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2013年2月 4日 (月)

店の競争が客を「神様」にする

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「お客さまは神様」という言葉がありますが、それはいったいどのような状況から生まれてきたのでしょうか?

まだ店の数が少なかった時代は、店主や店員(販売員)は客のことを神様だとは思っていませんでした。どの店も、地元の「馴染み客」を対象にして、普通の近所づきあいと同じ対応をしながら商売が行われていました。

やがて経済の発展を背景にして、店の数が急激に増えることによって、客は自由に店を選んで買い物ができるようになりました。

そうなって初めて、店主や店員(販売員)は「見知らぬ客」が多くの中から、わざわざ自分の店を選んで来てくれることに対して、「うれしい」とか「ありがたい」と感じるようになり、できるだけのサービスを提供しようと思うようになりました。

元来、「見知らぬ人」とうまくやってゆく日本独特の人間関係の方法として、相手を「神様」として対応する慣習が存在していたことから、ありがたい「見知らぬ客」を「神様」と置き換えて、常にどのような注文にも対応する接客方法が生み出されてきたのです。

補足:
有名な三波春夫の「お客さまは神様です」という言葉は、三波春夫自身が神さまに向かって歌をささげていることから言ったにもかかわらず、それが誤解され、「客というものは神様のようにもてなさなければならない」という、その当時の客と店にとって都合のよい考え方として広まってしまいました。

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