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2012年12月 5日 (水)

ソラマチ商店街「接触・引き込み・回遊型店」⑤

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2012年5月22日に開業した「東京スカイツリー」。開業から約5ヵ月が立ちますが、当初の関係者の予想を上回る集客数が続き、いまやすっかり日本を代表する観光名所となっています。
巨大な電波塔である「スカイツリー」もさることながら、その足もとには312店舗(開業時)の大商業施設「東京ソラマチ」が存在しています。
いったいどんな店が出店しているのか?「東京ソラマチ」に客が引き付けられるのはなぜなのか? その店舗と接客を観察してみましょう。

■ソラマチ商店街 「接触・引き込み・回遊型店」⑤
※各店の分析に関しては、今後も追跡調査を続け、随時修正し更新していきます。

イーストヤード1階に位置する全長約120mの通路に、食品、雑貨、カフェなどの店35店舗が並んでいます。ここは押上駅からスカイツリー本体に向かう通路の役割を果たしている、大変通行量の多い好立地です。この立地に恵まれた「ソラマチ商店街」にはいったいどんな構造の店が出店し、どんな接客をしているのでしょうか?「ソラマチ商店街」の動向は、これからの繁盛店の傾向を探るための大きなヒントを提供してくれそうです。

私達は、店を分析するために、「商品空間」「店員空間」「客空間」の三空間のレイアウトの仕方によって4つの構造に分類しています。
1.接触型店
2.引き込み型店
3.引き込み・回遊型店
4.接触・引き込み・回遊型店

店の構造は、扱い商品、販売方法などと深い関係を持ち、店員(販売員)の接客アクションを左右する非常に大切なものです。35店舗の店を4つの構造に分類してみるだけでも、大変興味深い事実が見えてきます。

●スリーフォータイム (バッグ/雑貨) ㈱ジオン商事
  店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
           ・・・東京ソラマチ・ソラマチ商店街

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この店を含めて今回ご紹介する三店舗は、すべて「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」の構造をした、セルフ販売方式の店舗です。

従来の日本の商店街には、ここでご紹介するような店舗構造と販売方法を採用した店は、一店も存在してはいませんでしたが、このソラマチ商店街では、この構造と販売方法を採用した店が中心となっています。

その一番の理由は、この商店街が、毎日多くの回遊客でにぎわっていることです。この商店街のように毎日大勢の通行客がある場合に限っては、コンビニやドラッグストアのように非常にたくさんの商品アイテム数が無くても、セルフ販売方式を採用した店として十分に成立することができます。

この店では、何人かの店員(販売員)が客の回遊通路に出ていますが、陳列商品を整えたり、商品の補充をしたりなど、客を引きつける作業中のアクションを行っています。何人かの客が店頭や店内にサクラパワーを生み出すと、店全体のなわばりは解除され、より一層入りやすい店となります。




●ルピシア (紅茶/緑茶) ㈱ルピシア
  店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
           ・・・東京ソラマチ・ソラマチ商店街

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この店も「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」のセルフ販売方式の店です。

奥行きの狭い店ですが、通路に沿って間口が広く、通行客から直ぐに店内が見渡せる構造となっています。

セルフ販売方式のために、買うか買わないかに関係なく、客は気軽に商品空間を冷やかすことができますが、客が一人もいない場合は、多少入りにくさを感じさせます。

しかし、何人かの客が店内を回遊したり、店頭の商品空間に立ち止まったりして、サクラパワーが生じると、その様子が通行客から大変よくわかるために、非常に冷やかしやすい店となります。




●パーティ リコ (バラエティ雑貨ショップ)㈱国井産業
  店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店
           ・・・東京ソラマチ・ソラマチ商店街

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この店は、「店員空間がある、接触・引き込み・回遊型店」で、典型的なセルフ販売方式の店です。

店名通り、バラエティ豊かな雑貨を冷やかすだけでも気軽に入れるこの店は、通行客の非常に多いソラマチ商店街にはぴったりの店だと言えるでしょう。

碁盤の目のように配置された商品空間は、店員(販売員)や他の客からの死角を生み出し、より一層冷やかしやすい商品空間となっています。

そして、この店の店員(販売員)のアクションは、レジカウンターで清算作業を行う接客中のアクション、回遊通路に出て商品を補充する作業中のアクション等、すべて客を引きつける店員(販売員)のアクションとなっています。

※次回も、東京ソラマチ商店街の「接触・引き込み・回遊型店」をご紹介します。

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