ブルーライトカット機能を備えた「JINS PC」や薄型非球面レンズ標準装備で大人気を獲得して、快進撃を続けるメガネ店「JINS」の、「新宿ミロード店」は、2013年1月16日のブログ「大人気!セルフで買えるJINSメガネ」で報告しました。
今回は、「JINS東京駅八重洲店」が、同じように多くの客を引きつける要因を、「店舗構造」と「店員と客のアクション」という観点から分析してみましょう。
●八重洲地下1階「キラピカ通り」に位置する店舗は、 白を基調とした店内で開放的な空間になっています。

(1)JINS東京駅八重洲店の三空間平面図
①緑は商品空間
②空色は客空間
③赤の店員がいるところが店員空間
④ベージュは待合用椅子

(2)JINS東京駅八重洲店の三空間店舗構造
●店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
(3)JINS東京駅八重洲店の商品空間
店内には随時約1,350本のメガネを、4,990円・5,990円・7,990円・9,990円の4プライスで展開中とのこと。しかも全てレンズ代込みで、超薄型レンズを選んでも追加料金なし(※1)という、メガネ業界の中でも驚異的な安さの商品であるために、商品空間全体から「冷やかし安全信号」が発信され、「なわばり解除」の状況となっています。(※カラーレンズは+3,000円かかるほか、遠近両用レンズなどにも追加料金がかかる)

(4)JINS東京駅八重洲店の店員(販売員)のアクション
この店の店員(販売員)は奥の店員空間で、何らかの作業あるいは接客を行っているか、客空間に出て商品の補充や整理整頓作業をしています。
接客中か作業中のアクションはいずれも、「客を引きつける店員(販売員)のアクション」です。
●奥に広い店員空間があり、接客中か作業中のアクションを行っています。(1.ご記入/受付、2.視力/測定、3.お会計、4.お受け取り)

●客空間に出て作業をする店員のアクションは、客を引き付ける店員(販売員)のアクション。左から二番目の人。

(5)JINS東京駅八重洲店の客のアクション
この店の店員(販売員)のアクションが、「客を引きつける店員(販売員)のアクション」となっているために、客は気軽に店内に入り自由に客空間を回遊しながら商品を検討します。
その様子が通行客から良く見えるために、店内にいったん「サクラパワー」が生じると、次々と客が引きつけられる状況となり、サクラパワーが持続しやすい店となります。
●サクラパワーに引きつけられて客が店内に近づく様子
●客は自由に商品を試すことができます。
●客は奥の店員のプレッシャーを感じることなく商品をいつまでも眺めることができます。

(6)JINS東京駅八重洲店に客が引きつけられる要因
①従来までのメガネの価格に比べて低価格であること
②自分に合ったメガネを納得がゆくまで探すことができる店舗構造と販売方法を採用していること
③客を遠ざける店員のアクションが生じにくい店であること
④客を引きつける「サクラパワー」が生じやすい店であること


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※以上のことから、競合店舗の出店が無い限りは、低価格のメガネを自由に選べる店として多くの客を引きつけることが予測できます。
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