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2013年1月 9日 (水)

8.独断の動き

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「独断の動き」とは、下から上に勢いよく動く動きのことです。
「協調の動き」の優しいうなずきに対して、下から上に激しくあごを突き上げるように首を振るのが「独断の動き」のうなずきです。
動画は「独断の動き」を使ったうなずきの例です。

「独断の動き」は、自分を急激に大きく見せ、相手に対して威嚇するようなイメージを与える「優位アクション」です。

「独断の動き」を使ったうなずきをすると、まるで、天に向かって自分の主張を貫こうとしているように見えます。
女性では松田聖子のうなずきが典型例でといえるでしょう。彼女のどこまでも自分の生き方を貫こうとする姿勢は動きのメッセージとして多くの人に伝わり、女性層から強く支持されているのです。

このように、「独断の動き」を状況に合わせてうまく使うと、意志強固で、他人の影響を受けないというイメージを与えることができます。
例えば、自衛隊などで敬礼をするときに手を勢いよくビシッと上にあげたり、「はいっ!」と返事をしながら力を入れてぐっと背伸びをしたりすると、命令は必ず守り、何があっても揺るがないという厳しさを感じさせます。

男の中の男として高い人気がある高倉健は、「独断の動き」と「機敏の動き(後述)」をうまく使うことによって、厳しい状況を打開するために一人孤高に耐えるという人物像を表現するのが大変上手です。

これを応用して、お客様や上司から指示があったとき、勢いよく身体を伸ばしながら「はい、わかりましたっ!」となど言うと、何があっても実行しようとする強いやる気をアピールすることができます。
ただし、この動きは非常に勢いが強いため、細かい内容を話し合っているときには場違いになることもあるので、状況を選んで使うことが大切です。

さらには、意識的に「独断の動き」を使うことによって、自分自身の勇気ややる気を引き起こすこともできます。
「エイエイ、オー」と雄叫びを上げるときにはこぶしを下から上に勢いよく突き上げる動きをしますが、実際にこの動きをすると、気分が高揚し勇気が湧いてきます。目の前にある面倒な仕事に対してなかなかやる気が起こらないときには、「よしっ、やるぞ!」と言いながら、イスから勢いよく立ちあがってみるといいでしょう。身体が勢いよく動きだすと気分も大きく変わってくるはずです。

さて、「独断の動き」の問題点は、状況によっては、非常にわがままで勝手に見えることです。そのため、相手の話を聞くときにこの動きを使いすぎると、聞いているかっこうだけして実は聞いていないと思われやすいので注意が必要です。

さらに、この動きを頻繁に行うと、相手が話しにくくなってしまうことがあります。
普段の自分のうなずきを振り返ってみて、「独断の動き」になりがちな人は、実際に相手の話をよく聞かず、自分で勝手に解釈して決め込んでしまうことが多いので、注意しなければなりません。

また、このアクションは若さや未熟さを感じさせる動きでもあります。
例えば、ジャニーズの若いアイドルたちは、勢いよく頭を下げて勢いよく上げるというおじぎをよくします。
これは、彼らの若さと、若さゆえに持っている生意気さや一途さを表現しているのです。若い男性アイドルの場合、こうした動きが受け入れられるのは、若い女性ファンの多くが、礼儀正しくてものわかりのいい大人っぽい少年よりも、やんちゃで生意気で冒険好きな少年に対して強い魅力を感じるからです。

若い男性の店員(販売員)や営業マンの場合、お客様がこのようなアクションに新鮮味を感じることもあるのですが、実際に高い信頼感を獲得するのは、きちんとしたアクションをする人であるということは理解しておかなければなりません。

「独断の動き」は「優位アクション」なので、接客や営業の場面では相手の気分を害することがないように、うまくコントロールすることを心がけることが大切です。

■役に立つとき
1.他人を無視する
2.若さを強調する
3.強い拒絶

■注意が必要なとき
1.客の話を聞く
2.目上の人と話す
3.協調的な場


■13種類の人の動き もくじ

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