいる店は、そうでない店に比べてずっと活気があり、客が店に滞留する時間も長くなります。
つまり「売れる店」ということになるのです。
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