4.優しいが甲斐性のない上司
声を荒げたり、部下を叱ったりしたことがない優しい上司。
そんな優しい上司の下で働きたいと思う人も多いかもしれません。
しかし、こういう人は往々にして、いざというときに戦ってはくれません。
残念ながら、いつも優しいだけの上司はたいてい甲斐性がないと思った方がいいでしょう。
日ごろから優しいけれど、はっきりしないと思われる人は、強い動き、早い動き、攻撃的な動きが不得意で、はっきりしない動き、ゆっくりした動きが得意です。
このような上司になりやすい動きの組み合わせは、
ものごとをあいまいにぼかす「注意不明の動き」と、
相手の意見に賛同しやすい「協調の動き」と、
すぐにやる気を失う「虚脱の動き」
です。
このタイプの人は、あいまいに手などを動かす「注意不明の動き」があるため、ものごとをはっきりさせるのが苦手な上に、他人に賛成しやすい「協調の動き」があるので、部下の意見に引きずられがちです。
しかも、下に向かって力が抜ける「虚脱の動き」があるために、すぐにやる気を失ってしまいやすく、部下を厳しく叱ることはなかなかできません。
このタイプの上司は、部下の悩みは優しく聞いてくれるのですが、的確なアドバイスをすることは苦手です。
動きのパターンからいっても、優しい上司には甲斐性がなく、しっかりした上司は厳しいのが原則。残念ながら、仕事ができて、しかも、部下に怒らないやさしい上司はなかなかいないと思った方がいいでしょう。
このタイプの上司の動き
1.注意不明の動き
2.協調の動き
3.虚脱の動き
■動画は「注意不明の動き」の例
※「注意不明の動き」の詳しい説明はこちら
■動画は「協調の動き」の例
※「協調の動き」の詳しい説明はこちら
■動画は「虚脱の動き」の例
※「虚脱の動き」の詳しい説明はこちら
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