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2013年5月 5日 (日)

駅弁屋 祭(えきべんや まつり)

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日本一の「移動空間」・JR東京駅のセントラルストリートにある駅ナカショップ「駅弁屋 祭(えきべんや まつり)」の、「三空間店舗構造」と「店員と客のアクション」について、「人の動き」という観点から分析したいと思います。

「駅弁屋 祭(えきべんや まつり)」は、全国各地からの「移動客」が行き交う最高の「移動空間」に立地した店で、全国各地の名物駅弁を約150種類以上取り揃え、実演厨房で調理した「出来たて駅弁」も大好評の駅弁専門店です。

(1)「駅弁屋 祭(えきべんや まつり)」の平面図

①緑が商品空間
②空色が店員空間
③ピンクが
客空間
④赤が店員
⑤青が客

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(2)「駅弁屋 祭(えきべんや まつり)」の店舗構造

この店は、「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」の構造の店です。
店頭には対面販売と厨房実演のコーナー、店内には厨房実演のコーナーを併設していますが、規模の大きい「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」としてとらえます。

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(店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店)

(3)「駅弁屋 祭(えきべんや まつり)」の店員空間と店員のアクション

8台のレジスターが並んだレジカウンター(店員空間)では、大勢の店員が、行列をつくって精算を待つ客に対応しています。
精算の作業に追われる店員のアクションは、強力な「客を引きつける店員のアクション」となって、店全体に賑わいを生み出しています。
店頭の対面販売を行う店員のアクション、また「客空間」に出て商品の補充や整理・整頓を行う店員の作業中のアクションも「客を引きつける店員のアクション」です。


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(レジカウンターで、客に対応する大勢の店員のアクションは「客を引きつける店員のアクション」にとどまらず、エキサイティングな空間を生み出しています)

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(商品の補充作業をする店員)

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(店頭で、呼び込みながら対面販売を行う店員のアクションも、「客を引きつける店員のアクション」です)

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(実演厨房で調理中の店員のアクションは、「客を引きつける店員のアクション」であると同時に、「出来たて駅弁」の魅力を訴求しています



(4)「駅弁屋 祭(えきべんや まつり)」の商品空間

セルフ販売方式の「商品空間」は、常になわばりが解除されていて、客が自由に選べる「商品空間」となっています。
また、たくさんの駅弁が陳列されていることによって、商品自体からも「冷やかし安全信号」が発信されています。


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(たくさんの種類の駅弁が陳列されているから客が引きつけられるのではなく、「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」の構造と、セルフ販売方式だからこそ、多くの客が「商品空間」に引きつけられているのです)



(5)「駅弁屋 祭(えきべんや まつり)」の客空間


多くの種類の駅弁を選びながら、客空間を回遊する大勢の客の姿は、非常に強力な「サクラパワー」となって、通行客を次々と引きつけています。


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(店内の客が生み出す「サクラパワー」が通行客を引きつけます)


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(たくさんの客がつくる行列の様子は、商品が購入できた客の喜びを倍加させます)

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(大勢の客が商品を選ぶ姿が、他の客を興奮させています)

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(歩けない程の客が回遊する「客空間」が、駅弁を買いたくさせています)


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●「駅弁屋 祭(えきべんや まつり)」は「第四世代の店」の条件を備えた店

第四世代の店は、見知らぬ客が大勢行き交う「移動空間」に立地して、「第四世代の店の構造」をして、「一見接客」を行うことによって多くの客を引きつけています。
「駅弁屋 祭(えきべんや まつり)」も、「移動中に買い物がしたくなる」という人間の基本的な性質を背景にした、「移動客」を対象にした店なのです。

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