通路での「いらっしゃいませ!」は、間違いです。
■間違いだらけの接客方法 9
店員(販売員)が客の通路に出て、熱心に「いらっしゃいませ!」と声をかけるのは、間違いです。
(客の通路に出て行う、「いらっしゃいませ」は、客を遠ざけるアクションです)
デパ地下の食品フロアは、いつも大勢の客で賑わっています。
そして、ショーケースを挟んで行う「対面販売」や、客の通路に出て行う「側面販売」が行われています。
この「側面販売」は少しでも客の近くに出て販売を強化しようという積極的な店員(販売員)の気持ちの表れですが、いろいろな商品を見比べて買い物がしたい客や冷やかして楽しみたいだけの客にとっては、大変抵抗を感じる接客方法です。
何ごとも積極的に取り組む姿勢は、どのような仕事においても大切なことです。従って、店員(販売員)が積極的に仕事に取り組むことは決して間違いではありません。
しかし、このように積極的な「いらっしゃいませ!」は、残念ながら逆に客を遠ざけてしまう結果となります。
すでに、購入が決まっている客にとっては、店員(販売員)がどんなに近くに来てもあまり気になりませんが、まだ購入が決まっていないほとんどの客にとっては、店員(販売員)が急に近くに来て接客をすると、驚いてしまいます。
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