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2013年3月16日 (土)

成功物語は語られるが、失敗物語は誰も語らない

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商売に成功した人の成功物語は多くの店主の興味を引きつけます。

それが、成功の秘訣や成功者の生き方等が書かれた書籍が数多く
出版されているゆえんです。

成功者を呼んでの講演会などにも、多くの店主が集まります。また経営コンサルタントも、成功店の分析を行っては「こんなふうにすると成功する」と言う話を盛んに説明します。

確かに成功物語が店主たちに多くのヒントや明日を生きる勇気を与えてくれることも事実です。

しかし、成功者にはもともと優れた資質や様々な条件がそろっていることが多いので、一般の店主には直ぐに参考にならないものも多いのです。

本来は成功物語よりも失敗物語の方がはるかに参考になりやすいはずですが、失敗の物語を話そうとする店主も、またそこから学ぼうとする店主もほとんどいないのが現状です。それはなぜなのでしょうか?

まず、自分の失敗体験を他人によくわかるように説明することはとても難しいことです。
成功した店主は喜んでその経験を話しますが、失敗した店主は失敗の原因をきちんと分析したり深く反省したりして他人に話して聞かせることを好みません。

また、経営コンサルタントも、改装したがうまくいかなかったとか、思い切って移転したらなおさら売り上げが下がった等の失敗事例ばかり話していたのでは、店主が意気消沈してやる気を失ってしまうために、できるだけ失敗事例は話さないように配慮しています。

そして、何よりも、失敗物語を学んだ場合は、すぐに現在の状況を改善しなければならなくなることが予想できるために、多くの店主は失敗物語を学びたくはないのです。

その点、成功物語を聞く場合には、成功者の行動に感心したり感激したりするだけでいいのでほとんど苦しいことがありません。

「明日から自分も頑張るぞ!」と思うことは、改善しなければならないことを受け入れることよりもはるかに簡単で気持ちのいい行為です。

また、成功者が行ったたくさんの行動の中から自分が気に入ったものを一つ二つ取り入れただけでも、何かをやったという気分になることができるので成功物語りは大変人気があるのです。
 

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