2.13種類の人の動きと情報
人間の動きは、回転、上下、前後の三つの動きに大別され、さらに、どのように(方向、強さ、速さ)動くかということによって、次のような13種類に分類することができます。それぞれの動きには意味があり、自分が表現しようとする内容と身体の動きがうまくかみあったとき、よく意味が分かるようになります。
人間の身体は、次のような三つの方向に動きます。
1.回転の動き 内側に回転/外側に回転
2.上下の動き 上に動く/下に動く
3.前後の動き 前に動く/後ろに動く
そして、それぞれの動きは、以下のような13種類の動きに分類できます。
人の動きは、これらの13種類の動きの組み合わせから成り立っています。
1.一点注意の動き(詳細はこちら)
自分が向いている方向(内側)をはっきり指し示す動きで、自分や相手の注意を一点に引き付ける働きがある。
2.注意不明の動き(詳細はこちら)
自分が向いている方向(内側)をあいまいに指し示す動き で、ものごとをはっきりさせないという働きがある。
3.全体注意の動き(詳細はこちら)
身体を内側から外側に大きく開く動きで、広く全体に注意を拡散させる働きがある。
4.不注意指示の動き(詳細はこちら)
自分が向いていない方向(外側)を指し示す動きで、相手の注意をそらす働きがある。
5.攻撃の動き(詳細はこちら)
上から下に向かって力を入れる動きで、強い自信や主張を表す働きがある。動画は「攻撃の動き」が得意な人のうなずきの例。
6.虚脱の動き(詳細はこちら)
上から下に向かって力を抜く動きで、攻撃性がないことを表す働きがある。
動画は「虚脱の動き」が得意な人のうなずきの例。
7.協調の動き(詳細はこちら)
下から上に向かって力を抜く動きで、相手に賛同し受け入れることを表す働きがある。動画は「協調の動き」が得意な人のうなずきの例。
8.独断の動き(詳細はこちら)
下から上に向かって力を入れる動きで、相手を威嚇し主張を曲げないことを表す働きがある。動画は「独断の動き」が得意な人のうなずきの例。
9.接近の動き(詳細はこちら)
前に向かってゆっくり進む動きで、積極的で前向きなことを表す働きがある。動画は「接近の動き」が得意な人が名刺を渡す例。
10.突進の動き(詳細はこちら)
前に向かって勢いよく進む動きで、唐突に、強引に、物事を進める働きがある。動画は「突進の動き」が得意な人が名刺を渡す例。
11.機敏の動き(詳細はこちら)
後ろに向かってすばやく下がる動きで、すぐにテキパキと対応することを表す働きがある。動画は「機敏の動き」が得意な人が名刺を渡す例。
12.退避の動き(詳細はこちら)
後に向かってゆっくり進む動きで、消極的で慎重であることを表す働きがある。動画は「退避の動き」が得意な人が名刺を渡す例。
13.不動の動き(詳細はこちら)
コミュニケーションにおいて、ほとんど身体を動かさずじっとしている動きで、感情を表に出さないという働きがある。静止画のみ、動画はありません。
| 固定リンク
最近のコメント