使える部下使えない部下(8)
宴会では人気者だが、幹事ができない部下
宴会を盛り上がるのが得意な「宴会男」なのに、幹事になって宴会の手配をしたり準備をしたりするのは苦手な人がいます。宴会を盛り上げるのはうまいのに、どうして宴会の幹事がうまくできないのでしょうか。
それは、宴会で面白い芸を見せるのに必要な動きと、幹事として宴会を取り仕切るのに必要な動きはまったく違うものだからです。
宴会で面白い芸を見せるのに、幹事ができないタイプの動きの組み合わせは、
話を散らかし、座持ちがいい「不注意指示の動き」と
力を抜いて倒れる「虚脱の動き」と
ためらわずやってしまう「突進の動き」と
ものごとをなかなか進めない「退避の動き」
です。
このタイプは、話を予想外の方向に膨らませるのが得意で、調子に乗って派手に出し物をやりますが、すぐに失敗してコケるところが笑いを誘います(虚脱の動きはお笑いには不可欠な動きです)。
宴会芸など自分がやりたいことには「突進の動き」でどんどん取り組みますが、幹事の仕事などやりたくないことになると、とたんに「退避の動き」が強くなり、他人任せになってしまいます。
幹事の仕事である、会場の予約や準備、料理や飲み物の手配、出席者の確認や席順の決定、会計など、細かい注意と計画性や忍耐力が必要な仕事は、できるだけ避けようとしてしまいます。
一見、よく似た仕事のように見えるものでも、必要な動きはまったく違うということはよくあります。
従って、いくら宴会で人気者になっても、幹事として優秀だとは限らないのです。
こんな人の典型的な動作パターン
不注意指示の動き
虚脱の動き
突進の動き
退避の動き
■動画は「不注意指示の動き」の例
※「不注意指示の動き」の詳しい説明はこちら
■動画は「虚脱の動き」の例
※「虚脱の動き」の詳しい説明はこちら
■動画は「突進の動き」の例
※「突進の動き」の詳しい説明はこちら
■動画は「退避の動き」の例
※「退避の動き」の詳しい説明はこちら
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