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2013年2月 1日 (金)

東京おかしランド「ハッピーターンズ」

亀田製菓の米菓「ハッピーターン」のコンセプトショップ「HAPPY Turn’S(ハッピーターンズ)」が、昨日(1月31日)から5月12日まで、期間限定で東京おかしランドのイベントスペースにオープンしました。

人気の「ハッピーターン」と、日テレ「スッキリ!!」と共同開発した新商品「恋のタネ」を販売しています。

昨日午前10時開店前から大変な行列ができ、入場制限をしながらのオープニングセールのこの店を、「人の動き」と言う観点から分析してみましょう。


●「東京おかしランド」
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●「期間限定店舗スペース」

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(1)ハッピーターンズの店舗構造

ハッピーターンズは、回遊通路の一部が通路に直接面しているために、「店員空間のある、接触・引きこみ・回遊型店」にも見えますが、ここでは「店員空間のある、引きこみ・回遊型店」の構造だということにします。

●「ハッピーターンズの平面図」

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●「ハッピーターンズのベルトパーテーション側」

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●「店員空間がある、引きこみ・回遊型店」の構造

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(2)ハッピーターンズの店員のアクション

①客を引き付ける「接客中の店員のアクション」
客が商品を選んでレジカウンターに持って来た時点から接客が開始される、「セルフサービス方式」のこの店の接客中の店員のアクションが、通行客からよく見えることによって、多くの客を引きつけます

②客を引き付ける「作業中の店員のアクション」
セルフの店には、必ず「商品陳列の整理整頓」」や「商品補充」などの店員の作業がありますが、作業に追われる店員のアクションが通行客を引きつけています。

●接客中の店員のアクション

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●作業中(入場案内)の店員のアクション

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(3)ハッピーターンズの客のアクション

①回遊をする大勢の客がサクラパワーとなってなわばりを解除している。
店内を回遊する姿が通行客からよく見えるために、店内は常になわばりが解除されている。
②行列がサクラパワーとなってなわばりを解除している。

狭い店内のために、精算を待つ客の行列と、店内への入場を待つ多くの客の行列は、強力なサクラパワーとなって、より一層通行客を引きつけている。

●店内を回遊する客の様子

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●精算のために並ぶ客の様子

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●入場制限のために行列を作る客の様子

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●「ハッピーターンズ」は「第四世代の店」の条件を備えた店

第四世代の店は、見知らぬ客が大勢行き交う「移動空間」に立地して、「第四世代の店の構造」をして、「一見接客」を行うことによって多くの客を引きつけています。
「ハッピーターンズ」も、「移動中に買い物がしたくなる」という人間の基本的な性質を背景にした、「移動客」を対象にした店なのです。


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コメント

こんばんは!

今日は馬渕さんに相談があってメールしました。店長から「その接客態度で
なんでそんなに売れるのかがわからない。笑」って言われちゃいました。
私のいいところは?と聞いても、わからないと・・・こう言われるのには入店時
の笑顔がないことや動的待機ができてないことなどいろいろ要因はあると思い
ますがかなりショックです・・・。 一生懸命お客様に合った靴を探す姿勢はこれから
も継続してとは言われましたが、なんで売れるのか分からないってめっちゃ失礼だと
思いませんか?^^; 他のスタッフに私のことを自信を持たせないといけないとか言って
おきながら、そんな風に言われたら全く自信なんて持てないです。
どうやら愛想がよくないみたいで、他のスタッフと比べられて性格を変えなきゃとも
言われます。 そんなに簡単に変われないのでどうしたらいいか悩んでます。。

投稿: どんちゃん | 2013年2月 1日 (金) 22時57分

こんにちは! どんちゃんさん。

その後も頑張っているご様子、安心しました。
私は、多くの達人販売員と言われる人たちやトップセールスマンと言われる人たちにたくさん会ってきました。そして必ず相談されたことは、「なぜこの販売員が(セールスマンが)よく売れるのか教えて下さい」ということでした。
つまり、よく売れる販売員(セールスマン)には、必ず二つのタイプが存在しているのです。
いかにもよく売れることが誰にもわかりやすい人と、なぜあの人がよく売れるのか分からない人が存在しているのです。
そして、それはそれで正しいことなのです。

上司や幹部がなぜ売れるのかがよくわからない人は、決まって「少し無愛想でシャイで、どうすればよく売れるかをうまく説明できない人」なのです。
専門的にいえば、達人販売員は、「接近、機敏、協調、攻撃、虚脱、一点注意」等、多くの動きを持った人たちと、「突進、機敏」の動きが主体の人たちにわかれます。
実際にお会いしなければはっきりとは言えませんが、どんちゃんさんは、後者の達人販売員に似た人なのだと想像しています。

店員(販売員)は、「笑顔や愛そうを振りまく能力」が必ずしも不可欠な仕事ではありません。客が気持よく商品を見れたり冷やかせたり、不愉快になること無く買い物ができる状況を提供できれば、もう立派な達人販売員なのです。
どんちゃんさんは、きっとそのようにしているからこそ、業績につながっているのだと思います。あなたの接客が良いか悪いかは(正しいか間違っているかは)「お客様」が決めることなのです。あなたが接客した「お客様」は、あなたのやり方で十分満足されているのです。

店長さんを全面的に否定するわけではありませんが、あなたに似ていないベテラン販売員さんの真似をすることなく、あなたらしく自信を持って接客してください。将来、あなたのように悩む後輩に、うまくアドバイスができる、あなた自身の接客ノウハウをつくり上げるくらいの気概で頑張って下さい。

がんばれ!どんちゃんさん。

投稿: 馬渕 哲 | 2013年2月 2日 (土) 12時09分

馬渕さん、こんばんは! メールのお返事ありがとうございます!

たしかに売れている他のスタッフさんの中にはいかにも売れるタイプ
(愛想がいい、突進型)の人がいます。私は特別愛想がいいわけでも
ない、これと言った特徴のない接客スタイルだと思われてるから何で
売れるのかわからないと言われるんだと思います。ただ以前いたスタッフ
の方で静かにたくさん売る人もいました。
私は性格が不器用なので以前は他のスタッフともかなり衝突して
何度も泣いて辞めたいと思ってました。でも最近は変わったと言われるし
衝突して口を利かなくなることもなくなりました。 
店長は愛想がよくなってほしいみたいなんですが、店長がいるときは店長の
目が気になって(接客中に近くにきてけっこうガン見されたり、早くお客さんに
付けと合図されたり)入店時のいらっしゃいませの声掛けもなかなか元気よく
言えません。 
馬渕さんの記事、スタッフやお客さんのアクションが重要という内容の記事など
すごく勉強になることばかりなので仕事中はそういったことを頭にいれて行動する
ようにしています。けど暇になるとどうしてもすることがなくってディスプレイの変更
とかもすることなく立ったままでいることが多いので、それも課題の一つです。
短大を卒業してバイトを転々としてきた私ですが、今の仕事に就いて三月で一年
になります。給料は正直よくないですが、私はまだしばらくはこの仕事を続けたいと思っています。そしてもっと自分の接客に自信を持ちたいです!いろいろ書いてしまい、すみません^^;

投稿: どんちゃん | 2013年2月 2日 (土) 22時41分

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